ドロップキック
それはそれは見事なドロップキックだった。
それはもう、文句のつけようがないほどの。
「ブラックくぅーん!」
そう、語尾にハートがつきそうな呼び声と駆けてくる足音が聞こえた。
と、次の瞬間には、ブラックに抱き着こうとしたのだろう両手を広げたNと、そのNにドロップキックをかますブラックがいた。
「ぐぇっ」
とカエルの潰れたような声(どんなものかは実際聞いたことはないが)をあげたNは、それでも幸せそうだった。
対するブラックは
「寄るな触るな抱き着くな。」
という言葉と冷めた目をNに向けてから僕の方に振り向いた。
それはもう綺麗な笑顔で。
「さあ、行こうかチェレン。お茶、おごってくれるんだろ?」
「あ、ああ。」
さっきまでのことはなかったような笑顔に、僕は何も言えなかった。
……………うん。
ブラックは絶対敵に回さないようにしよう。
そう心に硬く誓ったのは言うまでもない。
Fin.
「ブラックくぅーん!お茶に行くなら僕も一緒n「死ね。」
チェ黒←Nです。
ギャグですきっと。
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