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世界の政治・経済日程(2012年) (世界)
国際経済研究課

 IMFは、2011年9月に発表した世界経済見通し(WEO)で、12年の世界経済成長率を4.0%と、6月時点の予測から0.5ポイント下方修正した。先進国経済の減速を新興国経済の成長が下支えするとみているが、欧州債務危機の動向、米国の財政問題など、欧米諸国の下振れリスクは発表後も拡大しており、先行きの不透明感がさらに強まっている。

 11年12月に開催されたWTO閣僚会議で、ロシアが18年にわたる加盟交渉の末、WTO加盟を承認された。国内の批准手続きを経て9月までに正式加盟する予定。新たな大国を迎え、WTO体制の普遍性が高まる一方、かじ取りは一層難しくなるとみられる。停滞する自由化交渉については、包括的なラウンド交渉というこれまでの方向から、途上国問題や貿易円滑化といった個別の論点ごとでの合意形成という現実的な対応への転換を求められることになろう。

 11年12月のOPEC市場月報によると、OPEC(イラクを除く11ヵ国)の11月の日量平均原油生産量は2,769万バレルで、前月に比べ50万バレル増加した。国別では、リビア(22万1,700バレル増)、サウジアラビア(17万5,300バレル増)、アンゴラ(10万3,200バレル増)、ナイジェリア(8万2,800バレル増)の生産量が前月比で著しく増加した。一方、アラブ首長国連邦(5万1,700バレル減)、ベネズエラ(2万8,500バレル減)、アルジェリア(2万400バレル減)は減少した。

 OPECの11月のバスケット価格は110ドル以上の水準で安定して推移した。11月前半からのバスケット価格の上昇傾向の背景には、欧州債務危機への取り組みに向けた努力、再発した地政学的懸念、経済の若干の回復で改善をみせた米国の経済指標などがある。

<1月>
1月25〜29日 世界経済フォーラム年次会合(スイス・ダボス)
1月30日〜2月19日 APEC高級実務者会合(モスクワ)

北米課

 米国では、11月に控える大統領選挙と議会選挙に向けて、各候補者、現職議員による選挙運動が活発化する。大統領選の予備選挙は1月3日のアイオワ州党員集会を皮切りに、3月6日のスーパーチューズデーなどを経て、共和党は8月下旬、民主党は9月初めの党大会で決着する。民主党はオバマ大統領が再選をかけることになるが、共和党候補は誰に決まるのか、予断を許さない。

<1月>
1月1日 カナダ歳入庁、法人税引き下げ(16.5%→15%)
1月3日 2012年米大統領選挙党員集会(アイオワ州)
1月6日 米雇用統計(2011年12月)発表
1月12日 米小売売上高(12月)発表
1月13日 米貿易統計(11月)発表
1月17日 カナダ中央銀行、政策金利調整日
1月18日 カナダ中銀、金融財政報告書発表
1月19日 米消費者物価指数(12月)発表
1月21日 米大統領選挙予備選(サウスカロライナ州)
1月24〜25日 米連邦公開市場委員会(FOMC)
1月27日 米商務省、11年第4四半期GDP発表(1次速報)
1月31日 米大統領選挙予備選(フロリダ州)

中南米課

 2012年はメキシコ、ベネズエラで大統領選挙が予定されているほか、ブラジルでも全国市長・市議会議員選挙が開催される。メキシコでは7月に選挙が予定されており、かつて長年にわたり政権を担っていた現野党の制度的革命党(PRI)の与党復帰が実現するかが注目される。

 また、10月に大統領選挙が行われるベネズエラでは、チャベス大統領の再選がポイントだ。同大統領は続投を表明しているが、健康問題や最近の野党の躍進もあり予断を許さない状況。10月のブラジルの全国市長・市議会選挙は、ルセフ政権が発足後初めての全国選挙になる。3期目(1期4年、03年以降)を迎える労働者党(PT)政権に対する国民の評価に注目が集まる。

<1月>
1月2〜10日 2012年 流行・アクセサリー見本市「EXPO MODA Y ACCESORIOS 2012」(コロンビア・カルタヘナ)
1月3〜11日 第12回コロンビア工芸見本市「FAREX」(カルタヘナ)
1月9〜13日 ファッション・リオ2012年冬(リオデジャネイロ)
1月16〜21日 サンパウロ・ファッション・ウィーク「SPFW」2012年冬
1月17〜18日 ブラジル金融政策審議会「Copom」
1月24〜26日 環境を考えたテキスタイル見本市「Colomatex de las Americas」(コロンビア・メデジン)
中国北アジア課

 北東アジア地域では2012年に各国・地域で指導者の交代や選挙の実施が予定されている。

 台湾で1月14日、総統選挙と立法委員(国会議員)の選挙が同時に実施される。再選を目指す与党国民党の馬英九総統と最大野党民進党の蔡英文主席のほか、親民党の宋楚瑜主席も出馬を表明している。

 香港では、曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官の任期満了を6月に控え、その後任を選出する選挙が3月25日に実施される。2大有力候補といわれる唐英年(ヘンリー・タン)前政務長官と梁振英(C・Y・リョン)前行政会議召集人が出馬を表明している。

 韓国では、4月11日に国会議員総選挙、12月19日に第18代大統領選挙が実施される。両選挙の前哨戦といわれた11年10月のソウル市長選挙では野党候補が勝利しており、両選挙では与党側が苦戦することも予想される。

 中国では秋に、中国共産党第18回全国代表大会が開催され、今後10年間の次期政権を担う人事が決定される。国家主席には習近平副主席の就任が確実視されている。

<1月>
1月1日 台湾の中央省庁再編実施
1月1日 台湾・英国ワーキングホリデー制度実施(予定)
1月5〜8日 第4回アジア芸術博覧会「AATS2012」(北京)
1月5〜8日 第11回重慶中国西部国際農産品交易会
1月9〜11日 香港国際ライセンシングショー
1月9〜12日 香港貿易発展局香港玩具・ゲームフェア
1月9〜12日 香港国際文具フェア
1月9〜12日 香港貿易発展局香港ベビー用品展
1月14日 台湾の第13代総統・副総統選挙、第8回立法委員(国会議員)選挙
1月16〜17日 アジア金融フォーラム(香港)
1月16〜19日 香港貿易発展局香港ファッションウイーク秋/冬
1月16〜19日 香港貿易発展局ワールド・ブティック
1月22〜28日 中国の春節休暇
アジア大洋州課

 ASEAN各国の経済相が2012年春ごろをめどに来日し、政府や産業界などと意見を交換する「ジャパンロードショー」が行われる。ASEAN側からみると、日本からの一層の投資誘致や貿易を促進する機会に、日本側にとっては、技術や製品などをASEAN側にアピールするとともに、ビジネス環境改善に関する要望をじかに伝える機会になると期待される。

 ASEANは15年にASEAN経済共同体の完成を目指しているほか、ASEANを中核とする日本・中国・韓国などパートナー国とのASEAN+1の自由貿易協定(FTA)を統合した、地域大のASEAN++FTA構想を推進していくことを確認している。12年の経済相会合(AEM)とパートナー国との関連会合は8月、首脳会議と東アジア首脳会議は11月に、いずれもカンボジアで開催予定だ。

 1月16日にミャンマーの第3回国会が開会する。民主化に向けた具体的措置について議論する見通しだ。

 1月から3月にかけてアジア・オセアニア各国の11年第4四半期のGDP成長率が発表される。インドは、5月に11年度(11年4月〜12年3月)GDP成長率を発表する予定だ。

 各国のGDP成長率の見通しをみると、タイは、12年には4.5〜5.5%と、大洪水で甚大な被害が出た11年から回復する見込み〔国家経済社会開発庁(NESDB)〕。シンガポールは貿易産業省(MTI)が、先進国の経済見通しの不透明化が進む中、12年は1.0〜3.0%に減速すると予測している。カンボジアは、輸出、観光客、外国投資という外需の回復により経済発展が進み、6.5%となる見通しだ。

 オーストラリア政府は、11/12年度(11年7月〜12年6月)中間経済・財政見通しの報告書で、同年度の実質GDP成長率を3.25%と予測している。ニュージーランド政府は、11年度(11年4月〜12年3月)は2.3%、11〜15年度は平均2.9%と予測する。

 インドは、財務省が11年度について、当初予測の9%から7.5%に下方修正している。スリランカは、大規模なインフラ開発や観光分野の成長により、前年に続いて8%超の高成長が見込まれている。バングラデシュは、政府、アジア開発銀行、世界銀行が11/12年度(11年7月〜12年6月)は6.4〜7.0%と予測している。

<1月>
1月16日 ミャンマー第3回国会開会(予定)
1月31日 シンガポール2011年第4四半期雇用統計発表
1月中 シンガポール11年第4四半期GDP速報値発表
年明けごろ ミャンマー国会議員補欠選挙実施
年明けごろ IMF調査団がミャンマー訪問(為替レート統合に向けた調査)

欧州ロシアCIS課

 2012年のEU議長国は、前半をデンマーク、後半をキプロスが務める。デンマークは任期中の通商関係の優先課題として、インドとの自由貿易協定(FTA)交渉締結と日本とのFTA交渉開始を挙げ、欧州債務危機下で成長活力をアジアに求める姿勢を示した(2011年11月24日記事、12月15日記事参照)。日本とのFTAについては、第2四半期中に開催予定の日・EU定期首脳協議で交渉が開始されるように全力を尽くすとしている。

 後半のキプロスについて、トルコはキプロスを承認していないため、トルコのEU加盟交渉に不利になるとして懸念を示している。これに対し欧州理事会は11年12月9日に発表した総括で、議長国には十分な敬意を払うようトルコに求めた。

 クロアチアは12年1月、EU加盟に向けた国民投票を行う。EUはクロアチアとの加盟条約に11年12月に署名し、13年7月の加盟実現に向け加盟各国での批准作業を進める。このほか、モンテネグロとの加盟交渉を12年7月にも開始する予定。セルビアにも12年2月に加盟候補国の地位を付与する予定で、バルカン諸国のEUへの取り込みを急ぐ。

 EU・インド首脳会議が2月10日に開催される。FTA交渉は大詰めを迎えており、デンマークは議長国としてFTA交渉妥結に優先的に取り組む姿勢を示している。しかし、自動車、知的財産権、政府調達など重要な課題が残っており、実質合意に至るかどうかは流動的だ。

 ギリシャで国民議会選挙が2月19日、実施される予定。11年11月16日に発足したパパデモス内閣は、パパンドレウ前首相の辞任と引き換えに、野党・新民主主義党(ND)が合流した与野党による大連立政権。選挙で勝利を収めれば増税措置を緩める意向を示しているNDが優勢とみられており、過半数を確保できるかが注目される。

 欧州理事会は1・2月、3月、5月、6月、10月、12月の計6回開催される予定。深刻化する欧州債務危機が引き続き議題の中心になると見込まれ、12年は正念場になる。欧州理事会は喫緊の課題として財政規律の強化を目指しており、11年12月には英国を除く26ヵ国で「財政協定」を締結することに合意した(2011年12月12日記事参照)。協定は3月にも締結する見込み。しかし、英国が参加しないなど、加盟国の足並みは乱れている。

 また、ギリシャなど危機国支援のための財源も、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡充、欧州安定化メカニズム(ESM)の設立前倒し、IMFへの追加融資などさまざまな策を講じるが、市場では不十分との声も根強い。欧州中央銀行(ECB)の関与拡大、ユーロ共同債の発行にはドイツが消極的で、危機沈静化に向けて課題はあまりにも多い。

 フランスの大統領選挙が4月22日(第1回投票)と5月6日(決選投票)に行われる。現職のサルコジ大統領は再選を目指して立候補する可能性が高いが、景気減退や構造改革の成果がみられないことから支持率低迷が続いている。他方、最大野党「社会党(PS)」の候補者として11年10月の党内選挙(2011年10月20日記事参照)で選出されたオランド全書記長に対する評価は高く、世論調査でもオランド氏の当選を予測する声が多い。オランド氏は12〜13年で50億ユーロの大幅な財政赤字削減策を実施する方針を示すと同時に、公立教育分野での雇用創出や原発施設の半減などを提案しており、今後は財源の明確化が求められる。

<1月>
1月1日 デンマークがEU議長国に就任(6月末まで)
1月1日 フランスが一部付加価値税(VAT)軽減税率引き上げ(5.5%→7.0%)、年間売り上げ2億5,000万ユーロ以上の企業に対し法人税を5%上乗せ課税
1月1日 チェコが食品などのVAT軽減税率引き上げ(10%→14%)
1月1日 アイルランドがVAT税率引き上げ(21%→23%)
1月1日 ハンガリーがVAT税率引き上げ(25%→27%)
1月1日 ハンガリーで新憲法施行〔公的債務残高GDP比50%を上限とし、通貨を「フォリント」と規定、正式国名は「ハンガリー」(従来は「ハンガリー共和国」)〕
1月1日 日・スイス改正租税条約適用開始
1月1日 日・オランダ新租税条約適用開始
1月4日 ルーマニアが国際財務報告基準を導入・発効
1月11日 ドイツ連邦統計局、11年GDP(速報)発表
1月12〜22日 欧州モーターショー・ブリュッセル
1月20〜24日 メゾン・エ・オブジェ(パリ)
1月22日 フィンランド大統領選挙(過半数の得票が得られない場合は、2月5日に決選投票を実施)
1月23日 ブルガリアのプレブネリエフ新大統領が就任(予定)
1月28〜31日 国際音楽著作権見本市「MIDEM」(カンヌ)
1月中旬 ドイツ年次経済報告書
1月中 クロアチア、EU加盟についての国民投票
欧州ロシアCIS課

 3月4日にロシアの大統領選挙が行われる。2011年12月4日の下院選挙の結果、次期大統領候補として出馬を表明したプーチン首相が党首を務める与党「統一ロシア」は過半数の議席を辛うじて確保したものの、大幅に議席数を減らした。プーチン氏が当選するとの見方が優勢とされるが、有力実業家の出馬表明やクドリン前財務相が新党結成・参画に関心を示すなど新たな政局が生まれつつあり、選挙結果が注目される。

 11年12月16日に開催されたWTOの第8回閣僚会議でロシアの加盟が承認された。ロシアは220日以内に議会で批准作業を済ませてWTOに通知、その30日以内に正式加盟が実現する。加盟後は広範な品目での関税引き下げ、サービス市場の開放、規制緩和などが段階的に実施され、ビジネスチャンスの拡大が期待できる。

 9月2〜9日、ロシアが議長国を務めるAPEC首脳会議をはじめとする一連の関連会合(リーダーズウイーク)がウラジオストクで開催される。政府は巨額の予算を充ててウラジオストク周辺の開発を進めてきたが、一部で工事の遅れが指摘されている。11年6月にはメドベージェフ大統領が工事の進捗確認のため現場を視察した。大統領は、米国ホノルルで開催されたAPEC首脳会議で、ロシア極東の地政学的な重要性から、12年のAPEC首脳会議に向けた国の優先事項として、インフラ整備やエネルギー問題に取り組むことを表明した。

 カザフスタンで1月15日、下院(マジリス)選挙が行われる。ナザルバエフ大統領は11年11月16日に臨時下院選挙の実施に関する大統領令に署名した。12年8月までの任期を待たず、前倒しで選挙を行うのは、11年12月16日の独立20周年記念式典の余韻が残るうちに選挙を実施した方が有利と考えている、あるいは欧州債務危機を発端とする第2の危機がカザフスタンに到来する前に新しい議会を固めたいから、といった見方がある。

 前回の下院選挙では得票率が7%に満たない政党は議席を得ることができない条項が憲法に規定されていたため、与党「ヌル・オタン」が全議席を独占した。しかし、07年5月の憲法改正により当該条項が削除されたことや、ナザルバエフ大統領が米国型の2大政党制を志向していることから、与党「ヌル・オタン」の圧勝が見込まれているものの、「アク・ジョル」をはじめとする野党が少数議席を獲得するとみられている。

<1月>
1月1日 ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの統一経済圏が発足
1月1日 ウクライナ、企業利潤税(法人税)の税率引き下げ(23%→21%)
1月1日 ロシア、輸送用機器の技術検査に関する法制度改正
1月10〜13日 靴・衣料品・アクセサリー見本市「MOSSHOES」(モスクワ)
1月15日 カザフスタン臨時下院選挙
1月17〜20日 第23回国際消費財見本市「Consumexpo」(モスクワ)
1月30日〜2月19日 APEC高級実務者会合(モスクワ)

中東アフリカ課

 1月3〜4日にエジプト人民議会選挙の第3回投票が予定されている。2011年2月のムバラク政権崩壊後初の同選挙は、地域別に3回に分けて実施され、選出された議員で構成される議会は、新憲法の起草などを行う。

 11年11月28、29日の第1回投票は、直前に軍最高評議会の暫定統治に反対し、即時の民政移管を求める大規模デモが発生したものの、予定どおり実施され、イスラム主義政党の自由公正党(ムスリム同胞団系)やヌール党などが、リベラル系のエジプト・ブロックや革命継続党を上回る議席を獲得して躍進。投票率は52%を記録した。

 第2回投票(12月14、15日)では、イスラム系政党が第1回投票を上回る勢いで躍進している。なお、エジプトでは1月末から3月にかけてシューラ評議会選挙、6月には大統領選挙も予定されている。

 アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで1月16〜19日、第5回国際新エネルギー会議・展示会「World Future Energy Summit(Wfes)2012」が開催される。開会式では中国の温家宝首相、藩基文(バン・ギムン)国連事務総長、Wfes主催者のマスダル(アブダビ・フューチャー・エナジー)の最高経営責任者(CEO)、スルタン・アハマド・アル・ジャベル氏のスピーチが予定されている。11年のWfesには31ヵ国から600社が出展し、来場者は112ヵ国の2万6,391人に上った。

 11月26日〜12月7日には、国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)がカタールのドーハで開催される。終盤で協議が難航したCOP17では、京都議定書(12年末が期限)の5〜8年間の延長、新たな法的枠組みの20年発効などを盛り込んだ「ダーバン合意」を加盟国が採択して閉幕。カタールで開かれるCOP18で正式に延長を決定し、議定書の改正手続きが行われる。

 12年は、日本がアルジェリア(50周年)、イスラエル(60周年)、カタール(40周年)、バーレーン(40周年)、オマーン(40周年)など中東諸国と外交関係を樹立した節目の年になり、各国で関連の記念事業などが予定されている。

<1月>
1月3〜4日 エジプト人民議会選挙(第3回)(予定)
1月15〜17日 セキュリティー関連見本市「intersec」(ドバイ)
1月16〜19日 世界新エネルギー関連見本市「World Future Energy Summit」(アブダビ)
1月17〜19日 知識関連産業展示会「GOIC 2012」(リヤド)
1月23〜26日 国際ヘルスケア産業見本市「Arab Health」(ドバイ)
1月29〜30日 エジプトのシューラ評議会選挙(第1回)
中東アフリカ課

 ケニアで8月14日(または12月17日)に大統領選挙が予定されている。有力候補としてオディンガ首相、ムショカ副大統領、ケニヤッタ副首相兼財務相、ルト高等教育相、ムダバディ副首相兼地方自治相、ンジル水灌漑相、カルア前司法憲法問題相らが挙げられている。世論調査によると、憲法改正をめぐる国民投票(2010年8月4日実施)でキバキ大統領と協力したオディンガ首相が優勢との見方がある。なお、同国民投票では賛成票が過半数を超えて新憲法が公布され、新憲法下で大統領権限の縮小や地方分権、行政のスリム化などが進められている。

 上半期には、政治的混乱が続くマダガスカルで大統領・国民議会選挙が予定されている。08年12月以降、ラバルマナナ大統領(当時)派とラジョリナ・アンタナナリボ市長(当時)派の間で衝突が発生し、09年3月にはラジョリナ市長を大統領とする暫定政府が発足したが、憲法手続きを経たものではなく、国際社会からは非難を浴びた。

 その後も10年11月に一部軍人によるクーデター未遂が発生するなど、政治的混乱が続いたため、国際社会の調停は一時停止された。11年3月に、南部アフリカ開発共同体(SADC)を中心とする調停が再開され、新たなロードマップへの署名、新首相が任命されたが、これらの動きに対する反発勢力もまだあるといわれ、先行きは不透明なままだ。選挙実施時期が、大きくずれ込むことも考えられる。

 このほか12年中に、チャド、ガンビア、マリ、カメルーン、シエラレオネ、アンゴラ、ガーナ、セネガル、レソト、トーゴ、ジンバブエ、赤道ギニア、ギニアビサウ、コンゴ共和国、ジンバブエ、ブルキナファソなどで、議会選挙や地方選挙が予定されている。

<1月>
1月6〜8日 南アフリカ共和国与党のアフリカ民族会議(ANC)結成100周年記念イベント(南ア・フリーステート州)
1月12〜16日 東アフリカ国際電力展(エチオピア・アディスアベバ)
1月15日 チャド地方議会議員選挙
1月17〜19日 南ア準備銀行金融政策委員会
1月24〜25日 「炭素市場・気候変動資金に関するアフリカ会議」(ヨハネスブルク)
1月24〜26日 オフショア西アフリカ会議・見本市(ガーナ・アクラ)
1月25〜28日 インターコンチネンタル展示会(ナイジェリア・ラゴス)
サブサハラアフリカ
ケニアで8月14日(または12月17日)に大統領選挙が予定されている。有力候補としてオディンガ首相、ムショカ副大統領、ケニヤッタ副首相兼財務相、ルト高等教育相、ムダバディ副首相兼地方自治相、ンジル水灌漑相、カルア前司法憲法問題相らが挙げられている。世論調査によると、憲法改正をめぐる国民投票(2010年8月4日実施)でキバキ大統領と協力したオディンガ首相が優勢との見方がある。なお、同国民投票では賛成票が過半数を超えて新憲法が公布され、新憲法下で大統領権限の縮小や地方分権、行政のスリム化などが進められている。

 上半期には、政治的混乱が続くマダガスカルで大統領・国民議会選挙が予定されている。08年12月以降、ラバルマナナ大統領(当時)派とラジョリナ・アンタナナリボ市長(当時)派の間で衝突が発生し、09年3月にはラジョリナ市長を大統領とする暫定政府が発足したが、憲法手続きを経たものではなく、国際社会からは非難を浴びた。

 その後も10年11月に一部軍人によるクーデター未遂が発生するなど、政治的混乱が続いたため、国際社会の調停は一時停止された。11年3月に、南部アフリカ開発共同体(SADC)を中心とする調停が再開され、新たなロードマップへの署名、新首相が任命されたが、これらの動きに対する反発勢力もまだあるといわれ、先行きは不透明なままだ。選挙実施時期が、大きくずれ込むことも考えられる。

 このほか12年中に、チャド、ガンビア、マリ、カメルーン、シエラレオネ、アンゴラ、ガーナ、セネガル、レソト、トーゴ、ジンバブエ、赤道ギニア、ギニアビサウ、コンゴ共和国、ジンバブエ、ブルキナファソなどで、議会選挙や地方選挙が予定されている。

<1月>
1月6〜8日 南アフリカ共和国与党のアフリカ民族会議(ANC)結成100周年記念イベント(南ア・フリーステート州)
1月12〜16日 東アフリカ国際電力展(エチオピア・アディスアベバ)
1月15日 チャド地方議会議員選挙
1月17〜19日 南ア準備銀行金融政策委員会
1月24〜25日 「炭素市場・気候変動資金に関するアフリカ会議」(ヨハネスブルク)
1月24〜26日 オフショア西アフリカ会議・見本市(ガーナ・アクラ)
1月25〜28日 インターコンチネンタル展示会(ナイジェリア・ラゴス)


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