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------はじめに。-------

今日は埜波や剛の通っている学校の文化祭。
夕と裕桧は見に行くことにしました。
学校の中はたくさんの人と華やかな飾り。
裕桧は目を輝かせながら、はじめて見る文化祭に興味深々です。
2人で校内を歩いていると…

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裕)「とーん!あっちに美味しそうなのがあるよ!」

夕)「"あげたこ"、"カレー"、"手作りクッキー"…すげーいっぱいあんな〜」

剛)「いらっしゃいませー!美味しいカレーはいかがですかぁー!」

裕)「あ!お兄ちゃん!」

剛)「あれ?裕桧ちゃん?」

夕)「よ〜剛くん。頑張ってるね」

剛)「芳浦さんも!こんにちは!どうですか?中で食べていきませんか?ウチの先輩のカレー、美味しいんですよ?」

夕)「だってさ。どうする裕桧?」

裕)「かれーたべたいでーす!」

夕)「じゃあここで昼食にするか。剛くん、カレー2つ」

剛)「分かりました!カレー2つー!」

埜)「……」

剛)「埜波ーっ!カレー2つー!!」

埜)「……」

剛)「ぬぉーなぁーみぃーッ!!!サボってないで仕事しろおぉーっ!!!」

埜)「…あ。裕桧ちゃん…」

裕)「おにいちゃーんっ!裕桧かれーたべにきたー!」

剛)「ったく!いつまでも音楽聴いてないで、カレーもらってこいよ!つか、音量でかすぎだ!聞こえないに決まってんだろ!?」

埜)「はいはーい…日野塚せんぱーい、カレー2つー…」

日)「はいよー、カレー2つね…っと。ほい、持ってって〜」

埜)「はい、裕桧ちゃん。カレーだよ…」

裕)「わぁ〜っ!おいしそーっ!お兄ちゃんありがとうー!いっただっきまーす!」

埜)「芳浦さんも…どうぞ」

夕)「お、ありがとさんー。じゃあ、いただきまーす…(モグモグ)…うんめぇーっ!」

裕)「うん!とーん、これすごく美味しい!」

鳥)「お嬢様、デザートにケーキセットはいかがですか?」

裕)「んぐんぐ…っぱぁ!ほぇ?お兄ちゃんだぁれ?」

埜)「鳥夜せーんぱーい、裕桧ちゃんに近寄らないでくださいー…」

鳥)「んだよ〜、こっちは部費稼ぐので忙しいんだよー…何、知り合い?」

埜)「俺の……妹」

剛)「嘘つくな」

埜)「いったーい…ハリセンはないよ剛〜」

剛)「うるさい。えぇと、先輩、ご近所さんなんですよ(笑)で、この子は裕桧ちゃん、こちらの方は芳浦さん。」

鳥)「へぇ〜、すいぶん年の離れた兄弟だなー!」

剛)「あっ!!せっ、せんぱい…(汗)」

夕)「あはは、俺ら兄弟じゃなくて親子です(苦笑)」

鳥)「えっ!?あっ、すみませんっ!…にしても、親子だったとは…」

裕)「ん?とーん、どうしの?」

夕)「なんでもないよ(微笑)裕桧、ほらカレー冷めるぞ」

裕)「うんっ!」

剛)「あ。芳浦さんたちは午後の部の催し、見に行きますか?」

夕)「え?なんで?」

剛)「俺ら、写真部でバンド演奏するんですよ。なんで良かったら…」

夕)「へ〜!じゃあ、この後、見に行くよ^^」

剛)「ありがとうございます!」

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ということで、文化祭企画のときにページの間に挟もうかと思い書いていたSSでした。
みんなのいつもの会話ですね(笑)
この子たちは、いつも微笑ましいぐらい仲良しでいてほしいなと思います^^







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