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……昔むかしの物語。


一人のお姫様がいました。

姫様は高い高いお城の…塔の一番上で毎夜眠りにつきます。

一人冷たい身を抱え──

章文:♂

…そして、時にその窓から遠くを眺めるのです。

──まるで娘を探す若者の様に──

……姫様はずっと待っているのです。白馬に乗った王子様を


:♀

自分の…運命の人を。




















しかし待てど暮らせど姫様が待ち望む運命の王子様はやってきませんでした。

それでも来る日も来る日も──姫様は待ち続けました。




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