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名前変換無極短小説 ※狂・グロ・微裏…含有※ shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2012-11-11(日)
二律背反(不二)

※エロだけど真面目
















周助とのセックスは安心するから好き。
私たちにとってセックスはスキンシップであり、そんなに大事(おおごと)ではない。
最初は好奇心から始まった戯れが、いつの間にか私たちを繋ぐ確かな手段になっている。


「背ぇ、伸びたね」


「ふふ、成長期だからね」


終わった後はふかふかの布団に素肌をくるませて他愛もない話をする。
彼氏とセックスをすると辛かったり泣きたい程嬉しかったり、波が激しいけど慣れ親しんだ幼なじみとのセックスは何かを共有するように静かだった。
すごく安心する。


「彼とは上手くいってるの?」


「うん。大好きなんだぁ」


周助のお腹に頭を乗せてぐりぐりと後頭部を動かす。
そうすると周助はくすぐったそうに笑って、優しくポンポンと私の頭を撫でてくれる。


「良かったね」


「うん」


彼氏がいるのに、ただの幼なじみとこうやってセックスするのはよろしくないことだと思う。
でも私は彼氏が大好きだから周助が彼氏だったら良かったのにとは思わない。
周助も私を彼女にはしない。


私たちは誰よりも近くて、誰よりも交わっているのに、何よりも一緒ではないの。


(もしかしたら周助は私の片割れなのかもしれない)


本当は一つだったはずなのに二人になってしまった。
こうやって互いの体で繋がると安心するのは多分元々一つだったからだ。


大切だよ周助、私の半身。


祈るように指を絡めた。
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Ciao!Ciao! Buonanotte!
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