RX-78/C.A
ガンダム
キャスバル・レム・ダイクン専用機
GUNDAM
CASVAL REM DEIKUN USE

全高:18.5m
頭頂高:18.0m
本体重量:43.4t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
搭乗者:キャスバル・レム・ダイクン

武装
頭部60mmバルカン砲×2
ビーム・ライフル
380mmハイパー・バズーカ
ビーム・サーベル/ビーム・ジャベリン×2
シールド

一年戦争後期、ようやくMSの開発に成功した地球連邦軍は、圧倒的な戦略的不利を覆し、反攻に転じた。
MS開発の後れを、圧倒的な物量によって補うことが可能だった連邦軍は、地上あるいは宇宙空間において、ジオン公国軍と数度に渡る大規模な攻防戦を繰り広げる。
その裏側では熾烈な諜報戦も展開されており、MS等をはじめとする機動兵器関連の技術や情報においても、双方が保有する技術力はほぼ同レベルに達していたという。
戦略戦術的にはいつ決着がついてもおかしくない規模の戦局を迎えながら、両軍は決定的な状況に陥る事はなく、いつ果てるとも知れない殺戮戦と消耗戦が続き、人々の間には厭戦思想が蔓延しはじめる。
しかし、現状を打開する解決策が見いだせないまま戦争状況のみが継続し、遂には開戦以来、一年が経過しようとしていた。
その様な状況下で、突如、第三勢力が出現。
第三勢力として蜂起した組織を率いる男は、キャスバル・レム・ダイクンと名乗っていた。
ジオン公国軍の「赤い彗星」として知られるエースパイロットのシャア・アズナブル大佐が、自らジオンの建国者ジオン・ズム・ダイクンの嫡子であることを明かし、公国軍総帥ギレン・ザビに反旗を翻したのである。
この動きは連邦、公国双方に波及し、キャスバルを支持して軍を抜けた軍人達や、どちらにも与しないゲリラや民間人等の勢力が彼の下に数多く参集した。
時は宇宙世紀0080年、連邦、ジオン双方を相手取り、キャスバル・レム・ダイクン総帥率いるネオジオンの闘いが始まる。

ニュータイプの理想を実現するべく蜂起したキャスバルは、ニュータイプの象徴としてガンダムを用いた。
製造されたキャスバル専用ガンダムは、連邦軍がRXモビルスーツに投入したノウハウを公国系技術者が解析し、独自のアップデートを施した機体である。
基本設計はほぼ踏襲されているものの、性能は原機であるガンダムをはるかに凌駕していた。
特にジオン独自の技術であるNT対応デバイスが援用され、反応速度等もマグネットコーティング処理されたガンダムを大きく上回っていたという。
キャスバル専用ガンダムは、公国軍が保有していたMS関連技術を積極的に融合させることでその時点における史上最強の機体として誕生したのである。
そのスペックは時代的に異常であると言っても過言ではなく、キャスバル・レム・ダイクン総帥は本機を駆り、多大なる戦果をあげた。
機体色は、ジオン公国軍時代のシャア・アズナブル専用機同様、赤を基調としたカラーリングになっており、武装は連邦軍のガンダムと同様のビームライフルと380mmハイパー・バズーカ、およびビームサーベルを装備している。

※これは、黒歴史研究家の間で正史と呼ばれている宇宙世紀の歴史とは別の道を辿った、もうひとつの宇宙世紀の記録である。
かつては「冬の宮殿」に保管され、現在は全ての人々が閲覧することができる黒歴史の記録映像だが、キャスバル蜂起後に関する記録はいまだ発見されておらず、キャスバルと彼の赤いガンダムが、その後どうなったのかは明らかになっていない。
願わくば、争いの無い世界をつくりあげたキャスバル・レム・ダイクンの姿を見てみたいものである。
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