シャルティエ×リオン (性描写有)

▼リオン視点


突然、夢の世界から現実へと引き戻された。『ぎゅう』と僕の力ない自身に何かを縛りつけられたのだ。

『…!』
「あれ、お目覚めです?坊っちゃん」

そこにいたのはシャルだった。僕をみて薄く微笑んだ。シャルは僕の下半身を剥き出しにし、根元を縛り付け、それをうっとり眺めていた。僕はシャルが何をしているのか解らず、ただ、怖かった。しかしそんな僕に構わずシャルの作業は淡々と進んで行く。

『シャ…ル』
「なんです?」
『お前…何して…』
「罰です」

そう言うとシャルは僕に覆い被さった。

「昼間、ヒューゴに会いに行ったでしょう。僕はあれほど止めたのに」
『それは…』
「何をしに行ったんです?あんなの自分から"穴"を差し出しに行くようなものですよ」
『…っ』
「ほら。図星だ」

シャルは「何をされたのか言って下さいよ」と言い、僕の後孔に手を添えてきた。
シャルの瞳は僕をしっかり捕らえ、僕の視線を泳がせてくれない。

「また、どうせ…ヒューゴはマリアンを口実に坊っちゃんの身体で好き放題遊んだのでしょう」

つぷり、僕の蕾に指を入れてくる。

「その証拠に…ほら…坊っちゃんのお尻…こんなに緩い…」
『シャル…違うんだ…待って…っううっ』
「何が違うんですか」

容赦なくシャルの指が僕の体内(なか)に入ってうごめく。
僕が"止めてくれ、違うんだ"と何度言っても聞いてくれない。

『シャ…ル…っ』
「なんですか。僕の言う事を無視したくせに!」
『頼む…から…止め…っ』
「どうして…!坊っちゃんは…僕がいつもどんな想いで坊っちゃんの側にいるか…知っているでしょう…」

ずずず、と僕の体内にシャルは指を埋める。
父上とはまるで違う優しい指使いに、感じたくなくても僕の身体は反応してしまう。縛られた僕の自身は先走りを流しながらゆっくり硬さを帯びていった。

『っうぅ……』
「苦しいですか?坊っちゃんのココ、縛られてますからね」
『しゃ…る…っ』
「ねえ、何されたのか言って下さいよ」

"言わないとこうですよ"とシャルは縛られている僕の自身を上下に擦り始めた。シャルの与えてくれる刺激に僕の自身はどんどんと硬くなり、縛っているそれが食い込んでくる。

『しゃる…やめ…っ、はぁっ』
「すごい…坊っちゃんの…」
『しゃ……るっ』

シャルの刺激はどこまでも優しかった。僕にひどいことをしているようで、でも僕に触れるシャルはとても優しくて。

「坊っちゃん…」


責めるような声とはうってかわり、低く落ち着いた声でシャルが僕の名前を呼ぶ。


そして。

お願いします、もうどこにも行かないで…



シャルが振り絞るかのように出した声で、僕に呟いた。



END

12.10.30


あきゅろす。
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