虚空に鎮めた愛を乞うなら
その手には望む明日を曳け
遥かな蒼のあのひとへ
凍えた芽も醒ます朝の光
火で燃やす淡い夢を
標榜キューブリック
日々かなしい芽のきざす
花が開く春の朝を
春雪、来たりなば
ぼくらのくちびるにも甘く
ベツレヘムに輝く
可愛いグルーヴィベイビィ
ライフルが訃げる訣別
僕の事なら嫌いでいいよ
愛し合うように見つめている
朝の訪れよりはやく
きみのいる場所へ、この祈りが届けばいいと
激情タイトロープ
甘美な言葉を食べてしまった
柘榴の森、ニルヴァーナ
新しい天使
束縛の長い鎖
緩やかな水位の上昇
上手にあやして癒して疵を
恒温の必然性
触れ合わない僕たちの座標
それでもきみのまわりでは同じように今日が過ぎてゆく
この色をきみにも見せたい
しだいにそれは
神さま、僕を
瑠璃の瞳
深い溜め息の花束
天の霞む雲の高みには
どうぞ召しあがれ
あふれる愛の行方
お願い、同じ星を見ていて
忘却の空は美しいか
いつもの媚薬を
月の宵闇
冷たい揺籠
愛し合うカタツムリ
タイムマシン
その指先がさす方角
青い空、ルーシィとダイアモンド
溜息とメトロノーム
たったひとつの輝ける星
真珠色した煌々
電撃グリッター
魅惑のセクシーグルーヴ
雲は行く、空の果て
増殖する夢の細胞
夜空に迷う小鳥も
鉛も溶かす魔法の言葉
可愛いあなたがうまれた朝は
冷めやらぬ熱をもたらす
時計草が抱えた鼓動
幾千の言葉を重ねても
夢で泣きそうに滲む赤
仄明るい常夜の灯りを
溺れる泡
朝陽のようにそだつもの
堕天の星と最果ての唄
記憶の中に咲く花
すべては嘘か、夢か幻
幸せを抱いて土に還ろう
目も眩むほどのパノラマ
あなたとなら星にもなれるよ
つかめないシリウス
金色の空に輝く
花が枯れゆくように
あてのない旋回飛行
大丈夫、大丈夫だよ
猛獣遣いのベッド
戯る蟻
破滅のメカニズム
貪欲アーキテクト
許容範囲外のぼくら
あのね、内緒だよ
ゼロの概念
舌先にのせた愛の謳
甘いくちづけのそのあとに
花咲く森のみち
密室に噎せる共依存
シャツをはだけて跳べ
悠かに微睡む陽
忌み嫌え、夜
計れる愛じゃない
今日もあなたを、すきでした
思い出せばいつでも、安心して泣ける
アルテミスに手向ける花
春の風が眠りに就く
どうか愛していて
運命の鳥が啼いていた
それがきみの夢なら
妄想と虚言、それについての考察をいくつか
太陽が落とす影が、強く深く
願えばきみも飛べるよ
霞みのむこう、夢みたいに
約束の実を食べた
理性を失くす雨雲
