目の前の赤。揺れ動くは闇の緑
そこからのびる影を伝うように、歩みをとめない
「てめぇ、一体いつまで着いてくる気なんだよ」
振り向いた顔は、怒気と嫌悪感に満ち溢れていて。正直、たまらないと思った
「なんのことかな?」
「ふざけんな!さっきからオレの後ずっとくっついてきといて…、」
「僕もたまたまこっちに用があるだけだよ」
ぐっ、と押し黙ったのはギガデリック
それ以上何か言えば被害妄想の激しい奴みたいだから、とかそんな理由だろう
もちろん、用なんてない。しいていうなら君のいるとこに用があるだけだ。矛盾しているけれどこればっかりは本当にそうだからどうしようもない
ギラギラした目つきで、ついてくんな、とか言いながら睨みつけるその行動に笑みを浮かべると、心底気味悪そうにまた歩き出す
ギガは、分かってないんだね
君は僕の手のひらの上で、もう逃げられないんだよ
笑みをより一層深めてまた後を追う
影が、揺れた
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ジェノさんがどんどんどうしようもないことになってます、ね
変態いいよ変態^^
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