高機動型ジオングは、MSN-02ジオングの機動性を更にアップさせた改造機。 ジオングは脚部を廃して宇宙戦に特化することで機動性の向上が図られていたが、脚部によるAMBAC(能動的質量移動による自動姿勢制御「Active Mass Balance Auto Control」)が不可能なためMSとしての運動性能は低下していた。 これを改善するため、高機動型ジオングは肩部に可動式スラスターを増設しており、スラスターの向きを変えるだけで失速する事なく急激な方向転換が可能となっている。 また、スカート部分のバーニアも、より強力なものに換装しており、モビルアーマーをも越える機動力を手に入れた。 武装は、両腕部の有線制御式5連装メガ粒子砲、および頭部メガ粒子砲と腹部メガ粒子砲はそのままで、肩部スラスターに有線制御式プラズマリーダーを追加している。 プラズマリーダーとは、搭載された熱核反応炉によってプラズマ結界を発生し、結界内部に捕らえた敵機にダメージを与えるもので、結界内部に入ってしまえば敵味方の区別無く攻撃が行われるため運用が難しい。