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名前変換無極短小説 ※狂・グロ・微裏…含有※ shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2011-07-25(月)
好きで、ごめん(赤)

※レッドくんと2人で不毛な片思いです









女は愛される方が幸せなんて、全くの嘘っぱち。だってレッドくんに好きでいられてもわたしは幸せじゃない。むしろ苦しい。だから、ね。


「振り向かない女をずっと好きでいてもレッドくんも悲しいだけだよ」


だってその苦しみ、悲しみはわたしも知ってるから。レッドくんはじっとわたしを見つめたまま動かなかった。


「…そう言われて気持ちをリセット出来たなら僕も君も今こんなに辛くないよ」


ゆっくりと言い聞かせるような言い方だ。優しいけど、その優しさが辛い。一方通行なこの愛のベクトルは、わたしがレッドくんに向けるだけでわたしもレッドくんも、わたしに想われて不幸な彼も幸せになるのに、それが出来ないわたしがごめんなさい。


「ごめんなさい、レッドくん。ごめんなさい」


わたしに泣く資格はないけど、胸が潰れるようなこの痛みとかをどうしたら昇華できるだろうか。何に対して謝っているのか。レッドくんを好きになれないわたし、レッドくんの想いを迷惑だとほんの少しでも思ったわたし、わたしもきっとあの優しい彼を困らせて苦しませているだろう。


「謝らないで。僕も謝らないから」


抱きしめられた。
まるで
好きで、ごめん。そう言われた気がした。







レッド→あなた→グリーン→←コトネみたいな?



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