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▽あらすじ



今年高校に上がった本条あかりは、ひょんなことから不思議で胡散臭い店“何でも屋”と出逢う。

店を経営している我が儘悪魔の林道風花と恐がり少年の鬼夜菜月。
常連客となったナルシスト吸血鬼のネイリー・クリユンフ、オカマセントエルフのジェラール・アニエス、そして自分を取り巻く環境や人々。

“何でも屋”と関わっていくことによって、非現実的な世界に引き込まれていく。

あかりは幾多の出来事を乗り越え“何でも屋”を自分の居場所としていった。



しかし幸せな日々はそう長くは続かなかった。

“何でも屋”店員のひとり、鬼夜菜月は聖界を取り仕切る一族“四天守護家”の一員だったのだ。

菜月は人間でありながらも“四天守護家”の一員。掟により聖界人は魔界人と関わってはならない。破れば厳しい罰則が待っている。

魔界人の風花と恋仲にある菜月は、その対象者となっていたのだ。

また魔界人のネイリーと友好関係を築き上げているジェラールも同じく対象者になり、風花、菜月、ネイリー、ジェラールの四人はそれぞれ聖界に反発、抵抗を見せる。
 

だが末に待っていたのは悲しき決別だった。
 

風花と決別した菜月は聖界に帰り、聖保安部隊の監視下に身の上を置かれ自由の一切を失った。

ジェラールは両親と大親友を守るため、聖保安部隊の手から逃れようとした末に死亡。

風花とネイリーは聖保安部隊の奇襲により大怪我を負ってしまった。 


人間界に残された風花は自分の不甲斐なさに、悔しさに、連れて行かれた悲しみに泣き崩れてしまうが、あかり達の支えによって立ち直る契機を掴む。

少年が傍にいない寂しさを噛み締めながらも風花は「恋をするのは菜月で最後にする。菜月が大好きだ」と笑顔を取り戻し、触発されたネイリーもまた親友が死んだなど知る由もなく聖界に行く決心を固める。 


“何でも屋”を無限休業し、風花はネイリーと共に大切な友と恋人を迎えに行くために前を歩き始めたのだった―――。



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