ポケモンたちと戯れている、イエローを眺める。
この光景もなかなか慣れてきたものだ。
楽しそうに、時折声を出して笑いながらポケモンたちと花か何かを摘んでいる。
何かは、分からないが。
ゆっくりと流れる時間の中でこんな風に過ごすのも悪くはない。
そう思えるようになったのも、イエローが、カイリューたちがいてくれたからだ
ろう。
ポケモン以外の誰かと過ごし、こんな事を考える自分など想像した事もなかった
。
相変わらず楽しそうに笑って、その度に、一つに結った長い髪を揺らしている。
「イエロー」
「何ですかー?」
名前を呼べば、こちらを向いて返してくれる。
イエローに向かって、手を伸ばした。
「ワタル?」
不思議そうな顔をして、俺の元に来て屈む。
風に靡いて、太陽の光を受けて目に眩しい長い髪。
思わず、触れた。
「ど、どうしたんですか?」
「…いや、」
いつもと変わらず、柔らかくさらさらと俺の手を流れる。
屈むイエローの頭頂に手を伸ばし一つに結っているヘアゴムを外す。
まとめていた髪がふわりと重力に逆らわず落ちてきた。
「ワタル、何してるんです、か…」
言い終わる前にそのままイエローを引き寄せた。
暖かい体温が広がっていく。
「…もう、本当にどうしたんですか?」
「触れたくなっただけだ」
「………っ、そう、ですか…」
表情を確認することは出来ないが、口調からするに顔でも赤くしている事だろう
。
もう少し、イエローを包む腕の力を強める。
「…いつまでこうしてる、つもりですか?」
「……もう少しだ」
「そうですか」
そうイエローは言い、俺の肩口に顔を埋め、背に手を回した。
俺だけでなく、イエローも同じ事を考えていればいい、なんて俺らしくない。
だが、もう少し、このままで。
◎あとがき
あっま!甘いよおおおリア充めえええ!!砂糖が精製されてるよおおお!!
ま、書いたの自分なんですけれどもね^p^
お題サイトさんを散策していた際、これはワタイエだ!<●><●>カッ となった結果文でしたー。
お借りしました:GODLESS(PCサイトさまです)
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