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名前変換無極短小説 ※狂・グロ・微裏…含有※ shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2012-10-15(月)
どうして(カヲル)



なぜ



渚カヲルという人間は面白い。
すました顔をして、口を開けば『なんで?』と『どうして?』と幼児のように絡んでくる。
面倒だなぁと思って無視をすると「なんで無視するの」と拗ねる。
拗ねた様子が可愛くて、「渚は面倒だけど可愛いね」と頭を撫でると、頬を赤らめて怒る。


「あ、そっか、碇と似てるんだ」


面倒だけど、可愛い。やっぱり面倒な男の子。そして時々男の子男の子してる。


「誰とシンジくんが似てるって?」


キョトンと渚が首を傾げて、興味深いと目が語る。


「渚と、碇が」


私は面白い発見をしてしまったと笑った。でも渚は笑わない。傷ついた表情をしていた。渚は碇が好きだから、似てると言われて嬉しいのではないだろうかというのは私の邪推だったか。


「僕とシンジくんは似てないよ」


「そっか。ごめんね渚」


「なんで謝るの?」


また渚の口癖がでた。


「渚が傷ついた顔をしたから」


私がポンポンと頭を撫でると渚は泣く一歩手前のような顔を見せた。


「君はずるい」


「えー…、ごめんごめん」


抱きしめて頭と背中をポンポンと撫でると渚はすごい力で抱きしめ返してきた。
しかし細いなぁ。


「僕の心が読めるなんてずるい」


「読めるかーい」



全く、渚カヲルという使徒は面倒だ。









初カヲル.
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Ciao!Ciao! Buonanotte!
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