ハリオアマツバメ ・アマツバメ目 ・アマツバメ科 ・全長:最大21cm ・生息地:亜細亜〜オーストラリア東部 尾羽が尖っていることから 「針尾」という名を付けられた 比較的大きなアマツバメの仲間です。 「アマツバメ」は名に「──ツバメ」と 付きますが、見た目が似てるから そう名付けられただけで、分類的には そんなに近い仲間ではないそうです。 このハリオアマツバメ、 大小様々な規模の群で行動し 季節毎にアジア〜タスマニア辺りまで 移動するという極普通の渡り鳥ですが 実はある能力において 動物界のNo.1だったりします。 その能力とはズバリ 飛行能力(速度)です。 あれ? ハヤブサ は?と思う方も 何人かいらっしゃると思いますが ハヤブサが時速200kmだの300kmだので 動物最速と言われているのは 「急降下」時の速度で ハリオアマツバメが速いのは 「水平飛行」です。 なので「飛ぶのが速い」と言うならば 恐らくハリオアマツバメの方が 相応しいでしょう。 そんな彼らの「水平」飛行速度は およそ170km/hと言われています。 しかしこういった「速さ」の話は大抵 情報が古かったり、理論値だったり 単にガセだったり、非公式だったりで 情報元によってバラツキが激しいです。 なので170km/hというのも 「大体その辺」程度に受け取って下さい。 ちなみに動物界での 陸上最速がチーターの110Km/h 水中最速がバショウカジキの150Km/h 空中最速がハリオアマツバメの170Km/h となるので、水平移動に限れば ハリオアマツバメは 「最も速く飛ぶ動物」どころか 「最も速い動物」となります。 そして更に「生物」のうち ろくに動けるのは「動物」くらいなので もう1ランクアップして 「最も速い生物」とも言えます。 凄いです。 しかし同時にそんな肩書きを持ちながら この知名度という 少し可哀想な生き物でもあります。 戻る [グループ][ナビ] [HPリング] [管理] |