「自分で仕立てた浴衣を着て川越氷川神社の夏越の祓（はら）えに参加しよう」と、川越美人倶楽部は埼玉県川越市連雀町の相亀「百縁処」で「浴衣縫い講座」を開催。自分で仕立てた浴衣姿で茅（ち）の輪をくぐり、夏越の祓えのお参りを済ませた。プリン専門店、川越に11日オープン　特産・川越芋の食感を楽しめるプリンやモンブランソフトも　同倶楽部は、知性と教養とユーモアを兼ね備えた、「見た目美人」「心美人」「健康美人」と言われるような「川越美人を増やす活動」をしている。代表の宮崎馳弓さんは、「みんなで毎年参加して5年以上になる。今回講座を行った会場は、外の大正浪漫夢通りに目をやればちらほら浴衣姿の人が行き交い、日本的で川越のイメージにぴったり」と言う。
　「古いしきたりには、ちゃんと意味がある」と宮崎さん。神事や行事をこなしているうちに心身が整ったり、人々が協力し合うことで絆が生まれたりする。家族や友人の名を人形（ひとがた）に書いて祓いの川に流す神事についても、宮崎さんは「誰を書こうかな、と人を思う気持ちを引き出してくれた」と話す。