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昔々、あるところにそれはそれは心の優しいおじいさんがいました。

おじいさんが山道を歩いていると、罠にかかったネズミが一匹おりました。

「こんな小さなネズミが可哀想に、今助けてやるからな」

そう言っておじいさんは罠を解いてあげました。

ネズミを助けてあげると、ネズミは元気に走っていきました。

その夜、ネズミが人間に化けておじいさんの家にやってきたのです。

ネズミは言いました。
「罠にかかった私を助けてくれてありがとうございます。恩返しをさせてください」

そういうとネズミは部屋に入り障子を閉めネズミは言いました。

「朝になるまで、この部屋を絶対に覗かないでください」

おじいさんはネズミの言ったことを了承し自室で眠りに就きました。

そして朝になり、おじいさんがネズミの部屋へ行くと、なんと部屋中のありとあらゆるものがなくなっているではありませんか!

そして壁にかかった掛け軸を見つけ、読んでみるとこう書いてありました。

「ネズミ小僧参上」

恩を徒で返されたおじいさん、おじいさんはこう呟きました。

「orz」


end


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