たえられなかった 鈍色サディスティック さあ浄福を貪れ 香水とチョコレート 抜け落ちて現れたのは かさなる色 曖昧なままのロマンティック 回し飲み禁止 ゆれる水面にきみをみる 共犯意識が僕を生かす 土の中で迎えた夏は暑くて ただ私を肯定する言葉が欲しかった 無意識の恋 無意味な愛 君の声だけ聴いていたい 君の手だけ握っていたい 君の笑顔だけみていたい なんでいなくなったの たぶんこれくらいでちょうどいい 痛みと悲しみが分離する よきかな ごめんね、やさしくて 幸福も不幸も御座いません 永久の未完成 まだいけるでしょ 多重人格ハニー 亡くした骨 殺すだけだなんて生温い 清浄と汚濁こそが生命だ 間違いとするにはあまりに美しすぎます ひとつに溶けあう本能 嘘は盗めよ いまさら気づくなんて愚か者 そっと死を儚む 涙腺切除 遠いねこんなに近いのに この世の果てまで泳いでいこうか もしもなんて期待している それからぼくは眠った 果てしない涙の国 じわり、赤、鉄の味 引きずるギプスはあまりにも脆く 大人ごっこ 死と羊膜の中は同じなのだろう 空を彩る飛沫に目を細めた 子どもの魔法 ジ･イリーガル･ワンダーランド 睨むその目が可愛いから しぼめる花のように今、 腐敗していく世界がいとしい とける細胞 まどろむ体温 きみと泣いた日 二人分の呼吸 やさしい遺伝子 さみしい鼓動 窒息するなら口付けがいい 病む子 うつくしさを盾にして 世界を救う強さなどいりません もはや運命共同体 いつもしあわせのなかにいた 何のための嘘だったの 永遠を知りたい 行き着く先がおなじなら その傷が癒えることはないのに 春一番のあまいにおい 祈りが届く頃 夜の冷たさに泣く 暴走する音 厭が口癖なの たかが夢の出来事でしょう ラプンツェルの悲しみ たとえ君がうごかなくなっても なんとあはれなことかな 群青に沈む さむいの、というくちびる 冬眠する夢 美しい死にかたとは 噛み付いて啜る血 これだけは譲れない 女の子はお砂糖と灰でできてるのよ かわいいは少しで十分 白を構築する 弱い強がり その手でちゃんと繋いでてね 夢だからときみは笑って |