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チリワインは有名になったけど、同じ南米のアルゼンチンワインはどうなんだろうね？いいワインがあるってよく聞くよ。アルゼンチンのワインの法律とか、歴史とか紐解いてみるね。

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プリ帳

アルゼンチンワインの特徴南アメリカ人陸の南部に大きな逆三角形の国土をもっアルゼンチン。その面積はアメリカ合衆国の3分の1にあたり、北から南へ約3,200kmにわたって広がっています。ワインの生産地は、国土の西側を走るアンデス山脈とその東の麓に沿った地域の、南緯22度から40度の間に広がります。大陸性気候のアルゼンチンは、標高1,000mクラスの地に降り注ぐ太陽と、雨が少なくアンデスから吹き降ろす風により乾燥した気候条件が、ぶどう栽培に理想的な条件を生み出しています。また、アンデスの雪解け水を利用した灌潮や、夏季には昼夜の気温差が40度に達することで、凝縮した質の高いぶどうを得ることができます。このような恵まれた条件のもと、ワインの年間生産量は、世界第5位となっています。アルゼンチンの、ぶどう栽培地域は、アンデス山脈東麓の南北に沿って、北西部、中央西部、南部に分けられます。このうち全栽培面積の約90%を占めるのが中央西部で、なかでも主要生産地のメンドーサには有名なワイナリーが集中しています。アルゼンチンのワインはかつては国内消費率が高く、デイリーワインの生産がほとんどでしたが、近年は海外からの最新情報にもとづいた栽培・醸造技術の向上とともに高品質ワイン造りが急速に増加しています。アルゼンチンを代表するマルベックやトロンテスなどのぶどう品種の個性にも注目が集まり、世界市場でも人気が上昇しています。アルゼンチンワイン法アルゼンチンワインの歴史かつてスペインの植民地であったアルゼンチンは、その支配下の時代に、ぶどうが持ち込まれました。時は16世紀の初頭。スペイン人宣教師によりぶどうが紹介されたといいます。1580年代にはぶどう栽培が始められ、それと同時にワイン造りも始まりました。そして19世紀には、ヨーロッパからの移民などにより醸造技術や栽培技術が伝えられ、アルゼンチンのワイン産業は大きく発展します。フランスやイタリアのぶどう品種、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、シャルドネなども持ち込まれ、アルゼンチンのぶどう栽培に適した気候風土が良質のぶどうを育むようになりました。 1990年代に入ると、多くの外国資本が流入したことから、近代的な醸造が本格化。高級ワインの生産にも取り組んでいます。主なぶどう品種としては、赤ワイン用としてマルベック、カベルネ・ソーヴィニヨンなど、白ワイン用としてはシャルドネ、シュナン・ブラン、トロンテスなどがあげられます。一般に、赤は美しいルビー色で果実味が豊かで力強いのが特徴。白ワインは凝縮感のある調和のとれたものが多くなっています。

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