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幾重にも,真赤い雲が折り重なってまるで空が燃えているよう。

でも私の内には切り裂かれる程の閃光。
先の金色の夕陽なんて目じゃない位に。


此処の夕暮れは鮮烈で美しいのね。


私達の星もそれはそれは美しい夕空
何処にも例が無いまでの無二の絶景

永遠の秋。


此処じゃ観られない美しさなのよ……ねぇ。


真赤い
緋色
燃え盛る黄金より
組成された耀色

あなたの髪さえ神々しく,神々しく
きれい金色は赤に耀く。

きれいなままのあなたを更に耀かせるのだから。


腕の中の静かな重み

瞳を開いたならあの軽やかさを教えて。と。


こんなことを思うなんてね私が。


影が掛かる
赤に黒は良く伸びる
降りる
人形の様

良く見なくとも整っていた容姿には気付いてた。


言ってあげない,けれど。


ああ
緋色が滑り拡がってゆく
濃く鮮やかに萌えて行く様を
あなたにも見て欲しかったわ。

だって本当に美しいのよ
この星にだって負けない位なんだから ねぇ。


薫る金木犀の中で案内くらいはしてあげるわよ……。


滑らせて
頬に唇を
海の味が微かに入り込んだ。
濡れる私の唇。

囁けば貴方の髪がさらりと揺れる。

香りがする。


その整髪剤やめてっていったのに,甘ったるすぎて鮮明に残っちゃうじゃないの,


膝の上の温度
肌の気温

差が開くのは何故か。

降ろすままに
顔を埋めて
手を握り


何時か一緒に来て…ね。


瞳を閉ざしても只管眩しいのは





















Title→00

2006年に書いたもの
諸事情あって別館やっててなんとなくついでのようにセラムンも書いてた…偶然見掛けた余所様の夜うさに発熱しちゃったのさ…

よりにもよって死にネタという…

しかしこのCPだと違和感ないのが奇跡

私的ヒーラー→ムーンの萌えポイントは出せてるかなと




20090901


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