「あー、キスしたい!」


「急に何すか!?」



こんなやり取りを何度続けたことか。

俺がベッドに入って寝ようとしていた時、急にキャプテンが飛び込んできて、入ってくるなり「キスしたい!舌入れたい!!」だなんて言ってくる。
確かに付き合い始めてキスしたのはまだ一度だけ。
キャプテンはものすごくしたいらしいけど、この通り俺の心の準備が出来ていないわけで…



「どうしてそんなに嫌なんだよ!飛鷹は俺が好きじゃないのか!?」


「えっ!?は、あ、えぇ!?」



こういう攻め方に俺は弱いみたいだ。

暫く黙り込んでいるとキャプテンは涙目で見上げてくる。
…だめだ、負ける。



「…お、俺は、…す、好き…です…」


「本当か飛鷹!!」



先程の涙目は何だったんだ。
けろっとして、小さな子供みたく凄く嬉しそうにこちらの顔を覗いてくる。
確信犯め…



そのままじっと見つめていたら急にキスされた。
触れるだけじゃ嫌だと言っているかのように唇を舐められる。



「んんっ!」



ぞくぞくする感覚につい舌の侵入を許してしまった。
キャプテンは俺の反応を楽しむかのように口腔を舌で荒らす。



「…っ、きゃ…ぷ…っん…」


「はあっ、ん…好きだ飛鷹…」



甘い吐息にやられてキャプテンの好きにさせてしまった。
俺もつくづく甘い。

しかしそう思っているのもつかの間。



「ひゃっ、!?」



服の下に手を入れられ腰をまさぐられる。
思わず変な声が出てしまい、恥ずかしさから顔が赤く染まったのがわかった。
キャプテンの手がせわしなく動きまくる。



「きゃっ、キャプテン…っ!」


「んー?どうした飛鷹」


「て、手が…!」


「手ー?」



わざとらしく首を傾げてくる。
このやろう、不良をなめてんのか。

それでも抵抗出来ないほどの力で押さえつけられる。

その時、自分の中で諦めに似たものを感じた。

余程俺はこの人が好きみたいだ。
そしてキャプテンの好きにさせるのも好き。

この後、キャプテンから溢れんばかりの愛を貰った。















「飛鷹!もう一回キスしようぜ!!」


「もう勘弁してください!!」










――――――――――

円堂がただのキス魔になってしまった!!

「変態円堂×飛鷹のイチャイチャ」というリクエストでしたが、どうでしょうかね

本当はもっとバカップルみたくしたかったんですけどね…

気に食わないのなら返品可ですよ!!


それではケイさんに相互記念で捧げます!


20110415


あきゅろす。
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