MS-21C
ドラッツェ
DRA-C

頭頂高:29.8m
本体重量:23.9t
全備重量:49.0t
出力:569kw
推力:117,500kg
センサー有効半径:10,900m
装甲材質:超硬スチール合金

武装
腕部40mmバルカン砲
ガトリング・ガン
固定式ビームサーベル
シールド

ドラッツェは、ジオン公国残党軍デラーズ・フリートの量産型MS。
同組織が一年戦争後に独自開発した宇宙戦用MSで、30機ほどが生産され、偵察や陽動作戦に使用された。
深刻な物資不足に悩むジオン公国残党軍の台所事情を反映したかのような機体で、破損したMS-06F-2ザクUの上半身に戦闘爆撃機ガトルのプロペラントタンク兼スラスターを組み合わせて製造されている。
このため、地上での歩行機能は有していない。
武装は、右腕のマニピュレーターを排除して固定装備された40mmバルカン砲と、戦艦の装甲を流用した左腕部シールド。
そして、シールドに固定されたビームサーベルのみであり、戦闘能力は低い。
また、右腕がマニピュレーターのままで、手持ち式のガトリング・ガンを装備した機体も確認されている。
プロペラントタンクはAMBAC作動肢としては殆ど機能せず、運動性は非常に低く、代替措置として両肩に球状のスラスターポッドを設置しているが、それでも通常のMSには遠く及ばなかった。
ただし直線のみの加速性能は非常に高く、MS-09Rリックドムに匹敵すると言われている。

デラーズ・フリートによって製造されたドラッツェは、宇宙世紀0083年に勃発したデラーズ紛争時に全機が投入され、様々な戦場で地球連邦軍と交戦しているが、特に目覚ましい戦果は残していない。
デラーズ紛争終結後、アクシズ先遣艦隊によって回収され、小惑星アクシズへと落ち延びた機体もあり、宇宙世紀0087年にジオン公国残党組織アクシズが、その拠点である小惑星アクシズとともに地球圏に帰還した際には、グレーに塗装された本機が哨戒飛行している姿が確認された。
更に、宇宙世紀0096年になっても通称「袖付き」と呼ばれるネオ・ジオン残党軍に使用され続けていた機体もあり、紫に再塗装され、袖付きの装飾が施されたドラッツェが、袖付きの拠点であるパラオの防衛戦力として稼動していたことが確認されている。
[BACK]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[グループ][ナビ]
[HPリング]
[管理]

無料HPエムペ!