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※偽嘉音の設定が相変わらず妄想なうえ学パロです;;苦手な方は回覧注意です、すみません…!






























「今日送るから」

「いいわよ、そんなの」


腹立つ。


「まあそう言いなさんな。」

「うるさい!いいって言ってるでしょう!?」


腹立つ。


「あ、おい」


何よあいつ。あの子の双子で、あの子とそっくりなのはいいわよ?でもね、私はあの子がすきなの。あんたじゃないのよ。


「どこ行くんだよー」

「どこでもいいでしょう!?」


教室を飛びだして向かう先はあそこ。イライラとか全部、吐き出せるところ。



















*******

教室の前に来て、扉ごしに聞きなれた声。


「ねえ聞いて!聞いてよお!」


レヴィアタンの声だ。


「あの女また私のモノに手ぇだしたのよお!うああああん!」

「それで?次は何をしたの、レヴィア姉」

「え、聞きたい聞きたい?聞きたいよね、ふふっ」

「とっても聞きたい。レヴィア姉が次は何をしでかしたか…、場合によっては風紀委員として対処させてもらうけど」

「う…、やっぱりいいわよ…!ベルフェゴールのばかあ!アスモに聞いてもらうもん!ああああん!」


レヴィアタンが教室の扉をあける。目の前には見慣れた白髪。


「サタン!」

「レヴィア姉次なにしたのよ。」

「べ、ベルフェゴールの前で言えないわよ、ばか!」


そう言って廊下を駆け出すレヴィアタンの背中を見送り、やっと教室に足を踏み入れる。


「次女に続いて三女…面白い順だね、…サタン姉」

「あんたレヴィア姉の相手して疲れない?」

「あれはあれで弄りがいがあるから別に疲れる訳でもないよ。ただちょっとしたさじ加減だね。調子のりすぎると血を流すことになる」

「あんた姉妹の中の愚痴やらなにやら吐き出されてるものね。お疲れ様。」

「ありがと。…それでサタン姉。また彼の事?」


ベルフェゴールが紅の瞳をサタンに向け、怪しく光らせる。


「勘がいいのね。」

「勘、…っていうかサタン姉の愚痴はいつも彼でしょう?」


ベルフェゴールがくすくすと、からかいを込めた笑いをする。


「よくわかってるわね。」

「で?今日はどうしたの」

「送る、ですって。まあ荷物持ちとして役に立つんだけど毎日はね…友達と帰れないし」

「サタン姉友達いたの」

「あんた殺されたいみたいね」

「ごめんなさい」


サタンが鋭い眼光で睨み付けるとベルフェゴールは言ってしまったことを後悔する。…今のサタンはかなり機嫌が悪いと察して。


「いつもいつも無駄に構ってきて…そのくせ他の女にもべったり…あんなやつ、大嫌いよ…っ」

「…サタン姉…きっとそれは、」


大嫌いじゃなくて…ベルフェゴールはその言葉を飲み込む。何故?それは彼女にしかわからないなんらかの理由があるからだろう。
そして彼女は理解する。他の子にちょっかいを出すのはサタンに妬いてほしいから。そしてサタンはその作戦のようなものにまんまとひっかかっている。


「…なによ。」

「ううん。なんでも。それでサタン姉は教室にもどるの?」

「まさか。ベルゼブブの所にでも行ってなんかつまんでくるわ。それから7時くらいまでいろいろと」

「そう。お疲れ様」

「あんたこそ。それじゃあね。ありがとう」


サタンが出ていったそのあと、ベルフェゴールだけがその空間に残された。














******


もうじき7時。そろそろ教室へ鞄を取りに行く。


「うえ…ベルゼブブ、あいつケーキに生クリームつけすぎなのよ…」


生クリームたっぷりのベルゼブブのケーキに気持ち悪さがこみあげてくる。
それをぐっと我慢し、おぼつかない足取りで教室の前までたどり着く。


「本当、気持ちわる…」


がらっ、そんな音をたてて扉をあける。


「おー、おせーぞォ」

「!?」


あの大嫌いな声。俯いていたサタンはばっと顔をあげる。


「あ、あんたなんでいるのよ…」

「んー?送るって言ったろ。ささ、もう帰ろーぜ」

「や、やめてよ…!」


伸ばされた手を勢い良く振り払う。


「あ、あんたおかしいのよ…!こんな身勝手な女なんか放っておいて帰ればいいのに、本当おかし、んむっ」


目の前の男に頬をむにっと摘ままれる。


「ばーかばーか。んなの俺が一番わかってんだよばーか。」

「んな…っ」

「俺だって出来ることならこんなじゃじゃ馬で短期な女とは関わりたくねえの。わかる?」

「…っ」


サタンは怒りに体を震わせる。
そっちがかってに寄ってくるのに、なんで私がこんな屈辱を、サタンの瞳が鋭く男を睨み付ける。


「それでも仕方ねえだろ。惚れたんだ。」


ぱっと摘ままれた頬が解放される。


「…馬鹿じゃないの。」

「馬鹿だけどどうしたよ。」

「本当、救いようのない大馬鹿よ…っ」

「そうみてえだな。馬鹿だからこんなことやっちまった。」


男が指さす先には、サタンの机。サタンはその机に向かって一歩。また一歩と踏み出す。そして机にある書き込みを見つける。そこには、


「す、き。」


男が微笑みながらその二文字を読み上げる。たしかにその机に書かれた歪な二文字と、男の言葉には愛が感じられた。


「きったない字…」

「いいじゃねえか。ラブは込めたぜ?」

「ラブとか…合わないわよ?ばーか。」

「はは、そうかよ!」


穏やかな雰囲気。


「本当馬鹿。大馬鹿ね。」

「?」


サタンが胸ポケットにしまっておいたシャーペンを取りだし、男の机に向かう。そしてそれもまた歪。


"大嫌い"




"の"




"反対の反対"


すなわち大嫌い。


「お前も十分大馬鹿じゃねえかよ!」

「るっさいわね!」





俺のかわいいかわいいおばかなお姫様。


ごめんな。わすれものしちまった。





大を忘れてた。





改めて、大すきだぜ!










(それにまた反対をつけると?)


(大好き。って何言わせるのよ馬鹿!)























*************

ああああまたまたお馬鹿な話すみません…!偽嘉音とサタンで馬鹿馬鹿言い合いしてますが一番馬鹿なのは私です…すみません…;;それに纏める力がなくだらだら長くなってしまい本当に申し訳ありません…!で、ではでは!あ、あれ最近の更新偽嘉音率たかすぎないか?}(´ζ`)

08/09/03


あきゅろす。
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