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3.あーあ
「ヴォルフっごめん」
伸ばした右腕は空を切り、すり抜けていった。
ゆっくりと降りていく腕は重く、指には力が入らない。
迷わずコンラートの方へ駆け出していくユーリを見て、ほっとしたような泣きたくなるような気持ちに戸惑った。
「そうだ、最初から解っていた」
右頬を軽くなぜると溜め息がこぼれた。
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