トビヘビ
・有隣目
・ナミヘビ科
・体長：最大1.2m
・生息地：南アジア〜東南アジア
空飛ぶ蛇として有名な
ナミヘビ科トビヘビ属に属する
蛇達のグループです。
まぁ勿論「空を飛ぶ」と言っても
他の「トビ〜」と名がつく動物達の
お約束通り「滑空」のことなのですが、
トビヘビはそうした他の滑空する動物
と違い、膜やら羽やらを持ちません。
見た目は完全に普通の蛇です。
細長くていかにも空気抵抗少なそうな
アレです。
でも飛びます。
では一体どうするのか。
実は彼ら、
滑空用のパーツを持たない代わりに、
肋骨を自由に動かす事ができます。
なので肋骨を拡げることで
体を
ちょっと扁平にし
空気抵抗を
ちょっと得るのです。
しかしそれだけでは
どうもまだ滑空するには頼りないです。
そこで彼らはそうした物足りない分を
己の技術で補います。
正確には体をグネグネうねらせることで
重心やら空気抵抗やらを調整して
滑空距離を稼ぎます。
その姿はあたかも宙を泳いでいる様で
中々に美しいものです。
まるで滑空とは思えない
どこか非現実的な雰囲気があり
なんだかファンシーな光景です。
ただ不自然過ぎて騙し絵を見てるような
気持ち悪さも若干あります。
まぁ生理的なキモさではないですが。
なにはともあれ、
他のトビ〜系動物が飛行膜に頼る中
膜無しで宙を舞う、そんな蛇です。
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