泡沫恋歌 出版しました
2011年1月15日に兜カ芸社から「奇妙な映画館」という小説を出版しました。
その前年、2010年10月1日にも鞄本文学館から「雨と彼女と僕と……」という詩と小説のコラボの詩物語という本を出版しています。
どちらも上梓本です。
私家板として詩集「愛の言霊」を2011年6月2日に発行しました。
奇妙な映画館の表紙
愛の言霊と雨と彼女と僕と……二冊並べて
レンボーローズ、初出版の時にプレゼントされました。
花言葉は“ 無限の可能性 ”です。
― 紀伊國屋にて ―
先日、大阪・梅田にある老舗の『紀伊国屋書店』へ行ってきました。
ネット友だちで創作仲間の草愛やし美さんと、一緒に文芸社から小説を全国出版したので、二人で書店に並んでいるか見にいってきました。
草愛さんは大阪駅近くなので、本が売り出されてすぐに見にいって「紀伊國屋さんに『露天風呂の秘密』が二列で平積みになってたわぁ〜♪」
と、感激の声を携帯で知らせてくれた。
大阪に住む者にとって、梅田の『紀伊國屋書店』はグレードの高い書店だという印象が特に強い。
私が若い頃、まだネット通販などなかった時代には専門書や洋書などは、梅田の『紀伊國屋書店』までいかないと売ってなかったのです。
阪急電車のステーションビルの中にあり、いつもたくさんの通勤客で溢れかえっている。
この『紀伊國屋書店』は、本好きの者たちが憧れる聖地のような本屋なのだ。
まさか、あんな凄い書店の店頭に自分の書いた『奇妙な映画館』が並ぶなんて、まるで、夢みたいな出来事だった!
文芸社コーナーの棚に並べられた本を草愛さんと二人でしっかりカメラに収めてきました。
― 全国出版とは ―
私たちは縁があって文芸社から本を出版しましたが、創作者の中には自費出版(共同出版)だと聞いて、馬鹿にしたり、嘲笑したり。
また、
「あんた、それは詐欺商法だよ。騙されているんだ止めなさい!」
と、ご親切に警告してくださる御仁までいました。
なにを基準に自費出版を愚弄するのか分からないが……あの江戸川乱歩も推理小説の大御所だった松本清張も日本文学史に名を残している大作家たちも、初めの一歩は自費出版だったことも多いのです。
松本清張などは中学しか出ていないので……終戦後、ホウキの行商をしながら、自費出版したボロボロの自分の本をホウキと一緒に売って歩いたということは、文学史でも語られていない清張の側面である。
自費出版=詐欺商法という意見も、いい加減止めて貰いたい!
ちゃんと書店に並んでいましたし(他の書店でも確認済み)、本が売れる売れないは、本人の実力と運だと思っています。
てか、無名で新人の私の本が、そう簡単に売れるはずない。
確かに公募で入賞して本を出せた作家は立派だと思う、けれど、それ一発で消えた作家も実に多い。
最近では自費出版からメジャーになった作家が増えています。
自分のお金で出版した者は覚悟が違います。
他力本願で売れるなんて、そんな甘い考えは元よりありません。
やれるだけのことは自分でやろうといろいろ手を尽くすのです。
あざといと言われても、それだけの犠牲とお金を使いました。
ところで、商用自費出版と私家版と一緒だと考えていませんか?
商用自費出版はその会社の看板、たとえば「文芸社」という会社を背負うので、出版社側の作品審査もそれなりに厳しいです。
書き直しや細かいチェックを編集者とワンツーマンでやっていきます。
その中には、文法の間違いや禁止用語、著作権の問題などなど……原稿の遣り取りしながら、訂正があります。
『重複表現・誤字脱字・文字(言葉)の統一』
この3点が自己チェックポイントです。
私家版というのは、自分でチェックした作品を印刷会社に注文して本にして貰ったもので、コミックマーケットやホームページなどで自分で販売する本のことで、本の背表紙にバーコードがないものは、書店やネットショッピングなどの流通から販売されない本です。
商用自費出版は上梓本として、国立国会議事堂図書館に保管される
本のことなのです。
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