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ちっさな事件はあるものの、たいていのトラブルなど上手く処理して、のんびりと、今日もモビーはディープスペースの煌めきの中を漂っていた。

その中で、ただ一人。暗雲立ちこめる覇気を滲ませ、不穏な猛禽が耐えきれずに、答えを探して天敵のもとに現れる。

「イゾウ相談があるよい」
「何だ?…機嫌が悪そうだな。おまえさんが呼ばれないのにうちに出向くなんて珍しいねぇ」
「う……まあ、な…こないだちょっと漂流してから、気になることがあってよい」
「…なんだ?なんか体調がおかしいのか?戻った時の検査じゃ異常なしだったがな…」
「あの時、しばらく細胞賦活剤飲めなかっただろい…」
「ああ。…それがどうかしたか?」
「飲んでねえと…やっぱり老化するのかい?」
「そりゃ、そのためのもんだからな。飲んでるより飲まねえほうが体は老いるぜ」
「…やっぱり……」
「なんか変化出たのか。データ的には……」

手首にパッチを当て、素早く基本データを確認。異常なし。

当たり前だ。何か小さいことでも変化があれば、生体モニターが拾って報告してくるだろう。今まで、マルコは自分の体など全く気にかけないため、極端な睡眠不足や栄養低下を起こすことがたびたびあったので、かなり厳重にモニタリングされている。
モビーに乗っているクルーは、ジョズの綿密な環境管理下にあるし、ましてや能力者には、微妙な調整すら必要に応じて直ちに施され、身体機能としては、いつもピカピカの状態のはずだ。

なんともない、と、いおうとしたが、マルコの顔つきがなんともおかしい。
どうしようもないほど悩んでおり、しかもそれを相談することに抵抗がある。心配でたまらないが、それを悟られることが耐えがたく恥ずかしい。

困惑、羞恥、混乱、焦燥、虚勢がシェーカーで振られて、見事なカクテルと化していて、珍しさに悪食のイゾウは食指が動いた。

いつもは鉄面皮なつらがひくひくと痙攣しているが、何がそうさせるのか?イゾウははっきりと興味をもった。
いたずらを実行するために。巡航中のモビーは退屈なのだ。


わざと眉をしかめてちらり、とマルコを見る…おもしれえ、びくっと跳ねてやがる。

「…なんで、気が付いた?」
「!……やっぱり、マズイことになってるのかよい?…」
「そうだなぁ…お前としてはどうしたいんだ?」
「おれはっ……今までとおんなじぐれえ出来ねえと、まずいんだよい」
「そう深刻になるな…できなきゃ何が困るんだ?大したことじゃないだろう…」
「困るよい!エースが……心配する」
「エースが?お前の体だろう?」
「昨日もちょっと不満そうだったし…あきたんじゃねえか、とか疑われたら困るよい」
「不満?…あきるってお前が、エースに、か?」

ありえん。さっきの飯時にさえ、ほかのクルーがエースに話しかけただけで睨みつけてビビらせてたじゃねえか。
お前ののぼせ頭に効く薬があれば、一服盛りたいと前から思ってたぐらい、手に負えない状態が何百年続いてると思ってるんだ。
まあ、問題点は、そういうことだ、というのはつかめた。

「とにかく、最初、おかしいと思ったとこから話せ」
「だから…漂流しちまって一カ月近く帰れなかったろい?…だから、戻ったらそのぶん10回は行けるだろうと思ったんだがよい…」
「10回?……あ、アレ、だよな?」
「ああ、まあ、ああいうことだよい…それが3回しかできなかった。寝ちまったんだよい」
「…ふうむ…」

それも当たり前だ。漂流中に無茶ばっかりして、最後戻る前は4,5日不眠不休だったんだろう。
それなのに、あの後に3回もしたのか。こいつ、まったく化け物か。

「それで、おかしいと思って、次の日もそのぶんしておこうと思ったんだがよい…やっぱり3回しか…」
「…次の日、にか…」
「それからずっと、3回しか勃たねえんだよいっ…こんなことじゃエースにおれの気持ちを疑われるよい!」
「あ〜〜〜…そうか?昨日とか、えらく朝ぐったりしてるのを見たが」
「やってても、次は勃たないんじゃねえかと心配で心配で、一回にできるだけエースを満足させようと頑張ってるんだけどねい…」
「…それで、このごろ明け方までうるせえんだな…」
「昨日の晩も結局3回だ。大体なんで、おれのほうが生体年齢が高いんだよい。エースに勃たねえおっさんなんかいらねえって言われたら…」
「…あーーそーーー……」
「戻ってから10日もずっと毎晩こんな調子なんだ!おれぁ歳とっちまった…イゾウ!てめえならなんとかできるだろい!!元に戻せよい!」

うまくおだてて聞き出したら、しばらく遊んでから安心させてやろうと思ってたが、だんだんムカついてきたぞ。

サッチなんか、週2回しかやらせねえし、よっぽど盛り上がらねえと二回目なんか無理なんだぞ。それをここ10日毎晩3回でたらねえだと?
全くこの絶倫淫獣は、どんな体の構造してやがるんだ。一辺解剖してやろうか?

「なんか方法があるだろい。できるだけ早めに一ダースやって見せねえと、エースに浮気してるって思われるよい!」



プチッ、と自分のどこかが切れる音がした。
このやろう。押したな?みんなが避けているおれのドS.スイッチを。

データを見るふりをし、目元口元をおおって、覗きこまれないように気を使っていたが、いつもなら他人の裏の意図に敏感なくせに、見てもいやしねえ。

わざとらしく(と後になれば気が付くだろう程度に)ため息をついて、マルコに向き直る。

「これは微妙な問題だ…お前ひとりのことじゃなくって相手があるんだからな…エースに話を聞かないと」

こんなにはっきりと動揺するマルコなんて、永久保存版だ。忘れずにメモリーキャプチャしておかないとな。

「な!エ、…エースに何も聞く必要はねえだろい!あいつに構うなっ…」
「もし、未知のウイルスだったら?はっきり言おう。検査ではクリーンだ。しかし、そんな顕著な変化があるなんて…」

マルコの自信を崩すマグニチュード8以上の激震が走るのを、楽しんで見ながら、それがばれないようにモニターに向き直る。

「お前が、というより、移ればエースのほうがお前を欲しがらなくなるんじゃないか?…」

効く、と思って投下した爆弾は、想像を絶するほどの効き目だった。
よくぞ、そこで昏倒してしまわなかったことだと思う。血圧モニターが一気に50下がった。
医者としてはが、ここで休めと命じたくなる顔色だったが、おれのスイッチを押したお前が悪い。
今度は見せつけるように、はっきりと嗤って見せる。

「ま、性病をもらったなんて、言い難いのは分かるから、できるだけ隠してやるよ」

モニターの数値が乱高下しおかしなグラフを描く。
動悸、息切れ、めまいの猛襲を受け、しばらく立ち上がれないマルコを残して、エースを探しに食堂まで出かけることにした。





予想通り、食べかけの皿に顔を突っ込んで寝ているエースをゆすり起こす。

「…おい、エース。どうしたんだ、珍しく疲れてるんじゃないか?」
「…あ、イゾウ…おれ、また寝てた?…」
「朝飯の時も寝てたし、そのまま昼飯食って寝てたんだろう。もうじき、晩飯だぞ?」
「あれ?……あはは、は…」

まだ、少しぼんやりした顔をしているエースは、診断を付けるなら、マルコより重体だ。
目の下に隈が出来ているし、明らかな睡眠不足で意識レベルの低下が見られる。食欲は衰えていないのはさすがだが。

食べかけの皿をまた、引きよせて食べ始めているが、半ばうとうとしたままだ。

「…寝てないんだろう?からだも痛そうだな…マルコが還ってからケンカしたのか?」
「いや……戻ったときに、心配させてっておれが怒ったけど、マルコは謝って、それからずっと埋め合わせだって、一緒にいてくれるよ」
「…仲睦まじいことで。そういや、一人でいるのを、久しぶりに見るな…」
「そうなんだ。いつもなら、ちょっと問題があるとブリッジに籠って出て来ないだろ?だから、ずっと一緒にいるのって珍しいんだけど…」
「かれこれ10日になるな…その間、お前どれだけ寝た?」
「……昼寝してるの多いから、ちょっと何時間か分んない、けど…」
「その、寝た、じゃなくってな…回数だよ、回数。今日も明け方までだっただろ?」
「え!な、なんで、そんなこと、……しらねえよっ」
「医者として聞いてるんだよ。お前、ひどい顔色だぞ。無理してるんじゃないのか?」

特に、真面目な表情を作り、からかってるんじゃない、とアピールする。
エースは単純だし、疑うことを知らないから、それで十分だ。
ぼんやりしてる上、食い物に気を取られて、エースの口はほぐれやすくなっている。

「無理ったって…マルコがずっといてくれることなんてめったに無いんだし…なんだか、反省してんのか妙に優しいしさ…」
「だからって、毎晩明け方まで付き合うこと無いだろう。いつもそうなのかよ、お前ら…」
「いや、普通はマルコが忙しいからさ…一週間以上会わねえことだってあるし。二三日一緒にいても、すぐなんか起こるから」
「しょっちゅう一緒にいるような気がしてたがな…」
「たいていは3Dだよ。時々、ほんとに一緒にいても、映像みたいな気になってる時あるもん。表層触覚は、かなりリアルだし…」
「今までは、毎日じゃなかったのか…」
「なんか、マルコがその気になったら、ががっとまとめてって感じかな…続くこともあるけど、いつもじゃない」
「…その時は何回、なんだ?」
「!!だ、だからっ…しらねえって!たいてい、おれ途中でわけわかんなくなるし…」

照れ隠しに皿の上のものを、一気に口に放り込み、もごもご、と言葉をごまかす。
食い終われば、またあっという間に睡魔に攫われそうになっている。
ふらふらする黒髪が激突しそうになる前に、慌てて皿を下げてやると、くたん、と腕を投げ出して、溜息をついた。

眠りに落ちかけ、ますますゲートが緩んだエースは本音を漏らす。

「…マルコが欲しがってくれるなら、頑張ろうって思うんだけど…ちょっと疲れた、な…」
「今回みたいに、戻ってからずっとってのは無かったんだな…」
「…うん……おれ、別に一緒にくっついてるだけでもいいんだけど、さ…そのまま寝ようとしたら、マルコ、すっげぇ寂しそうにするから…」
「あいつの執着は、前から並みじゃないが…おまえも苦労するなぁ」
「今まではマルコが先に寝ちゃうこともあったのに…こないだ、おかしな宇宙線でも浴びたのかな…元気すぎるよ……」

そのまま、すうすうと寝息をたてはじめた顔付きが、相変わらずあどけなくて、イゾウは庇護意識にかられる。

こんなにこいつが消耗するなんて、あのイカレ鳥にはきついお灸が必要だな。
さて、エースの願いもかなえ、マルコのご要望にも沿う手段は、と、イゾウは少し考えを巡らせた。





「安心しろ、ウイルスじゃねえ。多分心因性のもんさ…エースもおかしいって心配してたがな」

医者の良心として、嘘の診断は言わない。だが、誤解するのは勝手だ。

「で、治療だが…別に、このままほっといてもいいんが…」
「だめだよい!エースが気付いているなら…今晩すぐにでも治してもらいてえ」
「そうか。じゃあちょっと荒療治になるが…体力の限り逝けるようにしてやるよ」

今浮かべた笑顔を、こいつは“にっこり”だと思ってるんだろうな。信頼しきった顔しやがって、似合わねえ。
明日の朝、どんな顔しやがるか楽しみだ。良い被検体が飛び込んできたもんだ。

マルコの手に、サッチに使おう、と極秘開発した薬の濃縮原液を落とし、イゾウはまた、にまり、と笑みを浮かべた。 



自室の前で、イゾウから渡されたカプセルを呑み下し、勢いを付けてドアを開ける。

部屋の隅、薄い照明だけが付いている就寝フィールドを無重力状態にして、しどけなくうたた寝するエースが漂っていた。 
無防備であどけない、少し開いた唇がマルコを誘う。
近付いて黒髪に触れただけで、どくん、と下半身が蠢く。ずいぶんと即効性のやつらしい。

眠りこんでいるエースを起こすのが忍びなくて、少しためらったが、少し憔悴した寝顔を見ているだけで、どんどん分身が滾ってくる。
途中で効果が切れたら、元も子もない。安らかに眠っているエースには悪いが、無重力では、やるには具合が悪い。
パチ、パチと何度か指を鳴らして、フィールドオフし、ゆっくりと寝台に舞い降りたエースの上に覆いかぶさる。
そっと目覚めさせるための軽いキス。それだけで、ぞくぞくした快感が腰に向けて走った。

ガチン!と目の裏にスパークが走り、まさか、という、憶えのある感覚が股間を覆う。
慌てて下着まで取り去ると、すでに自慢のマグナムは暴発していた。
一瞬激しく動揺したが、すでに、ひくひく、と回復の兆しを見せている息子を眺め、妙な安心と信頼が湧いてきた。

大丈夫だ、今日はきっと思いきりイケる。
エースはまだ眠っているから、今のはノーカウントだ、と要らないストイックさを発揮し、再度裸のままエースにのしかかる。
やや性急な口付けに、ぼんやりと開かれた瞳を見て、また熱が滾る。まだ無意識のまま、愛撫に応える小さな舌の動きにまたぞくぞくとした刺激が、腰に溜まる。

「…?マル、コ?…」

抱きしめた位置から、耳朶に落とされた自分の名前を聞いたとたん、二回目の暴発が来た。

舌打ちをして、エースの下半身から汚してしまった服をはぎ取り、さっきの失敗の痕跡が残る、自分のものと一緒に、自動ランドリーに叩きこむ。
深呼吸を一回。気を取り直して、状況を把握していないエースに向き直る。

いや、大丈夫。裸で横たわった姿を見ただけで、ちゃんと再再度、戦闘態勢を取れてるじゃねえか。
ちょっと勝負を急がなきゃならんかもしれんが、と、胸の奥に湧いてきた、疑惑の暗雲をあえて押しやり、のしのしとエースに歩み寄る。

「エース。愛してるよい」

腕の中に納めた恋人に、宣戦布告のような声色で告げると、きょとんとした顔をしていたが、すぐにマルコの一番好きな笑顔を花開かせた。

「おれも愛してるよ、マルコ」

ギュっと抱き返してきた熱い体温を感じたとたん、また電撃が腰に走り、三度目の正直でマルコは自分が大変まずい状態に追い込まれていることを自覚した。



キスして肌をまさぐるだけで数回、エースに快楽を与えようとして10数回。最終目的に突入しようと、もどかしく解している間にその何倍も達してしまい、ついにマルコのマルコは戦いを放棄した。
どかんどかんと何発も白い花火を打ち上げ、ついに弾が尽き、ひくひく震えるだけで立ち上がろうとしても、出来ないそれは、まさに本体の分身。
痺れるような快感は、まだ感じているのに、自由にならないからだを、ついにマルコの意識は投げ出してしまう。

あっけに取られていたエースは、苦悶の表情を浮かべ、自分が吐きだした白い沼の中に沈んだマルコを見て、慌ててERコードをドロップする。
マルコの生体モニターをロードしつつ、上手い酒を飲んでいたイゾウは、すぐにやってきた。

部屋を覗きこみ、その生臭い惨状に、隠しきれない悪い笑みが浮かぶ。

マルコはすでに目は落ちくぼみ、肌の張りもなくして、明らかにさっきより何キロか体重が落ちている様子。
エースは笑うしかないほど、ずるずるのドロドロだ。マルコをゆすぶり起こそうとして、シーツがびちゃびちゃと音を立てている。

気付け薬のアンプルを折って鼻に当てると、眉間のしわにも新記録を樹立しつつ、マルコがなんとか意識を取り戻した。

「……イゾウッ……て、め…」
「よう、マルコ。気分はどうだ?」
「…なんで、こん…説明、し、ろいっ…」
「ご要望どうりだろ?ダースで数えるほどやりたかったんだから…で、何ダース逝けた?」
「……3、ダース…までは、数えた、が……」
「そりゃ丁度良かった。一晩に40回以上したら死ぬらしいからな。体力の限り逝けただろう?」
「てめえっ……判ってて、一服盛りやがったな…」
「いやいや、初めての被検体だから、ちょっとどうなるのか心配でもあったんだが…良い、効き具合だな」
「二度と…てめえになんか、相談しねえっ…」
「そうかな?…たぶんすぐ泣きつくことになるぜ…」

マルコに飲ませたのは、快感刺激を消化する酵素を阻害する物質と、神経伝達を高め、快感物質を猛スピードで増殖させるナノマシーンのカクテルだ。
薬品は代謝しちまえば消えるし、ナノマシーンは動作寿命が短く、今、反応しなくなっているってことはすでに止まって、後は排出されるだけだ。
だが、もちろん、マルコはそんなことは分らない。

「お前さん、明日から本当に勃たないってのはどういう状態か、理解できるだろうよ。その間エースは安眠できるしな」
「な!…なん、だと…」
「おれに相談しないなら、そりゃそれで、平和でいいさ。明日、いや明後日でも、自分の状態見て考えな」

ハンドサインでメイドマニピュレーターを駆動させ、ぐだぐだのからだを清拭し、シーツを敷き替え、まったく動けないからだが床ずれなんか起こさないように、無重力状態にして浮かべてやる。

最高のモルモットになってくれた哀れな鳥に、極上の感謝の微笑みを贈り、廊下に出たら、エースが追いかけてきた。

「イゾウッ…待てよ!どういうことなんだ、教えろよ」
「ああ、別になんの心配もないさ。ばかな思いこみにお灸をすえてやっただけだ」
「でも、あんなになるなんておかしいだろ!それに…もう、勃たないなんて、おれも困る…」
「脅かしただけだ。タンクがからっからになるまで絞りあげたから、さすがに何日かは反応しないだろうがな」
「…脅し?」
「自分見て勃つ回数が、愛情の証だなんて、お前は思ってないだろう?それを教えてやんな…しつこさが減るぜ、きっと」
「そりゃ、おれは…それでもいいけど、マルコは傷つくよ…」
「大丈夫だって。薬の効果はもう切れてる。普通に蛋白補給して時間がたてば、また溜まっていつも通りさ」
「マルコ、ああ見えても繊細なんだぜ?自信無くしてるマルコなんて…おれ見たくないよ…」
「お前は優しいよなぁ。一緒にいるだけでいいんだろ?そう言ってやりゃいいじゃねえか。大丈夫大丈夫、たまには少々へこませとかないと、どんどん暴君化する」

戻って傍にいないと、心配して嫉妬して、よりおかしくなるぜ、となだめて、エースを部屋に戻らせ、採取したデータをリロードする。



思った以上の効果だ。これなら、調整のために一人で出かける前に使えば、かなり安心して外に出せる。
四皇会議の準備で出かけるのは、確か明後日だったな、とほくそ笑む。
マルコよりは精力がないから、今晩絞っておけば、明日倒れているだろうが、任務に支障はない。
想い人がいる部屋に続く廊下を見やり、イゾウは仕掛けるための酒を求めてパントリーを呼び出した。

嫉妬深い恋人の邪念を感じ、寒気を感じたサッチは盛大にくしゃみをした。





おまけの危険物。@ニアラズ。異常指向のエロのみ。それでも良ければ?
鍵は生息しているだろう二人の誕生日を数字で八ケタ GO!→



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