MS-14A
ゲルググ
GELGOOG

頭頂高:19.2m(21.0m説あり)
本体重量:42.1t
全備重量:73.3t(102.0t説あり)
出力:1,440kw
推力:61,500kg
センサー有効半径:6,300m
装甲材質:超硬スチール合金
主な搭乗者:グレニス・エスコット

武装
ビームライフル
360mmジャイアント・バズ
MMP-80マシンガン
ビームナギナタ
シールド

ゲルググは、ジオニック社が開発したジオン公国軍の量産型MS。
ジオン公国軍のMSとして初めてビームライフルを装備した機体で、スペック上の機体性能は地球連邦軍のRX-78ガンダムと互角ないしそれ以上であり、量産機としては破格の高性能機であった。
この機体が量産されるのがあと1ヶ月早ければ、一年戦争の行く末が変わっていたかも知れないとさえいわれている。
本機は大気圏内・外を問わずに運用できる汎用機として開発されたため、大気圏内では空冷方式を併用することができ、エアインテーク、アウトレットが胸部全周に渡り設置されている他、前腕部には大気圏内での機動性向上のため、ジェットエンジン補助推進システムが内蔵されていた。
MS-06ザクUの様な露出型の動力パイプは格闘戦時に破壊されることが多かったため、本機では内装型とされている。
スラスターは腰部スカート内、脚部フレア内に設けられており、熱核ジェットエンジンは大気圏内ではジェットエンジンとして機能することが可能。
これらスラスターの開発にはツィマッド社の技術が投入されたといわれている。
ビーム兵器を搭載するため、本機のジェネレーターは大型化されており、このジェネレーターのベースとなったのは水陸両用MSのものだが、冷却水を利用することはできないため、新たな冷却装置が開発された。
ビームライフルの開発はMIP社や兵装メーカーALBERT社の協力により達成され、このビームライフルは本体部分はコンパクトながらストックが固定装備されていたためかなり長大であり、地球連邦軍のビームライフルに較べて取り回しが悪いのが欠点である。
また、機体本体に対し開発・配備が遅れたため、前線では360mmジャイアント・バズやMMP-80マシンガンなど他の武装を使用することもあった。

量産化が決定したゲルググは、宇宙世紀0079年10月にまず先行量産型(YMS-14)25機が生産され、その後、サイド3のジオン公国本土、月面グラナダ基地、宇宙要塞ア・バオア・クーなどの各工廠で量産型(MS-14A)としての本生産が開始された。
ゲルググ全体の生産数は738機にも及んだという。
量産型ゲルググは先行量産型と外観上大きな差異は見られないが、緑の胴体にグレーの四肢という塗装が制式採用されている。
しかし、開発が遅れていたビームライフルの本格生産が11月だったため完全な配備が遅くなり、一年戦争の最終決戦となったア・バオア・クー攻防戦に参加したのは僅か67機だった。
ゲルググの実戦配備は熟練パイロットの不足した一年戦争末期であり、多くが学徒動員の新兵によって操縦され、訓練不足のために機体の性能を十分発揮できないまま撃破されることが多かったという。
更にその学徒兵の中でも、機種転換が間に合わなかった古参パイロットと隊列が組める操縦技量を有する者はMS-06ザクUやMS-09Rリックドムに搭乗し、ただの数合わせの学徒兵がゲルググを受領したとされている。
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