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 Halloween night 

ハロウィンをテーマに書いたファンタジーです。
珍しく外国が舞台のようですが、特に土地勘があって書いたものではありません。

可愛い魔女のラブコメディ♪


(表紙とカットは幻想素材サイト First Moon 様よりお借りしました。
http://www.first-moon.com/)


    初稿 novelist 2011年〜2012/2迄 
    その後、推敲して時空モノガタリへ 文字数 6,736字
    さらに、カクヨム投稿 2016年9月26日 文字数 6,878字








   Part1 憂鬱な魔女

「Trick or treat! Trick or treat!」
「お菓子くれないとイタズラするぞぉー!!」

 小さなお化けたちが家々の玄関を叩いてお菓子を貰いながら、町をのし歩く。
 今夜はハロウィン。万聖節(Hallowmas,All Saints Day)の前夜祭なのだ。
 この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていて、これらから身を守るためにお化けの仮装をしたりして、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てた、ジャック・オー・ランタンが魔除けとして、窓辺や家の戸口の上り段などに置かれている。





 少女は大きな出窓から通りを眺めていた。
 子どもたちは、お化けやゴブリン、魔女などに仮装して「Trick or treat! Trick or treat!」と唱えながら楽しいそうに歩いて行く。

「わたしもハロウィンのパーティーに行きたいなぁー」
 そう言って詰まらなそうに爪先で床を蹴った。
 ニャーと足元の黒猫が鳴いた。

「仕方がないさ、本物の魔女はハロウィンに参加してはいけないって、シキタリがあるんだから……」
 黒猫がしゃべった。
「毎年、見ているだけなんてツマラナイ」
 黒いドレスにとんがり帽子、黒いマントをはおった少女がプクッとほっぺを膨らませた。
「――それに今夜は引っ越しだよ。ハロウィンの夜になると魔女は、他所の街へ去って行くんだ。まあ、引っ越しと言っても呪文ひとつで家も家具もひっ包めて、ホウキに乗ってバイバイだけどね。アハハッ」
 青い眼の黒猫が笑った。
「この街、好きだったから引っ越しするのはイヤだわ!」
 少女の胸には小さな想いがあった。
「ダメ、ダメだよ! 魔女はひとつ所に長く住んで居られないんだ。魔女だってバレたらどんな目に合わされるか! ご先祖様たちが火あぶりの刑にされたことは君も知っているだろう? 魔女だってことで人間たちに憎まれ怖れられているんだ。大人になったら魔女は年を取らなくなる。――永遠に若いまんま、だから、度々姿をくらまさないと正体がバレちまうからさ」
「だけど、もう一年だけ……ここに居たかったわ」
「俺はこんな田舎町に飽き飽きしてたから、引っ越しができて嬉しいぜ」
「ホント! おまえって意地悪な性格ね。どのくらい生きているの?」
「君の曾祖母の魔女から使い魔してるから、ざっと三百年くらいだなぁ。フン!」
 自慢げに黒猫は鼻を鳴らした。
 使い魔はご主人様となる魔女がいる限り永遠の命なのだ。
 
 少女の名前はジェシカ。
 代々続く魔女の家系の娘で、魔女の母親とふたりでこの町に住んでいる。
 タロット占い師の母親はよく当たると評判で近隣からもお客がたくさん訪れる。もちろん、本物の魔女なのだから、占いなんてお手の物だが、実は占いカードの結果の半分しかお客には教えていない、未来をすべて教えてしまっては、人間がやる気を失くしてしまうからだ。
 そして、黒猫のノエルは使い魔として魔女の家で飼われている。





「いつまでも駄々を捏ねてないで、君もさっさと引っ越しの準備をしろよ。ママ魔女に叱られても知らないからなっ!」
 黒猫が偉そうに指図したものだから、少女は怒って、
「フン! 使い魔の分際で生意気よ。猫のくせに誰のお陰でしゃべれると思っているの? あんたなんかガマ蛙に変えてやる!」
 少女が怒って呪文を唱えそうになったので、使い魔の黒猫は慌てて逃げ出した。

 魔女はひとつ所に長くは住めない運命だ。
 引っ越しするのは仕方ないとジェシカも分かっている。――この小さな町を母親とふたり気に入って3年も住んだのだから、そろそろ限界だ。
 今年のハロウィンの夜には引っ越しすることを、去年のハロウィンに決心したことだから……。

 住んでいた町の人々から『自分たち』の記憶をすべて消し去ってから、魔女は旅立って行くのだ。
《わたしは、この街に居なかったも同じなのねぇ……》
 そう思うとジェシカは悲しかった。あの人の記憶からもわたしは消えてしまうんだ。
 フーと、ため息をひとつ吐いて、引っ越しの準備に取りかかろうと窓辺を離れかけた時、トントンと窓ガラスを叩く音が聴こえた。
 振り返って、ジェシカが見たものは――!?

「キャッ!」

 窓ガラスに張り付いた狼男だった。

「開けておくれよ」
 窓ガラスを叩いて、狼男が言う。
「だぁれ?」
「僕だよ。僕……」
「ああ、分かった。ちょっと待って!」
 ジェシカの顔がパッと輝く。

 ――窓を開けると、小さな狼男が入ってきた。
 ここは、二階なので楓の木をよじ登って上がってきたようだ。怖ろしい狼男のマスクを外したら、赤毛でソバカス顔の人懐っこい少年の笑顔があった。
 彼の名前はアレン。ジェシカのクラスメイトである。

「どうしたのよ? アレン」
 いきなりの現れ方にジェシカはあきれ顔で訊く。
「ジェシカ、僕の家で今夜ハロウィン・パーティがあるんだけど、君も来ないか?」
「……あのね、風邪を引いているから今夜は外出したらダメだってママに言われているの」
 もちろん嘘である。
「ええーっ! せっかく魔女の仮装までしているのに外に出られないのかい」
「うん……」
 魔女の衣装はジェシカの普段着なのだが――。
「残念だなぁー、去年もその前の年もジェシカはパーティに来なかっただろう? だから誘いにきたんだよ。じゃあ、来年のハロウィンには絶対にパーティに来てくれよ」

 来年のハロウィンには、この町に住んでいない……ジェシカだって、アレンの家のパーティには参加したかったのだ。
 ――魔女の家に生まれたことが恨めしかった。





「じゃあ、これやるよ」
 アレンが袋に入ったものを手渡した。
「お菓子?」
「ミントキャンディーさ。僕の家のお店で売っているんだ」
 アレンの家は雑貨屋で食料品から日用品まで売っている。
 ハロウィンの季節にはお菓子やキャンディーを買い求めるお客で繁盛していた。
「ミントキャンディーは辛いから子どもには人気がなくて、いっぱい売れ残ったんだ。だから、うちのママがパーティの持ち帰りのお菓子にしたんだよ。アハハッ」
「わたし、ミントキャンディー大好きよ」
「そうか、僕も好きなんだ!」
 そう言って、ふたりで笑った。

「もう帰るよ」
 アレンが来た時と同じように窓から出て行こうとしたので、思わずジェシカの声が出た。

「アレン待って!」

 窓から、半身を乗り出した状態でアレンがゆっくりと振り向いた。
 今夜、引っ越ししたら……もうアレンともこの街の人たちとも逢えなくなってしまう。もう少しだけアレンと一緒に居たい。

「ねぇ、もう少しお話しましょう」
「……いいけど、なんか、いつものジェシカと様子が違う」
 ソバカス顔のアレンが真剣な目で見た。
「わたし……わたし……今夜、遠い町へ引っ越ししちゃうの」
「ええーっ!?」
 その言葉に驚いたアレンは狼男のマスクを窓の下に落としてしまった――。



   Part2 ホウキに乗って

「アレンに聞いて欲しいことがあるの」
「……いきなりビックリしたよ」
 アレンは窓からゆっくりと部屋に戻ってきた。
「どうして急に引っ越しするんだ? そんなこと何も言ってなかったじゃないか?」
 悲しそうな声でアレンが言うと、
「――わたし、魔女なの!」
「えっ? 確かに魔女の格好だけどね」
「違うの! 本物の魔女なのわたし……」
「はぁ? まさか……」
「本当のことよ。信じられない? だったら証拠を見せてあげるわ」
 そう言うと、ジェシカは呪文を唱えた。すると、さっき窓の下に落とした〔狼男のマスク〕が、アレンの手の中にあった。
「あれぇ〜いつの間に……さっき下に落としたのに……?」
 不思議そうな顔でアレンが〔狼男のマスク〕を見ている。
「驚いた? それは魔法よ」
「……ジェシカ……君って?」
「どう分かった」
「マジシャンだったんだ!」
「もう! アレンの分からず屋」 
「……そんなの信じられないや」
「だ・か・ら・わたしは魔女なのよ」
 そう言うとジェシカがイタズラっぽく笑った。まん丸な目で驚き顔のアレンを尻目に、
「ねぇ、ホウキに乗ってみたくなぁい?」
「魔女のホウキにかい? 乗れるの!?」
「もちろんよ」
 ジェシカが呪文を唱えると、どこからかホウキが飛んできた。
 それは少し古びた家ホウキだが、ジェシカの曾祖母の魔女から受け継いだ大事な形見だった。





「これが本物の空飛ぶホウキかい?」
「そうよ」
「一度乗ってみたかったんだ」
「アレン、ホウキに跨って!」
「おう!」
 ジェシカの肩に掴まって、アレンもホウキに跨った。
「さあ、行くわよ」
 そう言うと、ホウキは窓から鷲のように勢いよく飛び立った。ふたりを乗せたホウキは町の遥か上空を飛んでいく。ハロウィンの夜空に本物の魔女が乗ったホウキが飛んでいるなんて誰が想像したでしょう。
「うわー! 町があんなに小さく見える」
「アレン、ホウキの乗り心地はどう?」
「ジェシカ、最高だよ!」
「振り落とされないようにしっかり掴まっていてね」
「オーケー」
 魔女のホウキは町の上空を旋回すると、ゆっくり下降して町外れの小高い丘に降り立った。この頂(いただき)から、小さな町が一望できるのだ。
 少し冷たい風がふたりの頬を撫でていく――。

「アレン、今までありがとう。今夜、この町を去っていくわ」
 そう言って、ジェシカは俯いて睫毛を瞬いた。
「――どうしても去ってしまうのかい?」
アレンも切なそうな目で、ジェシカを見ている。
「ええ、どうしても引っ越ししなければいけないの。それが魔女のシキタリだから……」
「ジェシカのこと忘れないよ」
「魔女は去って行く時には、みんなの記憶も消していくから、それは無理なのよ」
「僕は絶対に忘れたくない!」
「アレン……」
「君のことがずっと好きだったんだ」
「わたしもアレンのことが大好き」
「……僕ら、大人になったらまた逢えるかな?」
「20歳になったら、きっとアレンに逢いにくるわ。魔女は20歳になったら一人前だから独り立ちできるのよ」
「20歳かぁ〜僕らは12歳だから、8年も先だね。どんな風な大人になっているんだろう」
「見てみたい?」
「えっ? 大人の僕らを見れるの」
「ええ」
「見たい!」
「じゃあ、アレン目を瞑ってちょうだい」
「うん」
「これはとても難しい魔法なのよ」
 ジェシカは大きく深呼吸すると、静かに目を瞑り小さな声で呪文を唱えた。すると、アレンの身体を暖かい風がふわり包んだように感じた。

「目を開けてもいいわよ」
 ゆっくりとアレンは目を開いた。
 目の前には黒いドレスとマント、とんがり帽子を被った金髪に青い瞳、桜色の頬をした美しい娘が立っていた。
「……君が、ジェシカかい?」
「20歳のわたしよ」
「そして、僕は……」
 20歳のアレンは背が高く、筋肉質の立派な青年になっていた。ソバカスも目立たなくなり、赤毛は少し褐色に変っていた。
「これが大人になった僕かぁ〜」
「アレン素敵よ」
 ジェシカがそう言うと、アレンは人懐っこい笑顔になった。この表情だけは大人になっても変わらない。
「ジェシカがすっごくきれいだから、胸がドキドキしてる」
「20歳になったら、この町に帰ってくるから待っててくれる?」
「もちろんだよ。たとえ記憶が消されても……この町で待ってる。絶対に!」
「アレン大好き」
「僕の大好きな魔女のジェシカ」
 ふたりは見つめ合って、自然にキスをした。そんなふたりをハロウィンのお月さまだけが見ていると……思ったら、

「ジェシカ、もう行くよ!」
 いつの間にか、ふたりの足元に黒猫がいる。
「うわっ! 猫がしゃべった」
 アレンがビックリして飛びのいた。
「この子は使い魔のノエルよ。代々魔女の家で飼われている猫なの」
「さっさっとしなよ、ママ魔女が待っているぜ!」
 夜空を見上げれば、ホウキに乗った魔女がゆっくりと真上を旋回していた。

「もう行かなくっちゃー!」
「ジェシカ……」
「アレン、さようなら」
 ジェシカは、急いでホウキに乗って空高く舞い上がった。ホウキの先には黒猫がちょこんと乗っている。アレンの頭上で手を振るようにクルリと旋回して、ホウキは遠くへ飛んでいった――。
「さよなら、ジェシカ……君のこと……絶対に忘れないよ……」
 そう呟くとアレンは意識を失って、その場に倒れてしまった。





   Part 3 ハートのミントキャンディー

 ――どのくらい意識を失っていたのか?

 丘の上で目を覚ましたアレンは、どうしてこんな所で寝ていたのだろうかと不思議そうに首を捻った。
 たしか、ハロウィン・パーティーの途中だった筈だ。早く帰らないとパーティーが終わってしまうと丘を駆け降りて町まで帰った。
 家に着いて、仮装用の〔狼男のマスク〕を被ろうとしたら、中からコトリと何かが落ちた。
 見ると、透明の包み紙のハート形のキャンディーだった。
 ほんのりピンク色で嗅いでみるとミントの香りがする。あまり可愛いキャンディーなので食べるのが勿体なくて、透明のガラスの小瓶に入れて、お店の棚にアレンは置いた。

 あれから、ルイジアナの小さな町にもハロウィンが8回巡ってきた。

 都会の大学の通っているアレンは万聖節を家族と祝うために帰省した。そして、久しぶりに家業の雑貨屋の店番をしていた。
 最近、アレンは恋人と別れた。
 今までに何人もの女の子と付き合ってきたが、どんな女性と付き合ってもアレンの心にしっくりとこなかった。――どういう訳か、どの彼女も自分が待っている『運命の女性』のような気がしない。だから、すぐに心が冷めて別れてしまうのだ。
 いつの頃からか、どこかで自分が待っている女性がいるような気がしてならなかった。その女性は、夢の中に時々出てくるが目を覚ますと、どんな顔だったか、とんと思い出せない。
 けれど、口の中にミントの香りが残っていたりする。何故か、とても恋しい女性なのだ。
 いつも心の何処かに空白感があって、その空洞を塞ぐことができない。きっと僕を充たしてくれる女性がいる筈なんだ。
《いったい誰を待っているのだろう?》
 そんな自分が不思議でタマラナイ――。

 棚の上に置かれた、ハートのミントキャンディーの小瓶に、なぜか目がいく。
 あれ? なんだか、いつもよりピンク色が濃くなっているように見えるアレンだった。





 その時、カランとドアのカウベルが鳴って何者か入ってきた。
 見れば、大きな黒い猫である。
「おやおや、猫のお客さんは困ります」
 苦笑しながらも、猫に与えようと売り物のチーズをひとつ持って、カウンターから出てきたアレンの目の前に、いつの間にか女性が立っていた。
 彼女は黒いドレスにとんがり帽子、黒いマントをはおって、手には古い家ホウキを持っていた。
 その姿を見た瞬間、アレンの脳裏に雷にうたれたような衝撃が走った。

「き、君は!?」
「アレン、わたしよ」
 親し気な笑顔だった。
「――ジェシカ? 君はジェシカだ!」
 一瞬にしてアレンの記憶が蘇えった。
 そう、あのハロウィンの夜のこと、ふたりは再会を誓ってキスした、あの唇の感触さえも……。
 ジェシカは時々、アレンの夢に逢いにきていた。ふたりは夢の中で語り合ったり、キスもいっぱいした。
 ずっと待っていた、アレンの『運命の女性』とは魔女のジェシカだった。

 魔女はとても長寿なのだ。しかし、どんな立派な魔女でも生涯に子どもはひとりだけしか生めない。
 それも決まって女の子、長じて彼女たちは魔女になるのだ。
 ――魔女は20歳になると『命を継ぐ者』を生むためにパートナーを探す。それは人間の男性なのである。そして人間のパートナーの命が尽きるまで、魔女は添い遂げるのだ。





 8年の歳月を経て、約束通りふたりは今再会した。
 20歳になったジェシカは一人前の魔女として母親から離れて、今度は『命を継ぐ者』を生むためにパートナーと暮らことになる。――それが目の前にいるアレンなのだ。

「ほらほら、いつまで見つめ合っているんだい。ふたりともこの日をずっと待っていたんだろう? ジェシカ、その男をホウキに乗せてさらっていきなよ」
 黒猫が生意気な声で言った。
「この黒猫は前に会った、あの猫かい?」
「ええ、わたしの使い魔のノエルよ。ひとり立ちする時にママに託されて付いてきたの。だけど生意気でケンカばかり」
 ジェシカは困った顔で笑った。
「おいアレン、おまえが俺のご主人様の旦那になっても、おまえは俺より目下だからなっ!」
 偉そうな声で黒猫が言い放った。
「おだまり! アレンに生意気な口を利いたら、おまえなんかガマ蛙に変えてやるわよ」
「はいはい、分かりましたとも……」
 肩をすぼめるような仕草を黒猫がした。
 それが可笑しくてふたりして笑った、ようやく緊張がほぐれてきたようだ。





「またホウキに乗せてくれるかい?」
「もちろんよ。アレン」
 ふたりがホウキに跨ると黒猫が慌てて飛び乗った。
「おいっ、俺を置いていくんじゃないぞ!」
「行くわよー!」
「おう!」
 恋人たちと一匹の黒猫を乗せて、ホウキは大空を舞い上がる。
「ジェシカ、もう絶対に離さない」
「ふたりはずーっと一緒よ!」
「はいはい、ご馳走さま……」
 不貞腐れた声で黒猫が言った。
 そんなことはお構いなしに、ジェシカの腰に回したアレンの手には熱がこもっている。――ふたりの愛は長い長い月日を経て、やっと開花したのだ。

 ハロウィンの夜空に大きなピンクのハート描いてホウキが飛んでいった。
 それは永遠の愛を誓った恋人たちのハネムーン・フライトだった。



― Ene ―





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