MS-06S
ザクⅡ指揮官用
ZAKUⅡ COMMANDER TYPE
全高：18.0m
頭頂高：17.5m
本体重量：56.2t
全備重量：74.5t
出力：976kw
推力：51,600kg
装甲材質：超硬スチール合金
主な搭乗者：ノイエン･ビッター
武装
120mmザク･マシンガン
280mmザク･バズーカ
ヒートホーク
シュツルムファウスト
ザクⅡ指揮官用は、F型を元に指揮官やベテランパイロット用に推力を30%増すなど細部が改修された総合性能向上機。
ただし、燃料タンクの増設は行われていないため、機動性と引き換えに稼働時間は短くなってしまった。
指揮官用として通信能力を強化するため、ブレードアンテナが標準装備されている他、各部の姿勢制御サブスラスターや、ランドセルのバーニアがF型に比べて増加･大型化している。
また、特に改造を施さずとも、宇宙と地上の両方で活動できたという。
もっとも分かり易いF型との外見上の違いはブレードアンテナだが、指揮官機の識別のためにF型にブレードアンテナだけをつけた機体も存在するため、ブレードアンテナを装備したザクⅡが全てS型とは限らない。
純粋なS型は約100機生産されたと記録されている。
ザクⅡ指揮官用を愛機としたエースパイロットの中で特に有名なのが、機体を赤(ピンクとワインレッド)く塗装していた｢赤い彗星｣ことシャア･アズナブル少佐(当時)であった。
シャアは本機の性能と、類い希な操縦技術で、通常のザクⅡの3倍のスピードを出したともいわれている。
他にも、機体を黒(ブラックとグレーとパープル)く塗装していた黒い三連星や、真紅(クリムゾンレッドとブラック)に塗装していたジョニー･ライデン大尉(当時)、また、ブルーとイエローのパーソナルカラーで知られるロバート･ギリアム大尉(当時)や、ギレン･ザビ親衛隊として有名なエリック･マンスフィールド中佐(当時)、東アフリカ方面軍第3突撃機動師団の司令官ノイエン･ビッター大佐(当時)など、数多くのエースパイロットが本機に搭乗していた。
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