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devilfish impact



あのクソマリモ。
また訳の分からないモンを置いていきやがって。
今度はタコだぁ?
しかも俺になつく様にしてあるとか何とか。
どうやら俺のパンツでなつかせたらしいが、辰馬の野郎いつの間にくすねやがった。
確かに洗濯物にパンツが1枚無くて不思議に思ったが、ゴチャゴチャしてる際にゴミ箱に捨てたと思っていたけど。

このタコ8匹の飯は塩水と人間の飯の残飯を少しで良いそうだ。
1日に何度か霧吹きで潤わせた方が良いらしい。面倒くせぇな…。
名前を呼ぶとちゃんと反応して前進してくるので、その辺の躾はなっているようである。
他のタコよりも少し大きなタコ八以外は個体認識が分からず油性マッキーで順に番号を書いてやった。

神楽に2匹、新八と俺で3匹ずつ、と配分を決めて観察日記を付ける。
タコ六、七、八と俺が請け負ったが、タコ八は俺の頭、六と七は肩を定位置としやがる。
お陰で頭が幾分か重い。
新八も同じようであったが、上手くやっていて3匹に掃除を仕込んでいた。
神楽は自分の手下として使い、合図で墨を吐き出させる様にさせていた。
俺も何かやるか、と思ったが特に無い。
たこはちと筆談で多少話す程度だった。

「タコ八、俺の似顔絵書けるか」

と芸を仕込んでみたが、俺の天パを更に酷くした絵を書かれてカチンと来てタコ八の脳天にチョップをしたら墨を吐かれた。

「でもタコが似顔絵を書く、っていうのは悪くないですよ」

露店で1枚500円でやってみたら意外と好評で食費を稼ぐには丁度良かった。
5日目にも露店に持っていこうとしたが、タコ八がに床に吸盤を張り付けて言葉無き反抗をしてきた。

「きっと疲れたんですよ」

新八が霧吹きでタコ一から八まで湿らせていると、タコ八が新八の足に絡み付いた。

「っんだよ!使えねぇ!」

タコ八にチョップを喰らわすと墨を吐かれた。
風呂に入らねばならなくなり、仕方なく休ませる事にしてやる。

「つーか新八担当のタコ共、黒くなってねぇか?」

新八が請け負うたこの3匹が何故か日に日に黒く変貌していく。

「姉上の卵焼きがクセになってるみたいで…気絶しながらも食べてるんです」

その内1匹はデカくなってきている。

「コイツには呪われた卵焼き以外の何か特別なモンでも食わせてんのか?」
「…いや…特に…変わった…ものは…。…成長期なんじゃないですか?」

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あきゅろす。
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