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2011年09月30日 国際経済研究課
 12月の第8回WTO閣僚会議では、ドーハ・ラウンドの進展が期待できない中、ロシアのWTO加盟承認を会議の成果に含められるかに注目が集まっている。しかし、政治的対立の続くグルジアとの2国間交渉の妥結が早期には見込めない上、多国間での加盟作業部会でも植物検疫措置などの分野で交渉が難航しているとみられ、年内の加盟実現には黄信号がともっている。

 9月の「OPEC市場月報」によると、OPEC(イラクを除く11ヵ国)の8月の日量平均原油生産量は2,992万バレルで、前月に比べ約7万5,000バレル増加した。国別ではアンゴラ(6万2,300バレル減)とリビア(4万5,100バレル減)の減少を、ナイジェリア(9万3,000バレル増)、サウジアラビア(7万3,800バレル増)、クウェート(3万4,900バレル増)、アラブ首長国連邦(2万4,600バレル増)が補った。

 8月のOPECのバスケット価格は、1バレル当たり101.20〜113.17ドルで推移した。8月の平均価格は前月比5.30ドル(4.7%)下落して111.62ドルとなり、2010年5月以来最大の下落率となった。バスケット価格は、世界経済への根強い懸念や世界的な信用不安を受けて、8月初旬に急落した。しかし、中旬になると北海産原油の供給の混乱やハリケーンによる米国南部の被害の影響で、上昇傾向になった。9月28日時点では104.34ドルをつけている。

<10月>
10月3日 ASEAN農林相会合(ジャカルタ)
10月7〜10日 NATO加盟国国会議員会議総会(ルーマニア・ブカレスト)
10月9〜13日 ASEAN国境を越える犯罪に関する閣僚会議(インドネシア・バリ)
10月12〜13日 WTO一般理事会(ジュネーブ)
10月14〜15日 G20財務相・中央銀行総裁会議(パリ)
10月17〜21日 国際原子力機関(IAEA)・放射性物質の輸送に関する国際会議(ウィーン)
10月18〜19日 国際エネルギー機関(IEA)閣僚理事会(パリ)
10月18〜22日 ASEAN国防相会合(バリ)
10月25〜26日 WTO・知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS)理事会(ジュネーブ)
10月27〜28日 OECD原子力機関・運営委員会(パリ)
10月中 第13回ASEAN環境相非公式会合(カンボジア・シェムリアップ)
10月中 第3回東アジアサミット環境相会合(シェムリアップ)
10月中 第10回ASEAN+3環境相会合(シェムリアップ)

<11月>
11月3〜4日 G20首脳会議(フランス・カンヌ)
11月7日 WTO物品理事会(ジュネーブ)
11月8〜10日 APECビジネス諮問委員会(ABAC)(米国・ホノルル)
11月10日 APEC財務相会合(ホノルル)
11月11日 APEC閣僚会議(ホノルル)
11月12〜13日 APEC首脳会議(ホノルル)
11月17〜18日 IAEA理事会(ウィーン)
11月17〜19日 第19回ASEANサミット(バリ)
11月22、24日 WTO加盟国通商政策レビュー:フィリピン(ジュネーブ)
11月28、30日 WTO加盟国通商政策レビュー:タイ(ジュネーブ)
11月中 ASEAN財務相特別会合(ジャカルタ)
11月中 ASEAN科学技術担当相会合(ベトナム)

<12月>
12月1〜2日 WTO一般理事会(ジュネーブ)
12月6、8日 WTO加盟国通商政策レビュー:サウジアラビア(ジュネーブ)
12月15〜17日 第8回WTO閣僚会議(ジュネーブ)



北米課

 オバマ大統領は9月8日、上下両院合同会議で演説し、4,470億ドルに上る「米国雇用法案」を提案した。その柱は新規採用を行う企業への優遇税制や企業・従業員の給与税の減額などだ。しかし、その財源を富裕層・企業への増税で賄うとしたことで、共和党から反発の声が出ている。雇用と景気の回復に必要な法案だが、10月中に可決されるか予断を許さない状況だ。

 財務省は10月中に半期に1度の外国為替政策報告書を発表する。この発表前には、通常、議会から中国の人民元切り上げを求める圧力が高まるが、今回は鳴りを潜めている。景気の先行き不安が続き、2012年大統領選挙に向けた動きが本格化する中、米国は内向き傾向を強めているようだ。

<10月>
10月7日 米雇用統計(9月)発表
10月13日 米貿易統計(8月)発表
10月14日 米小売売上高(9月)発表
10月19日 米消費者物価指数(9月)発表
10月19〜21日 国際反模倣委員会(The International Anti-Counterfeiting Coalition)年次会合(米国・オーランド)
10月25日 カナダ中央銀行、政策金利調整日
10月26日 カナダ中銀、金融財政報告書発表
10月27日 米商務省、2011年第3四半期GDP発表(速報値)
10月中 米財務省、半年次為替政策報告書発表



中南米課

 アルゼンチン大統領選挙が10月23日に実施される。現職のフェルナンデス大統領は6月21日、大統領選出馬の意向を正式に表明した。8月14日に行われた予備選挙では50%を超える得票率で圧勝した。ほかの候補が伸び悩む中、2010年以降の好調な消費に支えられた国内経済情勢も後押ししたもようで、フェルナンデス大統領の再選は濃厚とみられている。

<10月>
10月3日 ブラジル・EU首脳会議(ブリュッセル)
10月3〜5日 パルプ、製紙業関連国際展示会・会議「ABTCP」(サンパウロ)
10月4〜6日 金属産業技術見本市「Metaltech」(サンパウロ)
10月4〜6日 熱技術産業見本市「Termotech」(サンパウロ)
10月4〜9日 二輪関連国際見本市「Salao Duas Rodas」(サンパウロ)
10月5〜8日 第19回国際建築資材技術見本市「FEMATEC」(ブエノスアイレス)
10月5〜9日 第6回外食産業見本市「Feria Gastronomia」(ボゴタ)
10月7〜9日 第2回アラウカニーア国際運輸・ロジ展「Feria Internacional del Transporte y Logistica de la Araucania」(チリ・テムーコ)
10月10〜13日 第8回国際石油・ガス関連展示会「Argentina Oil & Gas Expo」(ブエノスアイレス)
10月12〜14日 第11回空調設備、冷房・暖房装置、家庭・商業・産業用装置国際サロン「SIRAA」(ブエノスアイレス)
10月12〜15日 第8回中南米環境会議「Ambiental」(サンティアゴ)
10月16日 ブラジル南部・南東部・中西部夏時間開始
10月18〜19日 ブラジル金融政策審議会「Copom」
10月18〜21日 第7回文房具展「EXPO PAPELERIA」(ブエノスアイレス)
10月18〜21日 金属成形・切断関連見本市「Corte & Conformacao de Metais」(サンパウロ)
10月18〜23日 第12回サイエンス・テクノロジー見本市「Expociencia-Expotecnologia」(ボゴタ)
10月19〜21日 第1回工業用ポンプ・流体制御技術関連国際展示会「FC&P」(ブエノスアイレス)
10月20〜24日 第7回ボゴタ国際芸術展「ARTBO」
10月23日 アルゼンチン大統領選挙
10月26〜28日 第20回放送技術国際展示会「Caper」(ブエノスアイレス)
10月26〜28日 第48回履物産業関連技術・素材・ファッション国際展秋冬2012「Expo CAIPIC 2012」(ブエノスアイレス)
10月26〜29日 コンセプシオン国際漁業見本市「Pesca Sur 2011 Octubre」(チリ・コンセプシオン)
10月29日〜11月1日 第16回中南米観光国際見本市「FIT America Latina」(ブエノスアイレス)
10月30日 コロンビア州知事、市長、地方議会選挙



中国北アジア課

 10月から11月にかけて、中国輸出入商品交易会が広州で3回に分けて開催される。同交易会は、商務部と広東省政府が主催する中国最大級の見本市で、毎年春季・秋季の2度開催される。1957年に始まり第110回目になる今回は、東日本大震災の復興支援として、経済産業省とジェトロが共催し、同交易会で初めての日本ブースを設置する。

 日本ブースでは、被災地産品の海外販路開拓、日本・東北ブランドの浸透、震災後の日本のイメージアップなどを目指し、被災地のうち岩手、宮城、福島の3県から計12社・団体が工業製品や伝統産品などを出展するほか、日本食品のPRゾーン、観光庁などによる日本観光PRゾーン、風評被害対策のための広報コーナーなどが設置される。

<10月>
10月1〜7日 中国の国慶節休暇
10月4〜6日 国際光産業展示会(韓国・光州)
10月5〜7日 台北国際太陽光発電フォーラム&見本市「PV Taiwan」
10月10〜13日 第37回台北国際電子産業見本市「TAITRONICS」・台湾無線ICタグ(RFID)国際見本市
10月11〜14日 国際気候・環境産業展(光州)
10月12〜14日 第10回中国国際玩具・模型・ベビー用品展(上海)
10月12〜15日 低炭素グリーン成長博覧会(ソウル)
10月13〜16日 香港エレクトロニクス・フェア(秋)2011
10月15〜19日 第110回中国輸出入商品交易会第1期(広州)
10月19〜23日 2011韓国新再生エネルギー大展(ソウル)
10月20〜23日 第16回マカオ国際貿易投資展覧会「MIF」
10月20〜24日 全州国際発酵食品エキスポ(韓国・全州)
10月23〜27日 第110回中国輸出入商品交易会第2期(広州)
10月25日 中国・EU首脳会議(天津)
10月26日 韓国下半期補欠選挙
10月26〜29日 国際造船海洋展(釜山)
10月26〜29日 台湾国際グリーン産業見本市(台北)
10月26〜29日 台湾スマートグリーン建築・建材見本市(台北)
10月26〜29日 エコ・エキスポ・アジア2011(香港)
10月27〜29日 香港国際建築資材・装飾資材・機械設備展2011
10月27〜29日 スポーツ・ソース・アジア2011(香港)
10月27〜30日 香港貿易発展局インターナショナル・ライティング・フェア(秋)
10月28〜30日 第1回中国国際住宅産業博覧会(北京)
10月31日〜11月4日 第110回中国輸出入商品交易会第3期(広州)
10月中 中国共産党中央委員会第6回全体会議(6中全会)
10月中 香港2011年施政報告、2012年施政方針演説



アジア大洋州課

 10月3日にジャカルタで第33回ASEAN農林相会合が開催される。ASEAN域内では、気候変動や新興国での需要増などから、農産物価格の高騰が顕著になっている。農産物価格の高騰は各国の物価上昇を招き、貧困層を中心に深刻な影響を及ぼすことから、対応が急がれる。今回の会合でも、食料価格の安定だけでなく気候変動の観点からも、各国でのコメ備蓄の必要性について意見が交わされる見込みだ。

<10月>
10月3日 ASEAN農林相会合(ジャカルタ)
10月7日 第2回日豪官民政策対話(日本)
10月7日 マレーシア2012年度予算案発表
10月9〜13日 ASEAN国境を越える犯罪に関する閣僚会議(インドネシア・バリ)
10月10日 第49回日豪経済合同委員会(京都)
10月10日 シンガポール第12回国会開会
10月13〜16日 国際イスラム観光会議(クアラルンプール)
10月17〜20日 アジア地域ビジネスリーダーズサミット「Global Entrepolis@Singapore」(シンガポール)
10月18〜22日 ASEAN国防相会合(バリ)
10月19日 タイ中央銀行金融政策決定会合
10月20日 多国間貿易投資会議(パキスタン・カラチ)
10月20〜23日 「EXPO Pakistan」(カラチ)
10月31日 シンガポール2011年第3四半期雇用統計発表
10月中 シンガポール為替政策見直し発表
10月中 シンガポール11年第3四半期GDP速報値発表
10月中 第13回ASEAN環境相非公式会合(カンボジア・シェムリアップ)
10月中 第3回東アジアサミット環境相会合(シェムリアップ)
10月中 第10回ASEAN+3環境相会合(シェムリアップ)



欧州ロシアCIS課

 10月10日の週に第8回会合を予定しているEU・シンガポール自由貿易協定(FTA)交渉が大詰めを迎えている。9月5日に開かれたバローゾ欧州委員会委員長とリー・シェンロン首相との会談では、包括的なFTA締結の重要性が確認され、バローゾ委員長は「まもなく(very soon)交渉が妥結することを確信している」と表明した。EUは、ASEAN個別国ではシンガポールのほかマレーシアともFTA交渉を開始しており、ベトナム、タイ、インドネシアなども交渉入りが議論されている。EUとしては、シンガポールを皮切りにASEAN各国との交渉に弾みをつけ、成長市場アジアに食い込んでいきたい考えだ。

 10月17〜18日に開催される欧州理事会(EU首脳会議)では、G20に向けてのEUの立場の確認、気候変動問題、2010年9月の欧州理事会で打ち出された経済政策の対外的側面に関する方針のフォローアップなどについて議論する予定。対外政策では特にアジアとの関係強化をうたっており(2010年9月17日記事参照)、FTA交渉の進捗などを確認する。日本とのFTA交渉についても、現在スコーピング(協定の対象範囲の検討)作業が行われており、議論する可能性があるとみられる。

 10月23日に実施される4年に1度のスイス連邦議会選挙の事前予想では、1959年以来政権を握る上位4党(国民党、社会民主党、急進民主党、キリスト教民主党)の優位は変わらず、引き続き連立を維持する見込み。12月14日に閣僚選出選挙が国会で行われるが、ミシュリン・カルミ・レ現大統領兼外相が続投しない方針を発表しており、閣僚選出に注目が移り始めている。

 EUは10月25日に中国と首脳会議を開催予定。通商関係では、EUは投資協定交渉の開始を打診する見込みだ。投資については、10年夏に「EU中国投資共同タスクフォース」が設置され、2国・地域間投資協定(BIT)の可能性も含め、投資関係の強化のための方策が議論されている。11年5月からは、EU中国のBITの必要性について、EU域内でパブリックコンサルテーションが実施されていた。他方、中国側はEUに市場経済国としての認定を引き続き求めるとみられる。

<10月>
10月1日 セルビア国勢調査
10月2〜4日 単一市場フォーラム(ポーランド・クラクフ)
10月3日 EU・ブラジル首脳会議(ブリュッセル)
10月3日 欧州委員会・EU通商政策セミナー(ワルシャワ)
10月4〜5日 鉄道の日〜黒海広域地域サミット(ルーマニア・ブカレスト)
10月6日 欧州投資銀行(EIB)風力エネルギー会議(ドイツ・ハンブルク)
10月8〜12日 アヌーガ2011 世界食品メッセ(ドイツ・ケルン)
10月9日 ポーランド議会選挙
10月11〜12日 欧州イノベーションサミット2011(ブリュッセル)
10月11〜12日 第11回エコイノベーションに関する欧州フォーラム(ヘルシンキ)
10月14日 世界標準記念日会議「標準化を通じた競争力」(ブリュッセル)
10月18〜21日 EU・マレーシアFTA交渉会合(ブリュッセル)
10月20日 EUの衛星航法システム「ガリレオ」の最初の実用衛星2基を打ち上げ
10月20〜21日 「欧州のクラスター協力の強化に向けて」会議(ワルシャワ)
10月23日 スイス連邦議会選挙
10月23日 ブルガリア大統領選挙・地方選挙
10月25日 EU・中国首脳会議(天津)
10月26〜28日 欧州電気自動車会議「EEVC」(ブリュッセル)
10月27日 アイルランド大統領選挙
10月27〜28日 ブルガリア太陽光エネルギーサミット(ソフィア)
10月27〜28日 在クロアチア機関向けEU基金・プログラムセミナー(ザグレブ)
10月初旬 欧州委員会が金融取引税提案発表
10月中旬 EU・シンガポール自由貿易協定(FTA)交渉会合



欧州ロシアCIS課

 ハバロフスクで10月4〜5日に第5回極東国際経済フォーラムが開かれる。今回は「2020年の極東における優先事項」と題して、ロシア極東地域の社会経済発展の実現に向けた社会のあり方や、生活の質の向上について議論する予定。12年にウラジオストクで開催されるAPEC首脳会議に向けて、連邦政府は多額の予算を充て、インフラ整備をはじめ極東地域の開発を急ピッチで進めている。連邦議会や与党「統一ロシア」が主催する今回のフォーラムで、APEC開催後の極東についてどのような方向性が示されるか注目される。

 キルギスで10月30日、大統領選挙が実施される。9月15日時点で、政党からの立候補者15人、無所属17人の合計32人が立候補しているが、10年にバキエフ前大統領を政権の座から追い落としたローザ・オトゥンバエワ暫定大統領は出馬していない。暫定大統領と同じ社会民主党のアタムバエフ首相が最有力候補とみられているが、キルギス北部でしか支持を得ておらず、政党「アタ・ジュルト」のタシエフ氏や政党「統一キルギスタン」のマドゥマロフ氏など南部を支持基盤とする有力候補者も出馬していることから、決選投票にもつれ込む可能性もある。

 10月中にノード・ストリーム天然ガスパイプラインの1本目が商業輸送を開始する。バルト海を経由し、サンクトペテルブルクの北西のビボルクとドイツのバルト海沿岸のグライフスバルトを結ぶ全長1,224キロの海底パイプラインで、輸送能力は年間275億立方メートル。10年4月に着工、11年5月に完成した(2011年5月17日記事参照)。1本目に並走する2本目も685キロ(全長の56%)まで敷設作業が進んでおり、12年の稼働を目指す。2本を合計すると輸送能力は年間550億立方メートルに達する。

 天然ガスの供給元はロシア北部のヤマロ・ネネツ自治管区のユジノ・ルスコエ鉱区、ヤマル半島、オビ湾とバレンツ海のシュトックマン鉱区の予定。本プロジェクトの投資額は74億ユーロで、海底パイプラインの敷設はイタリアのサイペムが請け負っている。鋼管はドイツのユーロパイプ、ロシアのOMKのほか、住友金属工業・住友商事(2本目のみ)が納入している。

<10月>
10月1日 ロシア原油・石油製品の輸出に関する新税制発効
10月1日 3ヵ国関税同盟域内の国際鉄道輸送にかかる付加価値税撤廃
10月4〜5日 第5回極東国際経済フォーラム(ハバロフスク)
10月4〜6日 第2回国際畜産見本市(キエフ)
10月5〜7日 第4回中央アジア産業機械・設備見本市(ウズベキスタン・タシケント)
10月5〜8日 第19回国際石油天然ガス産業見本市(カザフスタン・アルマトイ)
10月6日 第3回日本カザフスタン経済官民合同協議会(カザフスタン・アスタナ)
10月6日 ベラルーシ・カザフスタン政府間委員会(ベラルーシ・ゴメリ)
10月11〜14日 第20回国際公衆衛生見本市「Public Health」(キエフ)
10月12〜13日 第7回国際綿花・繊維見本市(タシケント)
10月17〜18日 第2回アゼルバイジャンの長期的発展に関する国際フォーラム(バクー)
10月18日 CIS首相会議(サンクトペテルブルク)
10月19〜21日 第8回国際環境技術展示会「WASMA’」(モスクワ)
10月20日 ウクライナ大統領、ベルギー訪問
10月20〜21日 トルコ語系国家協力評議会首脳会議(アルマトイ)
10月24〜26日 第7回国際輸送交通フォーラム(モスクワ)
10月25〜27日 第14回国際食品見本市「World Food Ukraine」(キエフ)
10月26〜28日 第10回ガラス見本市(モスクワ)
10月26〜29日 第18回国際香料・化粧品見本市「Inter CHARM」(モスクワ)
10月26〜30日 第6回毛皮見本市(モスクワ)
10月30日 キルギス大統領選挙
10月初旬 イスラエル外相、ウクライナ訪問
10月中 ロシア首相、中国訪問
10月中 ベラルーシ大統領、タジキスタン訪問
10月中 モルドバ首相、リトアニア訪問
10月中 アゼルバイジャン大統領、カザフスタン訪問
10月中 国際フォーラム「核のない平和」(アスタナ)
10月中 ノード・ストリーム商業輸送開始
10月中 羅津(北朝鮮)〜ハサン(ロシア)間の鉄道試験輸送開始
10月末 IMFミッション、ウクライナ訪問



中東アフリカ課

 イラクのエルビルで10月4〜6日、ヘルスケア産業見本市「Iraq Medicare 2011」が開催される。主催者によると、2010年には日本を含む11ヵ国から150企業・団体が出展し、来場者は約1万人に上った。来場者の居住地域の内訳は、50%がクルド地域、30%がそれ以外の国内都市、10%はシリア、ヨルダン、レバノンなどのレバント地域だった。

 イラクでは復興プロセスの一環として、ヘルスケア分野でのインフラ再整備の動きが活発化している。医療施設と高品質の医療装置に対する投資や、大規模な調達などの計画が進められており、大きなビジネス機会を生んでいる。特に医薬品・救急医療用サプライの不足改善、救急医療サービス(産婦人科を含む)の向上、輸血システムの整備などが有望なビジネス機会として挙げられている。

 チュニジアで10月23日、新憲法制定に向けた議会選挙(制憲国民議会選挙)が行われる予定。日本の外務省の情報によると、政変後の治安は改善に向かっているものの、ベン・アリ前大統領支持勢力が選挙を前に混乱を企てているとの見方もあり、暫定政府への抗議行動も国内各地で発生しているという。今後も散発的に暴動などが発生し、過激化する可能性は否定できない状況だ。暫定政府は9月1日に、国内の治安の不安定さと隣国リビアでの情勢悪化を背景に、1月に発布した非常事態宣言を11月30日まで延長すると発表している。

<10月>
10月2〜5日 石油ガス関連国際会議・見本市(バグダッド)
10月2〜5日 ホテルサプライ・ケイタリング関連展示会(カイロ)
10月3〜6日 プラスチック・ゴム産業技術展示会(ヨルダン・アンマン)
10月3〜6日 建設関連見本市「Inter-Build」(アンマン)
10月4〜6日 ヘルスケア産業見本市「Iraq Medicare 2011」(イラク・エルビル)
10月5〜9日 インテリアデザイン・ホームテキスタイル展(アンマン)
10月7〜8日 イスラエルの大贖罪日「ヨム・キプール」
10月9〜12日 木材・木材関連機器国際展示会(カイロ)
10月9〜13日 国際エレクトロニクス見本市「GITEX Technology Week」(ドバイ)
10月13〜16日 壁・床材関連国際見本市「Coverex Egypt」(カイロ)
10月13〜19日 イスラエルの仮庵祭「スコット」
10月14〜16日 第5回国際展示会「ビューティー&フィットネス」(カイロ)
10月14〜16日 文房具見本市「ステーショナリー・ミドルイースト」(カイロ)
10月16〜19日 建設・建設石材関連展示会(リヤド)
10月17〜18日 保険関連規制委員会コンファレンス「AFIRC 2011」(ベイルート)
10月17〜19日 先端素材技術関連国際会議(リヤド)
10月17〜20日 バスラ国際建設エクスポ(イラク・バスラ)
10月17〜20日 バスラ電気・エネルギー関連国際見本市
10月20〜24日 ヘルス・ビューティー・フィットネス展示会「In Shape」(ベイルート)
10月22〜25日 国際インテリア見本市「INDEX 2011」(ドバイ)
10月23日 チュニジア制憲国民議会選挙
10月23〜26日 農業・食品関連中東・アフリカ見本市「SAHARA」(カイロ)
10月24〜26日 第2回中東・北アフリカ石油関連展示会(アンマン)
10月24〜27日 エルビル国際見本市「Erbil International Fair 2011」
10月30日〜11月2日 印刷産業国際見本市(カイロ)
10月30日〜11月4日 国際法曹協会(IBA)年次総会(ドバイ)




サブサハラアフリカ課

 カメルーンで10月9日、大統領選挙があり、現職のビア大統領を含む21人が立候補している。国民には、約30年にわたって国政を担ったビア長期政権に対し、変革を求める機運が高まっており、選挙結果が注目される。

 10月31日から11月4日にかけて、南アフリカ共和国のケープタウンで「第18回アフリカ・オイル・ウィーク2011」が行われる。アフリカ各国の政府、国営石油会社などから政策立案者や経営幹部らが集まる。各種会議、展示会などが開催される。

<10月>
9月29日〜10月1日 セーシェル議会選挙
9月29日〜10月11日 アブジャ国際見本市(ナイジェリア・アブジャ)
10月3〜6日 アフリカ小売業会議2011(ケープタウン)
10月6〜8日 南部スーダン貿易展・投資コンファレンス(南スーダン共和国・ジュバ)
10月6〜10日 ウガンダ国際見本市(カンパラ)
10月6〜16日 ヨハネスブルク国際モーターショー
10月9日 カメルーン大統領選挙
10月9日 コンゴ共和国議会選挙
10月11日 リベリア大統領・議会選挙
10月11〜13日 ガーナ石油・ガス工学サプライチェーン見本市・会議(アクラ)
10月13〜14日 南ア・ハウテン州投資会議(南ア・ミッドランド)
10月14〜16日 2011年ジンバブエ鉱業会議(ハラレ)
10月19〜20日 タンザニア鉱業・エネルギー見本市・会議(アルーシャ)
10月20〜22日 アフリカ家畜見本市「アビアナ・アフリカ2011」(アクラ)
10月25〜28日 アフリカ水投資会議2011「Water Investment World Africa 2011」(ヨハネスブルク)
10月26〜28日 アフリカ経済会議(エチオピア・アディスアベバ)
10月31日〜11月4日 第18回アフリカ・オイル・ウィーク2011(ケープタウン)


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