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「確認申請」とは何かというと、
増築をしたい建物の一部だけではなくて、
その建物全体が建築基準法にマッチしているかどうかを確認するための申請を指します。

というのも、阪神淡路大震災、
東日本大震災といった地震被害が増えている昨今、
建築基準法のほうもそれに合わせて次々と改正されています。

建築基準法の大きな改正は平成１５年にありました。
それ以前に建てられた建物は、いまの建築基準法を満たさない、
「既存不適格物件」とみなされています。 

ですので、増築の前に、
いまの建築基準法を満たす建物であるかどうか、
「確認申請」が必要なのです。

さきほど触れたように、平成１５年以降の建物なら増築が可能です。
しかし、平成１５年以前の建物については、場合によっては「確認申請」が必要です。

そして建築基準法を満たしていないことが分かった場合には,
まず耐震工事を行って建築基準法を満たしたあとで、増築工事をすることになります。

「確認申請」が不必要な場合もあります

10平方メートル以内の規模であれば、増築するときに「確認申請」をとる必要はないです。

とはいえ、「確認申請」の書類提出が必要ないとは言っても、
増築後の建物についてはきちんと建築基準法を満たすようにしなければなりませんよ。

まとめると、現行の建築基準法に沿った小規模の増築は「確認申請」が不要です。
また、建築基準法にそもそも適合していない建物なら、
些細な工事であっても「確認申請」が必要ということです。

もしご自宅が「既存不適格物件」なら、
増築だけでなく耐震工事が必要になります。
しかしリフォーム業者や工務店と相談すれば、安心して工事を進めることができますよ。

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