名前変換無極短小説
※狂・グロ・微裏…含有※
shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2013-01-13(日)
見返りはキミ(赤)
レッドさんは親切でいつも私にプレゼントをしてくれた。
「ほのおのいしだよ。ブースターに進化させたいって言ってたでしょ?」
「げんきのかたまり。リーグで苦戦してるってきいたから」
「がくしゅうそうち。コイキングを育てるなら便利だよ」
レッドさんは頻繁に現れては私に届け物をするようにトレーナー便利グッズをくれた。
(レッドさんは優しいし物知りだなぁ。いつも私が一番欲しいものをくれるなんて)
『お前、あんまり他人からホイホイもらうなよ。見返りを求められたらどうするんだ』
前にもらったものをシルバーくんに自慢していると呆れたようにシルバーくんが言った言葉を思い出した。
(確かにもらってばかりじゃ悪いもんね。ちゃんとお返ししなくては!)
「ありがとうございますレッドさん。いつももらってばっかりで…。今度お礼にクッキーでも焼きますね」
もらったがくしゅうそうちをコイキングに持たせてお礼を言うとレッドさんは目を細めてにっこり笑った。
「クッキーもいいけど、お礼はキミがいい」
「え…?わ、私ですか?」
(私がお礼になるんですか?と言うか具体的にどうしたらお礼が私になるんでしょうか?)
パニックになった私の頭をレッドさんが優しく一撫でした。
「可愛い」
ぼふん!
(その表情は反則です!)
何だかドキドキして死んじゃいそうなので昨日レッドさんにもらったげんきのかたまりをカバン越しにギュッと握りしめた。
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Ciao!Ciao!
Buonanotte!
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