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名前変換無極短小説 ※狂・グロ・微裏…含有※ shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2012-07-07(土)
隙があるというならば!(雲雀)



兄、ディーノを追って日本まで来たけど肝心のディーノはキョウヤに夢中で今日も学校の屋上で特訓中らしい。ロマーリオに見ていくかと言われたけど私はあまりそういうのに興味ないから応接室?のフカフカソファーで日本メーカーのインスタントコーヒーを飲みながら読書をしていた。


(……ねむ)


日当たりよし、気温湿度よし、そして何より初めての部屋なのに何故か落ち着けるこの空間。少しだけ本を横に置いて目を閉じた。


ウトウト


突如感じた気配に目を開けると同時に懐に忍ばせた銃を取り出し引き金を引いた………つもりだった。


「……油断も隙もないわ」


「君は隙だらけなのか隙がないのか分からない。いつも逃げるくせに、こうして捕まえてくれと言わんばかりに僕の前で隙を見せる」


キョウヤが体重をかけてのしかかる。
吐息が掛かるくらい近づけられた顔。


「わざと見せてるっていったら?」


「じゃあ君の兄共々大人しく咬み殺されなよ」


「あーあ、キョウヤって本当にデリカシーがないのね。そこでディーノを出してくる?そんなんだとモテないわよー」


チュ


掠める程度に唇を寄せるとキョウヤはすっかり固まってしまって、何だか笑えた。



隙があるというならば、襲ってみなさいよ





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