MS-14G
陸戦型ゲルググ
ヴィッシュ・ドナヒュー専用機
GELGOOG GROUND TYPE
VISCH DONAHUE USE

頭頂高:19.2m
本体重量:42.1t
全備重量:45.1t
出力:1,440kw
装甲材質:超硬スチール合金
搭乗者:ヴィッシュ・ドナヒュー

武装
ビームナギナタ
ビームライフル
ビームマシンガン
腕部グレネードランチャー
アーム・ガトリング
シールド

本機は、ジオン公国オーストラリア駐屯軍アリス・スプリングス支隊のMS部隊隊長ヴィッシュ・ドナヒュー中尉の専用機。
彼の陸戦型ゲルググは緑で塗装されており、腕部にはグレネードランチャーとアームガトリングが装備されていた。
ドナヒュー中尉は、機動力を生かした電撃戦を得意としており、通常の装備で倍の時間戦闘が出来、更に3倍の戦果を挙げることから「荒野の迅雷」の異名で敵味方に広く知られている。
また、殿軍を好んで勤め無事帰還することから自軍の兵士達の信頼を集めていた。
彼は個人戦より集団戦を重視しており、部下達には個人ではなく部隊の一員として戦う事を徹底させたという。
この方針と優秀な実績から、一時期戦線を離れ教官として新兵の教育に専念したこともある。
アリス・スプリングス駐屯基地において地球連邦軍の遊撃MS小隊「ホワイトディンゴ」と交戦するが、この時、市民への被害を最小にとどめるため、更には内々だが既に戦略的には拠点放棄する方向だったこと、また昔の恋人でもあるマヤ・コイズミ率いる鉄道大隊が物資輸送のためにアリス・スプリングスを通過しようとしたこともあり、敵軍でしかも奇襲してきたホワイトディンゴ隊に休戦を呼び掛けるなど、柔軟性に富んだ面もあったという。
アリス・スプリングス駐屯基地を放棄した後は後方に下がり、兵士の教育訓練に専念していたが、オーストラリア駐屯軍司令官ウォルター・カーティス大佐の密命を受け、秘密裏にキシリア・ザビ少将直属の特殊部隊「局地戦戦技研究特別小隊」(通称マッチモニード)の妨害・抹消工作を行う任務に就いていた。
その任務の中で、味方であるはずのマッチモニードよりも、敵であるホワイトディンゴ隊に大いに通じるものを感じ、友情にも似た感情を抱く。
その後、ウォルター・カーティスが発令したオーストラリア脱出作戦「月の階段」において、ヒューエンデン基地から撤退する友軍が乗ったHLV打ち上げの時間を稼ぐため、陸戦型ゲルググに搭乗して出撃。
ホワイトディンゴ隊隊長マスター・ピース・レイヤー中尉が搭乗するRGM-79SPジム・スナイパーUと交戦し、戦死した。
彼の戦死は、部下や教え子達を死なせて自分のみが生き残ることを拒否し、自ら選んだ結末だったといわれている。
一年戦争終戦を知らせる放送が流れたのは、ドナヒュー中尉が戦死した直後であった。
全てが決着した直後にドナヒュー中尉の意図を察したレイヤー中尉は、「親友になれたかも知れない」と慟哭したという。
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