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 恋歌の小さな物語集 


「恋歌の小さな物語集」は140文字のツイッター小説です。
仲良しの群青の仲間でツイッターのコンテストに出したけど……
全員で撃沈しました(爆)

とっても軽〜い読みいものです(○^o^○)ニコッ♪


(表紙は無料フリー素材からお借りしています)


   初稿 趣味人倶楽部・創作広場 2010頃 文字数 3,219字






   ■ 泣きごと ■

「ツイッター小説、みんなで出そうよ!」
Yさんが公募の話を持ってきた。
Sさん「私もツイッター小説書けたわ」
読んでビックリみんな上手い!
奇抜なアイデアのSAさんも面白い話を考えるだろうし。
どうしよう?短い話は苦手です。

こんな話に乗るんじゃなかったと、
今さら後悔しても、もう遅い(涙)


(´。・ω・。`)シクシク



   ■ ミイラ ■

とっても優しい恋人がいます。
「君のために」「君のために」「君のために・・・」
となんでもやってくれます。
君のために・・・その言葉でどんどん首を絞められていく。
その言葉でもう逆らえなくなった・・・

苦しい、なんだか生きたままミイラにされていくように
身体中にその言葉がグルグルと巻きつく。


!!ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



   ■ うなぎ ■

黒くヌルっとした光沢のうなぎ。
昔から日本人のスタミナ源だった。
しかし、その生態は謎に包まれて知られていなかった。

だが最近、その謎がやっと解明された!
実は「国産うなぎ」と書かれた商品のほとんど全てが中国製だった!
尖閣諸島、黄砂、汚染されたうなぎ……
それらは日本侵略の魔の手である。


煤R(ヽ´Д゜;) ヒェェェエエ!!!



   ■ メール ■

「もう放っといてよ!」彼女は怒って帰ってしまった。
僕らの愛がこんな簡単に終わる訳がない!
メールで理由を聞いても返信がない。
何故なんだ?僕はどうしたらいいのだ?

祈る気持ちでメールを送った。
「頼む!君の本心を聞かせてくれ」
やっときた彼女の最後のメール。

「うるさい!もうメール送るなっ!」


(´;ω;`) ウゥッ (´・ω・`)(´・ω:;.:... ( ゚:;....::;.:. :::;.. ...



   ■ 林檎 ■

その林檎は甘く豊潤な香りを放っていた。
男は果物屋の店先で紅い林檎のひとつを選び出して、手に取ってみれば、
遠く懐かしい故郷の青森を思い出した。
子どもの頃に駆けまわった果樹園の風景が脳裏に浮かび上がってきて、
捨てた過去が男を呼び戻す。

ある朝、道端で林檎を握ったホームレスが死んでいた。


( ノω・、)ノ□ヾ(・ω・*) ナミダヲオフキ



   ■ ゴリラ ■

熱帯雨林のジャングルに大きな雄ゴリラがいた。
彼は胸を叩いて威嚇し、仲間たちにその強さを誇示していた。
減少していく野生のゴリラ、人間の保護がなければ絶滅の危機に瀕している。

どんなに強い雄ゴリラでも、密猟者の放つ一発の銃弾に
容易に命を落とす。
今日もジャングルでゴリラが一匹消えていく。


シーー( ̄、 ̄*)ーーン



   ■ くされ縁 ■

「あなたとは合わないわ」「俺に被さってくるな!」
「フン!あたしがいないと使いものにならないくせに……」
「黙れ!俺にはもっとピッタリな相手がいるはずなんだ」

そう言い争って「鍋」と「蓋」がケンカした。

所謂、破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)の彼らは、お似合いのカップルだった。


(*≧m≦*)ププッ



   ■ ストーカー? ■

逃げたって無駄さ。
どこへ行こうとオイラはピッタリとくっ付いている。
迷惑がられたって、おまえから絶対に離れない。
ストーカー?いや違う!オイラは吸血鬼なんだ……アハハッ

「あ!蚤がいる」「ニャーン」
「タマや、悪い虫が付くから、もう表で遊んじゃダメよ」

そして、タマは蚤取り粉をかけられた。


(* ̄ー ̄)"b" チッチッチッ 



   ■ お父さん ■

「はい、お父さんお茶が入りましたよ」
「あらら、お父さんは熱いのは苦手でしたね」
「お父さん、肉ばかり食べてちゃダメです!」
「散歩に行きますよ。お父さん」
「ずいぶん、お父さんも毛が白くなったわ」

僕の母は父が死んでから、白い北海道犬を飼い始め
ずっと犬と『夫婦ごっこ』をやっています。


▽・w・▽ ソフトバンク



   ■ 人気者 ■

『うさぎとかめ』のかけっこで
勝利したかめなのに、うさぎの方が人気者だ。
うさぎを可愛いとペットに飼う人も多い。
「人気者になりたい」かめは叫んだ!
「俺は絶滅危惧種だぜ!」海ガメが自慢そうに言う。

しかし、その人気は海ガメの『産卵シーン』観察のため
集まった自然保護団体の人たちだけだった。


(o ̄ー ̄o) ムフフ



   ■ 蜜の味 ■

私の妻は性格が悪い。
『他人の不幸は蜜の味』ということわざがあるが
妻は近所の人の不幸話を聞いて来ては……
悲しそうな顔で、実は内心喜んで近所に噂を流す。
まさに不幸の蜜を舐めている。

他にも無料サービス・割引クーポン・タダ飯と
甘い汁をすするのも大好き!

そんな妻は、ついに糖尿病に罹った。


シィィィィッ!!d(≧ε≦。)ノ゛))ナイショダョ



   ■ 爺 ■

うちの爺は実にムカつく男だ!

潔癖症で「掃除しろ、掃除しろ!」と五月蠅い。
自分の部屋は毎日々気が狂ったように
隅々まで掃除機をかけまくる。

いつも不機嫌で感じが悪い。
人付き合いが嫌いで冷淡な性格。

こんな奴なので、当然友だちなんか一人もいない!

……実は、その「爺」が私の夫なんです。


(;¬∀¬)ハハハ…



   ■ 黄色いガーベラ ■

花が好きな君のために
その日、花屋で選んだのは
黄色いガーベラだった。

不機嫌な君は黄色いガーベラを
僕に投げつけて、こう言ったんだ。
「他に好きな人がいるの、別れたい!」

突然の別れに、僕は言葉もなく立ち竦む
黄色いガーベラが足元に落ちていた。

僕は恨んで、恨んで……
ずっと君を好きになるんだ。


・゜・(つД≦。)゜・



   ■ イタメシ ■

『イタメシ』を食べてきたと
実家のおばあちゃんに話したら

「ほぉ、いためし。いためしなら得意だよ」
今度、作ってやると言う。

数日後、おばあちゃんから『イタメシ』できたから
食べにおいでと電話があった。

行ってみたら、案の定
『イカ飯』お皿に乗っていた。

しかし、この間違いは訂正しないでおこう。


(○^o^○)ニコッ♪



   ■ 雑巾 ■

あたしだって、昔は真っ白だったんだ。
それが、今は薄汚れてボロボロになっちゃった。

そりゃー汚いことにも手を染めたし、
いつも人の尻ぬぐいばかりで、
それでも身を粉にして働いてきたんだ。

それなのに……それなのに……。
汚いままで最後は、ポイと捨てられてしまう。
あぁーこれが雑巾の運命なのね。


。゚(´。pω・`。)゚。 泣いちゃうゾォ



   ■ ダイイングメッセージ ■

主婦が殺された。
朝刊を読んでいる最中に背後から鈍器で殴打された。
だが、彼女は「水」と血文字でダイイングメッセージ残していた。
周辺の「水」と付く名前「水島」「水木」「速水」が
容疑者に挙げられた。

しかし、殺された主婦は「水曜日は特売よ」
ダイイングメッセージの本当の意味はこれだった。


(;-ω-)ノΩチーン (;-ω-)人 i~ 合掌



   ■ カラス ■

これは実話です。
私の知人は車で道路を走っている時に、
天からマヨネーズの容器が落ちて来て、
ボンネットに軽い凹みができたそうです。

どうやら犯人はカラスのようで、
マヨネーズはカラスの大好物らしく、
車に轢かせて最後まで食べる魂胆だったようです。

おそるべしカラス! こいつら頭がイイよね。


(A;´・ω・)フキフキ



   ■ ふくざわくん ■

「お金がない」って言ったら、
男がズボンのポケット探って、
くしゃくしゃの紙をくれた。

【 ふくざわくん 】

これで、おまえの大好きな
天津飯を腹いっぱい
食ってくれ!

ホンマ、いい男だぁー

【 ふくざわくん 】

うちは世界一の幸せ者やわ

これで何杯、天津飯が食べられるか
頭の中で計算している。


|ョ・`*)チラ…|ョω・`*)チラチラ…|ョ・ω・`*)チラリン♪



   ■カンニング @ ■

超ハイテクのカンニングマシーンだ。

コンピュータ内蔵のコンタクトレンズで、
見た問題の回答を、目の前に映しだす!
それを写すだけ、夢のカンニングマシーンなのだ。

試験日のそれを装着してテストに臨む。

しっまた、俺はドライアイだった!
痛くてコンタクトが付けられない
テスト用紙には涙のシミが……


(;>△<;)



   ■ カンニング A ■

ツイッターをやっていると
「カンニングの顔が晒されてる」と流れてきた。

「なぬう? あのカンニング犯人か? どんな奴だろう?」
貼り付けてあったURLを見に行ったら…

お笑い芸人の『カンニング』の眼鏡をかけた男の顔だった。

こんな、トラップに引っかかった私だが
同様に見にいった人は多いと思う。


これは実話ですが・・・シィィィィッ!!d(≧ε≦。)ノ゛))ナイショダョ


          
― おしまい ―






あきゅろす。
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