ヒューゴ×リオン
▼ヒューゴ視点
今日は息子の15回目の誕生日。
私から最高のプレゼントを授けようではないか…くくくっ…。
「失礼します、お呼びでしょうか。ヒューゴ様」
まだ何も知らぬ、私の息子。
『…まずはリオン。15回目の誕生日おめでとう。それで、私からの贈り物がある』
「は?」
突然の私の言葉に息子は少々戸惑ったようだ。なにせ私は普段、息子の事には何一つ無関心なのだから、戸惑い、疑念を抱くのは普通の事だろう。
無意識に息子の手が腰にあるソーディアン・シャルティエに伸びる。
『何、そんなに緊張する事はない。今日はお前の日、そこに葡萄酒を用意してみた。…飲んでくれまい事はないな?』
妖笑を浮かべ、私は息子と目線を合わせる。すると了解したかの様に息子がゆっくりとこちらに歩みよる。その間に"きゅぽん"と酒の入った瓶の蓋を開ける。とぷとぷ…と用意してあるグラスへ注ぎ、『さぁ』とばかりに私は息子へとそのグラスを差し向けた。緊張した面持ちで息子はグラスを手にとった。
「あ、ありがとうございます、ヒューゴ様」
『リオン。遠慮は要らない、さぁ、15回目の生まれ来た日に乾杯しよう』
かつん。とグラスとグラスを合わせ、息子は葡萄酒を軽く口に含んだ。多少の迷いもあったはず。多少の疑いもあったはず。だが何も知らずに―息子は葡萄酒を飲んだ。
***
さて、あれからどのくらいの時が立っただろうか?
「…んっ、んんっ」
『ようやくお目覚めかね?』
まだ息子の頭は朦朧とし、きっとこの状況を理解できまい。
「…ヒューゴ、さ、ま?」
『私の可愛い息子』
「…ぅ、ッ…なに、して」
だが、この状況を理解させる時間など要らない。もうしばらく時間が経てば否が応でも自分の立場が解るであろうはずだから。くくく、楽しいショーの始まりだ。
『こんな場所、自分で触った事など無いだろうからな』
トロトロとした潤滑剤を手に絡ませ裸に剥いた肌に塗り付ける。そう、まずは胸の小さな尖りをゆっくりと、
「ひィっ?!‥」
『体は跳ねども逃げられはせんぞ?お前の体はもう、』
私が見えない糸で既に拘束しているからな。小さな粒がだんだんと熱を帯びて硬く膨らんで行く。何度も何度も2つの尖りを撫で、聞こえるのは苦しそうな呼吸音。息子はベッドのシーツを掴み、その熱を必死にどうにかしようと身をよじる。
「はぁ、ンんッ…―な、に‥これェっ」
『ふふっ、私からの贈り物だと言ったであろう?リオン』
「…ふぁ、嫌だ…こ、怖ぃ…」
『なんだ、そんなことか。億するな。全ては快感に繋げる行為だ』
またトロトロとした潤滑剤をたっぷり手に取り、今度は双丘を開き触れた事もないであろうそこへ、優しく指を這わせた。びくりと腰が跳ね、見れば息子の昂りはすでにとろけている。
「ィやぁ、だめぇっ、汚っ…!あぁっ」
『力を抜け、まずは1本目からだ』
周りの筋肉をゆっくりとほぐしながら、ほぐしながら、私は人指し指を息子の中へと侵入させていく。潤滑剤をたっぷりつけ優しくゆっくりと丁寧に。
『どうだ痛いか‥?』
「ぁ‥はぁっ、はぁ」
『くくく‥こんなに締め付けると言うことは"良いんだな"?』
呼吸を見計らい"ずぷり"と2本目の指を挿入した。「ぁぅっ‥」と喘ぎをもらし、また私の指を締め付ける。私はぐちゅぐちゅと音のする内壁を円を描きながら擦りつける。
「ぅゎぁ‥っ、へん‥変に、なるっ‥!」
『ほぉ‥お前はココが良いのだな?』
2本の指を何度も抜き差しし、最初、硬くすぼまっていた後孔はすっかりとほぐれてきた。私が息子の中にある小さく出ている突起を見付け、そこを中心に責めたててやる。すると、
「ひゃっぁぁっ、ぁ、ぁ、ぁんっ‥」
甘い声を出し、腰を振りながら鳴く(哭く)のだ。その姿が実に菅能的で。私は更にもう1本指を増やし、彼の後ろを満たしてやる。
『先程の葡萄酒の味は‥どうだったかね?あれには人の菅能を引き出す薬が入っていてね‥』
私がお前の菅能をもっと引き出し開発してやろう。私が居なくば、駄目な体に躾てやろう。くくく‥ははははは‥。
end
070802
(楽しみだ)
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