(甘/微裏) 【月夜の下で、君を想う】 触れ合う肌 漏れる吐息 流れる泪 囁く愛 「いの」 名前を呼ばれる。それだけで幸せな気持ちになれる。 「痛いか?」 「ううん、大丈夫…」 自分のことよりも先に相手のことを心配してくれる。その優しさが私の目に沁みる。 「泣くなよ」 「だって…幸せ…で、」 「俺もだ」 愛しい人が大人な笑みを浮かべながら私の泪を優しく拭き取ってくれる。いつもは言えない言葉でも繋がったときだけは羞恥なしで言える。 舌と舌、手と手、身体と身体、口と口が重なり合い今でも壊れそうな私を『愛してる』の一言で助けてくれる。 「ん、いの…!」 「シ、カ…マル、イっ」 「愛してる…!」 「あ、私も…よ!」 暗闇の中で愛し合った二人をカーテン越しに満月は最後まで見守ってくれた。 月夜の下で、君を想う 『愛してる』 と…。 END. --*--*--*--*--*-- 皆様、こんにちは!まあです。 イラストばかり描いている私が小説に挑戦させて頂きました…(>_<)! 素敵な企画に駄文(しかも微裏)を置いてしまい申し訳ございませんm(__)m シカいの好きです…!(爆) ここまで読んで下さりありがとうございました(^^● まあ. . [グループ][ナビ] [HPリング] [管理] |