YMS-14(MS-14S)
先行量産型ゲルググ
GELGOOG

頭頂高:19.2m(21.0m説あり)
本体重量:42.1t
全備重量:73.3t(102.0t説あり)
出力:1,440kw
推力:61,500kg
センサー有効半径:6,300m
装甲材質:超硬スチール合金
主な搭乗者:ジーメンス

武装
ビームライフル
改良型ビームライフル
RA-2型ビームキャノン
360mmジャイアント・バズ
ロケットランチャー
3連装ミサイルランチャー
ラッツリバー3連装ミサイルポッド
ビームナギナタ
シールド
バックラーシールド

本機は、ジオニック社がジオン公国軍の次期主力MSとして開発したMS-14ゲルググの先行量産型。
ジオン公国軍の次期主力MSの座を、ツィマッド社から競合機として提出されていたYMS-15ギャンと争い、圧倒的な大差をつけて主力MSとして制式採用された。
しかし、ジオン公国軍内では既にゲルググの制式採用が決定しており、このコンペティションは形式的に行われたものだったという噂もある。
ジオニック社は、先だって行われた宇宙用MSのコンペティションにおいて、ツィマッド社のMS-09Rリックドムに敗れたMS-06R-2高機動型ザクU後期型のデータをベースにゲルググの開発を進めた。
ゲルググの開発にあたり、ジオニック社は地球連邦軍のMSを意識したコンセプトに基づいて着手したという。
すなわちエネルギーCAPを搭載したビームライフルと、格闘兵器としてのビームサーベルの採用である。
4機製造されていたMS-06R-2のうち1機をゲルググ開発のための実験機として、ジェネレーター出力を向上したMS-06R-3Sへと改修し、ビームライフルの開発が続けられた。
ビームライフルの開発には、MAや水陸両用MSのビーム兵器開発で高い技術を持っていたMIP社が参画して進められたが、その実用化には機体完成から3ヶ月ほど(2ヶ月という説もあり)遅れてしまったという。
当初ゲルググの開発プランはMS-11として進められていたが、開発の過程でMS-11という型式番号はアクト・ザクに譲ることとなり、ゲルググはMS-14へと改められている。

様々な苦難を乗り越えて完成し、量産化が決定したゲルググは、宇宙世紀0079年10月にまず先行量産型25機が生産された。
このうち1機は赤く塗装されてシャア・アズナブル大佐に届けられ、残りの24機は高機動型バックパックおよびビームライフルの遅れを補うために開発されたビームキャノンパックといったオプション装備とともに、エースパイロット部隊であるジオン公国突撃機動軍特別編成大隊「キマイラ」隊へと配備されている。
このオプション装備を装着した機体は、それぞれMS-14B高機動型ゲルググ、MS-14Cゲルググ・キャノンと呼ばれ、キマイラ隊で試験運用された。
キマイラ隊にはこれ以外にも増設コンフォーマルタンクや脚部大型ブースター、改良型ビームライフルなど様々な試作品が届けられ、隊員達は自分の戦闘スタイルに合わせて機体をカスタマイズしていたという。
シャアはこれらのオプション装備を施さずに搭乗しており、このノーマル状態の先行量産型ゲルググはMS-14Sと呼称する。
ジオン公国軍において「S型」は多くの場合「指揮官用」を意味しており、MS-14A量産型ゲルググの指揮官用カスタム機もMS-14Sと呼ばれることがあった。
先行量産型のノーマル状態がMS-14Sとされたのは、25機すべてが指揮官クラスのパイロットに支給されたためだと思われる。
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