[携帯モード] [URL送信]

 俳句 四季の彩り 

俳句はまったくの素人です。

詩を書くうちに、知り合った俳人さんたちとの交流で
見よう見真似で、自己流の俳句を詠んでみました。
ホントは季語もよく分からないんですよ。

俳句で綴る四季の移ろい、美しい日本の歳時記――。


       初稿 趣味人・創作広場 2009年〜




 春の句 


葉っぱから 季節の香り 桜餅


盃に 花びら浮かべ 桜酔い


菜種梅雨 目覚めの季節 実る土


鶯が 枝を渡って 春の歌


若葉色 空に映えて 眼に沁みる


天気予報 君の街吹く 春一番


庭先で 笑顔あふれる クレマチス





 夏の句 


朝風に 泰山木が ふわり揺れ


清涼 流しそうめん 箸で梳く


汗滲む 白いシャツが 反射して


夕立が 黒髪濡らし 街洗う


待ち合わせ 宵の夕立 独り待つ


紫陽花は 哀しみあつめ 涙色


太陽と 遊べくろんぼ 夏休み


ゆらゆらと 水面に映る 蓮の華


涼やかに 風鈴に乗せ 揺れる時刻


夕涼み 浴衣の裾 めくる風


空蝉の 儚き命 燃ゆる恋


咲き乱れ 彩かに競う 薔薇の苑





 秋の句 


コンビニで おにぎりひとつ 今朝の秋


秋晴れの 五重塔 天を突く


笛吹けば 遷都の守り 鹿集う


風さやか セミの鳴き声 遠のいて


艶やかな 菊のべべ着た お人形


寂寥と 荒野で揺れる すすきの穂


二階から 皇帝ダリア 花を褒め


青き空 白いタイルの うろこ雲





 冬の句 


爪の先 蜜柑の香り 夜深し



白き道 粉雪舞えば 傘ひとつ


冬枯れて 山庭箒 風抜ける


憂鬱な 霙混じりか 今朝の雨


鬼追いて 豆蒔く道を 雀舞う


荒れ田んぼ 藁を啄ばむ 雀の子


波高く 飛沫舞い散る 冬の海


チカチカと 街が華やぐ クリスマス 


悴む手 遅れた君の 照れ笑い


白鷺の 羽を休める 天守閣




glitter-graphics.com





あきゅろす。
[管理]

無料HPエムペ!