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えっ!またジュンコが逃げ出した?

よし!私も手伝うぞ!


えっ?私はいい?
なぜだ?一人で探すより、探す人数が多い方がいいだろうに。


だが、孫兵に待っててくれ、と言われ孫兵の部屋で待ってることにした。

孫兵はそのまま、部屋を後にした。きれいに片付けられた部屋には孫兵の性格が出ている。一人でやることもなく、ボーッとしてしまう。

そこで考えるのは孫兵のこと。お互い委員会があってなかなか二人の逢瀬が叶わなかったが、やっとお互い時間がとれたのだ。
ジュンコも一緒に過ごせたら幸せだろうな…とちょっと浮かれてのに。

残念だ。

けど、ジュンコは孫兵の家族だからな。待っててやらないと。


孫兵の部屋だから、部屋中から孫兵の香りがして、それを感じるだけでも幸せか。と思ってしまう。
私はよほど孫兵のことを好いているんだなと実感する。

部屋の真ん中でコロンと横になると、急にドサッと何かが落ちる音がした。
気を緩めていたせいもあり、とても驚いたが、その落ちた正体がジュンコとわかると、安心してしまう。

ジュンコー孫兵が探していたぞと話かけるとシュルシュルと私の首に巻き付いてきた。
巻き付いたまま、私の顔を見て舌をチョロチョロ見せている。

…何か言っているようだが生憎、蛇の言葉がわからないので困ってしまう。
あっ!孫兵を探しているのだろう。

よし、ジュンコが帰ってきたことを孫兵に伝えなくては!

孫兵をさがしに行こう!



――――――――――

更に迷子(笑)


あきゅろす。
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