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M 色塗り準備編 1


では、線画が完成したという前提で、見学コースは進みます(笑)
実は時間の都合で、ちょっとペン入れの工程はズルしました。
勘の良い人は分かるかも知れませんね。
白い部分を透明に出来ればいいので、下書きをほぼそのまま線画にしちゃってます。

ま、そこは置いといて‥

ここからはメイキングの肝となる、色塗りの方法を紹介しますよ〜
今回の着色方法は
「色分け」から始めます。
別に配色を決定する、という意味ではアリマセンよ。
色を塗る範囲を色を使ってあらかじめ指定しちゃうってことです。
ん?
‥意味わかりにくいです?

色と表現するから分かりにくいですかね。
透明な部分は何も描けなくする機能を利用しますので、透明なレイヤを追加して、色を塗る範囲を先に何かで塗りつぶしておこう!ってことです。


「はだ」というレイヤを追加し、「重ねる」のままで肌に当たる部分をテキトーな色(今回は赤)で塗ってみました。
ハッキリと見える色なら、何でもいいですよ。
え?
ハミ出しまくり?
これでOKなんです。
線に沿って綺麗に塗ろうとすると、隙間に塗り残しが出来たりして美しく仕上がりません。
それでは第1章の乗算方式と変わらないのです。
上位レイヤが重なる部分は可能な限りハミ出してくださいね。

しっかり色を塗れたら、レイヤパネルにある謎の「Tボタン」に注目してください。


これを1回ポチっと押すと、Tの字にかかっているスラッシュのような棒がTの範囲に収まります。
これでスイッチONの状態です。



先ほども言いましたが、このTボタンの意味するところは‥
「透明な部分には一切の変化を許さない」スイッチです。
実際にやってみると分かりますが、さっき赤く塗った場所以外は、ペンによる描き込みも塗り潰しさえも、何も出来ません。
肌色で塗り潰してみましょうか。

さて、ここまでの理屈をキチっと理解できた絵師さんならば、おそらく容易に想像できると思いますが、この方式を利用すれば、明るい場所や影になる部分を塗り込むのが簡単ですよね?
ハミ出しを気にすることもありませんし、隣の色と混ざってしまうこともないのですから。
ま、それは色分けが全て終わってからにしましょうね。
どんどんレイヤを追加して、髪なら髪、服なら服と、塗る場所の数だけ色分けしていきます。

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