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SINGLE

LAMP
ダイアモンド
体観測
ルジオン
ノースマイル
ストマン
sailingday
ルエ
ンリーロンリーグローリー
輪の唄
プラネタリウム
supernova
ルマ
のふるさと
の名
ーデー
























LAMP



小さく震える手にはマッチ 今にもランプに火を灯す
とまらぬ泪を乾かすタメ ようやく振るった なけなしの勇気
思いつく限りの夢や理想を 残らずポッケにつめこんできた
ポッケに開いてた穴を見つけて
泣き出す瞬間 呼びかける声

「ハロー、ハロー、気付いておくれ 君の中で待っていたんだよ
大丈夫、大丈夫、僕は君のハートに住む 情熱のランプだよ」

落とした夢 理想の類 それを探しさまよう道を
照らし出すよ ハートのランプ 今まで気付かなかった誇れるベストフレンド

もらえる限りの 夢や理想を 入れたカバンを大事にしてきた
そいつも誰かにひったくられて くたばる寸前 呼びかける声

「ハロー、ハロー、聞こえるだろう? 君の中にずっと居たんだよ
大丈夫、大丈夫、いつも一緒だよ君と生きる情熱のランプだよ」

失くした夢 安心の類 それを探し凍える道を
温めるよ ハートのランプ 今まで気付かなかった 頼れるパートナー

「君が強く望みさえすれば
照らしだそう 温めるよ 歩くタメの勇気にだってなるよ」
約束しろよ ハートのランプ もう一度僕を歩かせてくれ
「ヘンだな 僕は君自身だよ 自分が信じれないのかい?」
小さく震える手にはマッチ 今にもランプに火を灯す
闇に凍えるこの身を救う 最後の術は この身の中に
夢や理想 愛 安心の類 それを手にするチカラが情熱
小さく震える手にはマッチ 僕らが僕らに呼びかける声

ようやく聞こえた やっと気付いた 泪を乾かすチカラ
当たり前の事に気が付いた 自分自身知らなかった自分自身
落としたモノ 失くした類 探す道を歩ける勇気
僕の中の情熱のランプ 今にもマッチは芯に触れる

今にもマッチは芯に触れる













ダイヤモンド



何回転んだっていいさ 擦り剥いた傷を ちゃんと見るんだ
真紅の血が輝いて 「君は生きてる」と 教えてる
固いアスファルトの上に 雫になって落ちて
今まで どこをどうやって 歩いて来たのかを 教えてる

何回迷ったっていいさ 血の跡をたどり 戻ればいいさ
目標なんか 無くていいさ 気付けば 後から付いてくる
可能性という名の道が 幾つも伸びてるせいで
散々 迷いながら どこへでも行けるんだ

大事なモンは 幾つもあった
なんか 随分 減っちゃったけど

ひとつだけ ひとつだけ その腕で
ギュッと抱えて離すな
血が叫び教えてる「君は生きてる」という言葉だけは
一体どれくらいの間 助けを呼ぶ声を 無視してんだ
その背中に貼り付いた 泣き声の主を 探すんだ
前ばかり見てるから なかなか気付かないんだ
置いて行かないでくれって 泣いて すがる様な SOS

聴いた事ある 懐かしい声
なんか随分 大切な声

ひとつずつ ひとつずつ 何かを落っことして ここまで来た
ひとつずつ 拾うタメ 道を引き返すのは 間違いじゃない

やっと会えた
君は誰だい?
あぁ そういえば
君は僕だ
大嫌いな
弱い僕を
ずっと前に
ここで置きざりにしたんだ

何回転んだっていいさ 何回迷ったっていいさ
大事なモンは 幾つも無いさ

後にも先にも ひとつだけ ひとつだけ
その腕で ギュッと 抱えて離すな
世の中に ひとつだけ かけがえのない 生きてる自分
弱い部分 強い部分 その実 両方が かけがえのない自分
誰よりも 何よりも それをまず ギュッと強く抱きしめてくれ

上手に唄えなくていいさ いつか旅に出るその時は
迷わずこの唄を リュックに詰めて行ってくれ












天体観測



午前二時 フミキリも 望遠鏡を担いでった
ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい

二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た
始めようか天体観測 ほうき星を探して

深い闇に飲まれないように 精一杯だった
君の震える手を 握ろうとした あの日は

見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ
静寂を切り裂いて いくつもの声が生まれたよ
明日が僕らを呼んだって返事もろくにしなかった
「イマ」というほうき星 君と二人追いかけてた

気が付けばいつだって ひたすら何か探している
幸せの定義とか 哀しみの置き場とか

生まれたら 死ぬまで ずっと探してる
さあ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して

今まで見つけたモノは 全部 覚えている
君の震える手を 握れなかった痛みも

知らないモノを 知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ
暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ
そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている
「イマ」というほうき星 今も一人追いかけてる

背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった
宛名の無い手紙も 崩れる程 重なった

僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ
ただひとつ 今も思い出すよ

予報外れの雨に打たれて 泣き出しそうな
君の震える手を 握れなかった あの日を

見えてるモノを 見落として 望遠鏡をまた担いで
静寂を暗闇の 帰り道を駆け抜けた
そうして知った痛みが 未だに僕を支えている
「イマ」というほうき星 今も一人追いかけてる

もう一度 君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで
前と同じ午前二時 フミキリまで駆けてくよ
始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも
「イマ」というほうき星 君と二人追いかけてる












ハルジオン



虹を作ってた 手を伸ばしたら 消えてった
ブリキのジョウロをぶらさげて
立ち尽くした 昼下がり
名前があったなぁ 白くて 背の高い花
視界の外れで 忘れられた様に 咲いてた

色褪せて 霞んでいく 記憶の中ただひとつ
思い出せる 忘れられたままの花

いつだったけなぁ 傷を濡らした あの日も
滲んだ景色の中で 滲まずに 揺れていた
いつだったけなぁ 自分に嘘をついた日も
正しいリズムで 風と唄う様に 揺れていた

いつの日も ふと 気付けば 僕のそばで
どんな時も 白いまま 揺れていた
誰のタメ? 何のタメ?

生きていく意味を 失くした時
自分の価値を 忘れた時
ほら 見える 揺れる白い花
ただひとつ 思い出せる 折れる事無く揺れる

虹を作ってた 一度 触れてみたかった
大人になったら 鼻で笑い飛ばす夢と希望
ところが 僕らは 気付かずに 繰り返してる
大人になっても 虹を作っては 手を伸ばす

幾つもの景色を 通り過ぎた人に問う
君を今 動かすモノは何? その色は? その位置は?

夢なら どこかに 落としてきた
希望と 遥かな距離を置いた
ほら 今も 揺れる白い花
僕は気付かなかった 色も位置も知っていた

虹を作ってた いつしか花は枯れていた
視界にあるのは 数え切れない 水たまりだけ
大事な何かが 音も立てずに枯れてた
ブリキのジョウロが 涙で満ちてった…

まだ
虹を作ってる すがる様に繰り返してる
触れられないって事も 知りながら 手を伸ばす
名前があったなぁ 白くて 背の高い花
枯れて解ったよ あれは僕のタメ咲いてた

気付くのが 遅くて うなだれた 僕のめが
捕らえたのは 水たまりの中の 小さな芽 新しい芽

生きていく意味を また 出会えた
自分の価値が 今 生まれた

枯れても 枯れない花が咲く
僕の中に深く 根を張る

ほら ここに 揺れる白い花
僕は気付かなかった 忘れられていた名前
僕の中で揺れるなら
折れる事なく揺れる 揺るぎない信念だろう












スノースマイル



冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を
僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから

「雪が降ればいい」と 口を尖らせた
思い通りには いかないさ
落ち葉を蹴っ飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ
何で怒ってるのに 楽しそうなの?

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
こんな夢物語 叶わなくたって
笑顔はこぼれてくる
雪の無い道に

二人で歩くには 少しコツが要る
君の歩幅は狭い
出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ
振り返る君の居る景色を

まだ乾いたままの 空のカーテンに
二人で鳴らす 足音のオーケストラ
ほら夢物語 叶う前だって
笑顔は君がくれる
そんなの わかってる

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
そうさ夢物語 願わなくたって
笑顔は教えてくれた
僕の行く道を

君と出会えて 本当に良かった
同じ季節が巡る
僕の右ポケットに しまってた思い出は
やっぱりしまって歩くよ

君の居ない道を











ロストマン



状況はどうだい 僕は僕に尋ねる
旅の始まりを 今も 思い出せるかい

選んできた道のりの 正しさを 祈った

いろんな種類の 足音 を 耳にしたよ
沢山のソレが 重なって また離れて

淋しさなら 忘れるさ 繰り返す事だろう
どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は 同じ

破り損なった 手作りの地図
辿った途中の現在地
動かないコンパス 片手に乗せて
霞んだ目 凝らしている

君を失った この世界で 僕は何を求め続ける
迷子って 気付いていたって 気付かないフリをした

状況はどうだい 居ない君に尋ねる
僕らの距離を 声は泳ぎきれるかい

忘れたのは 温もりさ 少しずつ冷えていった
どんなふうに夜を過ごしたら 思い出せるのかなぁ

強く手を振って 君の背中に
サヨナラを 叫んだよ
そして現在地 夢の設計図
開く時は どんな顔

これが僕の望んだ世界だ そして今も歩き続ける
不器用な 旅路の果てに 正しさを祈りながら

時間は あの日から 止まったままなんだ
遠ざかって 消えた背中
あぁ ロストマン 気付いたろう
僕らが 丁寧に切り取った
その絵の 名前は 思い出

強く手を振って
あの日の背中に
サヨナラを
告げる現在地
動きだすコンパス
さぁ 行こうか
ロストマン

破り損なった 手作りの地図
シルシを付ける 現在地
ここが出発点 踏み出す足は
いつだって 始めの一歩

君を忘れたこの世界を 愛せた時は会いに行くよ

間違った 旅路の果てに

正しさを 祈りながら

再開を 祈りながら












sailingday



目を閉じたその中に 見えた 微かな眩しさを
掴み取ろうとした 愚かなドリーマー

伸ばした手は 閉じた目に
写らなくて 途方に暮れる
射程距離から 随分遠く 滲む

どうにかまだ 僕は僕を 辞めないで生きてる
たった一度 笑えるなら 何度でも泣いたっていいや

精一杯 運命に抵抗
正解・不正解の判断
自分だけに許された権利

sailingday 舵を取れ
夜明けを待たないで 帆を張った 愚かなドリーマー

数えたら キリの無い程の 危険や不安でさえも
愛して迎え撃った 呆れたビリーヴァー

目を開いたその先に 見える 確かな眩しさが
空になったハートに 理由を注ぐ

そうしてまた 僕は僕の 背中を押してく
たった一つ 掴むために 幾つでも 失うんだ

精一杯 存在の証明
過ちも 間違いも 自分だけに価値のある財宝

sailingday 舵を取れ
哀しみも 絶望も 拾っていく 呆れたビリーヴァー

誰もが皆 それぞれの船を出す
それぞれの見た 眩しさが 灯台なんだ

そうだよ まだ 僕は僕の 魂を持ってる
たった一秒 生きる為に
いつだって 命懸け 当たり前だ

精一杯 存在の証明
敗北も 後悔も 自分だけに意味のある財宝

sailingday  舵を取れ
冒険の日々全て 拾っていく 呆れたビリーヴァー

精一杯 運命に抵抗
決して消えはしない 僕だけを照らしだす灯台

sailingday 舵と取れ
嵐の中 嬉しそうに 帆を張った 愚かなドリーマー

誰もがビリーヴァー

永遠のドリーマー












アルエ



白いブラウス似合う女の子 なぜいつも哀しそうなの?
窓ぎわに置いたコスモスも きれいな顔うなだれてる
青いスカート似合う女の子 自分の場所を知らないの
窓ぎわに置いたCOSMOSも 花びらの色を知らないの

いつか君はブランコにゆられて
いたいけな目を少しふせて 哀しい顔でうつむいた
「アタシハヒトリデヘイキナノ」

ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくりほどくから
日なたに続くブリッジを探しておいで
哀しい時は目の前で 大声出して泣いてよ
そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…

僕の大切なアルエ 1人で見ていた夕焼け
僕もいっしょに見ていいかい?
僕も一緒に居ていいかい?
ボクノタイセツナアルエ 本当はとてもさみしんだろう
僕はいつでもそばに居る 僕がこれからそばにいる

君は人より少しだけ 不器用なだけの女の子
「ウレシイトキドンナフウニ ワラエバイイカワカンナイ…」

ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくりほどくから
笑顔を写すスライドの準備しといて!!
うれしい時は目の前で 両手たたいて笑ってよ!!
そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…

ハートに巻いた包帯も もうすぐ全部ほどけるよ
怖がらないで素顔を見せてごらん
「ウレシイトキニワラエタラ」「カナシイトキニナケタラ」
そんな寒いトコ今スグ出て こっちにおいで

ハートに咲いたコスモスが 枯れないように水をやろう
青空の下でゆれていてスゴクきれいさ
ブリッジでとったスライドは 君が生きてるって証拠さ
あたたかい日だまりの中で一緒に 手をたたこう。












オンリーロンリーグローリー



そしてその身をどうするんだ
本当の孤独に気付いたんだろう
溢れる人の渦の中で 自らに問いかけた言葉
放射状に伸びる足跡 自分だけが歩き出せずにいる
死んだ心をどうするんだ 忘れた振りして覚えてるんだろう
突き放しても 捨ててみても
どこまでも付いてくるって事
闇み守られて 震える身に 朝が迫る
置いていかれた迷子 遅すぎた始まり
さあ 何を憎めばいい
目隠しをしたのも 耳塞いだのも 全てその両手
ロンリーグローリー 最果てから声がする
選ばれなかった名前を 呼び続けてる光がある
オンリーグローリー 君がけが貰うトロフィー
特別じゃないその光が 触ることを許された光

そして僕らは覚悟した 本当の恐怖に気付いたんだよ
隠れてみても 逃げてみても いつかは照らされるって事
位置について 息を吸い込んで 吐き出して 合図を待つ
笑われる事なく 恨まれる事なく 輝く命など無い
眩しいのは最初だけ 目隠し外せほら 夜が明けた
ロンリーグローリー 大丈夫 どうやら歩ける
一人分の幅の道で 涙目画捕まえた合図
オンリーグローリー 僕だけが貰うトロフィー
一人に凍える この手が 温もりと出会う為の光

息絶えた 心を撫でた 殺したのは 他ならぬ僕だ
傷跡に 雫が落ちた
動いたんだ 僅かでも確かに
まだ生きていた、僕の中で一人で
呼吸を始めた、僕と共に二人で
僕だったから それが見えた
「おはよう、ごめんな、思い出せるかい」
孤独知ったかた また出会えた 孤独じゃない
歩き出した迷子 足跡の始まり
ここには命がある
選ばれなかったなら 選びにいけ
ただひとつの栄光
ロンリーグローリー 最果てなど無いと知る
この歩みよりも もっと速く 飛び続けてる光ならば
オンリーグローリー それこそが狙うトロフィー
特別じゃない この手を
特別と名付ける為の光












車輪の唄



錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
僕等の体を運んでいく 明け方の駅へと

ペダルを漕ぐ僕の背中
寄りかかる君から伝わるもの 確かな温もり

線路沿いの上り坂で
「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声

町はとても静か過ぎて
「世界中に二人だけみたいだね」と小さくこぼした

同時に言葉を失くした 坂を上りきった時
迎えてくれた朝焼けが あまりに綺麗過ぎて

笑っただろう あの時 僕の後ろ側で
振り返ることが出来なかった 僕は泣いてたから

券売機で一番端の
一番高い切符が行く町を 僕はよく知らない

その中でも一番安い
入場券を すぐに使うのに 大事にしまった

おととい買った 大きな鞄
改札に引っ掛けて通れずに 君は僕を見た

目は合わせないで 頷いて
頑なに引っ掛かる 鞄の紐を 僕の手が外した

響くベルが最後を告げる 君だけのドアが開く
何万歩より距離のある一歩 踏み出して君は言う

「約束だよ 必ず いつの日かまた会おう」
応えられず 俯いたまま 僕は手を握ったよ

間違いじゃない あの時 君は…

線路沿いの下り坂を 風邪よりも早く飛ばしていく 君に追いつけと
錆び付いた車輪 悲鳴を上げ 精一杯電車と並ぶけれど
ゆっくり離されてく

泣いてただろう あの時 ドアの向こう側で
顔見なくてもわかってたよ 声が震えてたから

約束だよ 必ず いつの日かまた会おう
離れてく 君に見えるように 大きく手を振ったよ

町は賑わいだしたけれど
世界中に一人だけみたいだなぁ と小さくこぼした

錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
残された僕を運んでいく
微かな温もり












プラネタリウム



四畳半を拡げたくて 閃いてからは速かった
次の日には 出来上がった 手作りプラネタリウム

科学の本に書いてあった 作り方の他にアレンジ
実在しない穴を開けて 恥ずかしい名前付けた

消えそうなくらい 輝いてて
触れようと 手を伸ばしてみた
一番眩しい あの星の名前は
僕しか知らない

天井も壁も無くなって 代わりに宇宙を敷き詰めて
窓は一度も 開けないままで 全てを手に入れた

四畳半の片隅には ここにしか無い星がある
傷付かず 傷付けないままで 君をついに閉じ込めた

近付いた分 遠ざけてて
触れる事は 諦めてた
背伸びしたら 驚く程容易く
触れてしまった

やめとけば良かった
当たり前だけど 本当に輝いてしまった
この星は君じゃない 僕の夢
本当に届くわけ無い光
でも 消えてくれない光

四畳半の窓を開けて 見上げれば現実が巡る
実在しない星を 探す心が プラネタリウム

消えそうなくらい 輝いて 消えてくれなくて
無きそうなくらい 近付いてて 届かなくて

見えなくても 輝いてて
触れようと 君の名前を呼ぶ
一番眩しい あの星の涙は
僕しか知らない

消えそうなくらい 輝いてて
触れようと 手を伸ばしてみた
一番眩しい あの星の名前は
僕しか知らない

いつだって見付けるよ 君の場所は
僕しか知らない

僕しか見えない












supernova



熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事
鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事

君の存在だって 何度も確かめはするけど
本当の大事さは 居なくなってから知るんだ

延べられた手を拒んだ その時に 大きな地震が起こるかもしれない
延べられた手を守った その時に 守りたかったのは
自分かもしれない

君の存在だって こうして伝え続けるけど
本当のありがとうは ありがとうじゃ足りないんだ
ラララ

僕らの時計の中 ひとつだけでもいいから
本当を掴みたくて 本当を届けたくて

歳を数えてみると 気付くんだ 些細でも歴史を持っていた事
それとほぼ同時に 解るんだ それにも終わりが来るって事

君の存在だって いつでも思い出せるけど
本当に欲しいのは 思い出じゃない今なんだ

君を忘れた後で 思い出すんだ 君との歴史を持っていた事
君を失くした後で 見つけ出すんだ 君との出会いがあった事

誰の存在だって 世界では取るに足らないけど
誰かの世界は それがあって 造られる

君の存在だって 何度も確かめはするけど
本当の存在は 居なくなっても ここに居る

僕らの時計は 止まらないで 動くんだ

ラララ












カルマ



ガラス玉ひとつ 落とされた 追いかけてもうひとう 落っこちた
ひとつ分の陽だまりに ひとつだけ残ってる

心臓が始まった時 嫌でも人は場所を取る
奪われない様に 守り続けている

汚さずに保ってきた手でも 汚れて見えた
記憶を疑う前に 記憶に疑われてる

必ず僕らは出会うだろう 同じ鼓動の音を目印にして
ここに居るよ いつだって呼んでるから
くだびれた理由が重なって揺れる時
生まれた意味を知る

存在が続く限り 仕方無いから場所を取る
ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない

ガラス玉ひとつ 落とされた 落ちた時 何か弾き出した
奪い取った場所で 光を浴びた

数えた足跡など 気付けば数字でしか無い
知らなきゃいけない事は どうやら1と0の間

初めて僕らは出会うだろう 同じ悲鳴の旗を目印にして
忘れないで いつだって呼んでるから
重ねた理由を二人で埋める時
約束が交わされる

鏡なんだ 僕ら互いに
それぞれのカルマを 映す為の
汚れた手と手で 触りあって
形が解る

ここに居るよ 確かに触れるよ
一人分の陽だまりに 僕らは居る

忘れないで いつだって呼んでるから 同じガラス玉の内側の方から
そうさ 必ず僕らは出会うだろう 静めた理由に十字架を建てる時
約束は果たされる
僕らはひとつになる












涙のふるさと



探さなきゃね 君の涙のふるさと
頬をつたって落ちた雫が
どこからきたのかを

出かけるんだね
それじゃここで見送るよ
ついて行けたら嬉しいんだけど
ひとりで行かなきゃね

リュックの中は空にしたかな
あれこれ詰めたら重いだろ
その濡れた頬に響いた言葉
それだけでいい 聞こえただろう

会いに来たよ 会いに来たよ
君に会いに来たんだよ
君の心の内側から 外側の世界まで
僕を知ってほしくて
来たんだよ

見つけなきゃね 消えた涙の足跡
彼の歩いた道を逆さまに
たどればつくはずさ

見つめなきゃね どんな寂しい空でも
彼の見てきた空だと知れば
一人じゃないはずさ

逃げてきた分だけ 距離があるのさ
愚痴るなよ自業自得だろ
目的地はよく知ってる場所さ
分からないのかい? 冗談だろ

会いに来たよ 会いに来たよ
消えちゃう前に来たんだよ
君の涙のふるさとから 遠ざかる世界まで
君に知ってほしくて
来たんだよ

到着だよ ほら覚えてるかな
いつかついた傷があるだろ
君の涙が生まれ育った
ふるさとがあっただろう

新しく雫がこぼれたよ
治らない傷を濡らしたよ
全てはこのため この時のため
とても長い旅をこえて

会いに来たよ 会いに来たよ
消えちゃう前に来たんだよ
消せない心の内側から
遠ざかる世界まで
ちゃんと見てほしくて

会いに来たよ 会いに来たよ
君に会いに来たんだよ
君の涙のふるさとから
乾ききった世界まで
僕を知ってほしくて
君に知ってほしくて
来たんだよ 来たんだよ

笑わないでね 俺もずっとまってるよ
忘れないでね 帰る場所があることを












花の名



簡単な事なのに どうして言えないんだろう
言えない事なのに どうして伝わるんだろう

一緒に見た空を忘れても 一緒にいた事は忘れない

あなたが花なら 沢山のそれらと
変わりないのかも知れない
そこからひとつを 選んだ
僕だけに 歌える唄がある
あなただけに 聴こえる唄がある

僕はここに在る事は あなたの在った証拠で
僕はここに置く唄は あなたと置いた証拠で

生きる力を借りたから 生きている内に返さなきゃ

涙や笑顔を 忘れた時だけ
思い出してください
同じ苦しみに 迷った
あなただけに 歌える唄がある
僕だけに 聴こえる唄がある

皆 会いたい人がいる 皆 待っている人がいる
会いたい人がいるのなら それを待っている人がいる
いつでも

あなたが花なら 沢山のそれらと
変わりないのかも知れない
そこからひとつを 選んだ
僕だけに あなただけに

いつか 涙や笑顔を 忘れた時だけ
思い出してください
迷わずひとつを 選んだ
あなただけに 歌える唄がある
僕だけに 聴こえる唄がある
僕だけを 待っている人がいる
あなただけに 会いたい人がいる












メーデー



君に嫌われた君の 沈黙が聴こえた
君の目の前に居るのに 遠くから聴こえた

発信源を探したら 辿り着いた水溜り
これが人の心なら 深さなど解らない

呼ばれたのが 僕でも僕じゃないとしても
どうでもいい事だろう 問題は別にあるんだ

息は持つだろうか 深い心の底まで
君が沈めた君を 見つけるまで潜るつもりさ
苦しさと比例して 僕らは近付ける
再び呼吸をする時は 君と一緒に

僕もまら同じ様に 沈黙を聴かれた
君もまた同じ様に 飛び込んでくれるなら

口付けを預け合おう 無くさずに持っていこう
君に嫌われた君へ 代わりに届けるよ

誰もが違う生き物 他人同士だから
寂しさを知った時は 温もりに気付けるんだ

勇気はあるだろうか 一度覗いたら
君が隠した痛み ひとつ残らず知ってしまうよ
傷付ける代わりに 同じだけ傷付こう
分かち合えるもんじゃないのなら 二倍あればいい

怖いのさ 僕の君も
自分を見るのも見せるのも 或いは誰かを覗くのも
でも 精一杯送っていた 沈めた自分から
祈る様なメーデー

響く救難信号 深い心の片隅
こんなところにいたの 側においで 逃げなくていいよ
触れた発信源に 届けるよ 口付け
君から預かってきたんだよ

勇気はあるだろうか 一度手を繋いだら
離さないまま外で 連れていくよ 信じていいよ
息は持つだろうか まぶしい心の外まで
再び呼吸をする時は 君と一緒に






















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