フルアーマーガンダムは、RX-78ガンダム以降の新型MS生産計画によって生み出された試作モビルスーツの一つであり、一年戦争末期の地球連邦軍内で極秘裏に開発が進められた。 本機の開発は、FSWS(Full armour System and Weapon System)と呼ばれるガンダムの改良プランに則っており、簡易装着型の増加装甲と武器で身を包んでいる。 増加装甲により重量は増したものの、装甲自体に装備された補助推進装置によって、機動性を損なわずに耐久力を強化することに成功した。 武装はどれも強力で、当時の携行兵器としては破格の火力を持つ「2連装ビームライフル」、肩部・膝部から小型ミサイルを発射する「ミサイル・ベイ」、背中に装備された「360mmロケット砲」など、その火力は宇宙戦艦1隻分に相当するという。 ニュータイプ部隊による集中運用も計画されていたが、そのハイスペックゆえに生産は難航したといわれている。