一宮と久我は双生家。
仁科は血に呪われ代償を払い、三坂は過去を管理せよ。
篠崎、人の運命を紡ぐ家。
香坂が仕えし六条は全てを統べ、七瀬、その影となれ。
安沢こそ、公平で中立なる判定者。

日本を代表する財閥『六条』と、その八つの分家を舞台にした物語。

篠崎家
代々神社を守っていく宮司の家系。
頻繁に神の寵愛を受けた人間が生まれ、形は違えど何らかの特殊な能力を与えられる。

運命の人を教えて
好きになった人が運命の人とは限らない。
姉、六花ちゃんは赤い糸が見える目の持ち主。
今までずーっとそのチカラに頼って好きな人を決めてたのに、自分だけでどうにかしろって……無理。
運命/書簡形式/赤い糸


香坂家
六条家に仕える従者や侍女を最も多く輩出していた。
現代になって風習が廃れても忠誠心は分家一。


六条家
定められた運命の代償に、一つの我侭を許された家系。
八つの分家の上に立つ。

Canaria
六条さんが私を選んだ理由は、身元と金勘定と信用性。それだけ。
衝撃的な言葉を聞かされたのが結婚式直前、今更拒否も出来なくて愛ナシの結婚生活、スタート……と思いきや？
クリスマスまでの連作短編が第一部、お正月以降の話が第二部と分かれております。
結婚/すれ違い/進むに従って糖度過多へ