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2007年雲雀ハピバ小説 おまけ(ディノヒバ、獄ツナ前提 ヒバツナ要素アリ)




「雲雀さん!」

「…沢田」

ディーノと共に帰るために、廊下に出た雲雀。


丁度そこに、ツナと獄寺がやってきた。

ぴょこぴょこと跳ねるように、雲雀たちのもとへ走り寄るツナ。

その姿は、“可愛い”としか言いようがない。



「今日誕生日なんですよね、おめでとうございます!」


彼特有の、はにかむような笑顔で言う。


それに対して、獄寺は何も言わず、顔を背ける。

確かに彼が誰かを祝うなんて、想像できない。

只一人、彼がベタ惚れな恋人、ツナを除いて。



「雲雀さんの好み、全然わかんなくて…プレゼント、用意できなかったんです…御免なさい!」


素直なツナのこと。

悩んで悩んで…それでも用意できなかったのだろう。

そのことは、雲雀も充分分かっていた。



(っそうだ…)


ディーノと沢田と忠犬。

この三人が一気に焦りだす面白いこと、思いついた。

雲雀は怪しく口の端を上げた。




「っえ?」


ツナの口から、驚きの声が漏れる。



それもそのはず、雲雀はツナを廊下の壁に押し付け、
唇を重ねたのだから。



「雲雀ぃぃっ!!??」「きょうやぁっ!!??」



ディーノと獄寺は共に絶叫した。



「っ何するんですか、雲雀さん!」


唇を離した途端に、ツナから非難の声。


そんなツナに、一言。


「プレゼントは、君の唇でいいよ、沢田」


ぺろ、と唇の端を舐め、また怪しく微笑んだ。




(ディーノ、ぼやぼやしてると、僕どっかいっちゃうよ?)

そんな思いを込めて、ディーノを見つめる雲雀だった。


年下の恋人は、小悪魔。(笑





「じゅ、じゅじゅじゅ十代目えぇぇ!!」

「や、ちょ、獄寺くん、口直しとかいらなっ…」

「いいえ、十代目!体の隅から隅まで、オレの物だって印をっ…!!」

「え、何、やっ…脱がすなぁぁぁ!!」


そして最も被害を受けたのは、ツナだった。


ヒバツナではありません。
うちの恭弥さんはツナ大好きです。
妹のように、大切な存在なのです。



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