MS-06J
陸戦型ザクU
セモベンテ隊仕様
GROUND TYPE ZAKUU
SEMOVENTE USE

頭頂高:17.5m
本体重量:56.2t
全備重量:74.5t
出力:976kw
推力:43,300kg
装甲材質:超硬スチール合金
主な搭乗者:フェデリコ・ツァリアーノ

武装
120mmザク・マシンガン
ヒート・ホーク

本機は、地球連邦軍が自軍のモビルスーツを配備する以前に、鹵獲したジオン公国軍のMSを機甲部隊に編入して創設された部隊のひとつである「セモベンテ隊」が運用していた陸戦型ザクU。
外観や武装などは変更せず、鹵獲した状態のまま使用していたが、敵からの傍受を防ぐため、通信機は連邦軍のものに変更されていた。
セモベンテ隊と同様に鹵獲ザクを装備した特殊部隊は他にも多数存在していたという。
これら部隊の使命は、ジオン公国軍に対してゲリラ戦を展開するだけでなく、自軍のMS配備を見据えて、連邦軍MS戦術を確立することもあった。
更に将来のMS部隊の指揮官育成を兼ねており、教導団的な性格も持っていたとされる。

セモベンテ隊は、陸戦型ザクU3機、61式戦車1輌からなる小隊を2個小隊分率いる形で構成されており、計6機のザクUと2輌の61式戦車を率いる隊長はフェデリコ・ツァリアーノ中佐。
ツァリアーノ中佐は、元戦車乗りで、粗暴な口調、左目の眼帯、傷跡の残った顔など、「ステレオタイプなチンピラ兵士の親玉」といった外見をしているが、冷静な戦略眼と確かな戦技を持った指揮官でもあった。
現在知られるセモベンテ隊の公式な戦果としては、宇宙世紀0079年4月29日の公国軍第128物資集積所襲撃、および同年5月9日の第67物資集積所襲撃がある。
セモベンテ隊は主に北米のアリゾナ砂漠を活動の拠点としており、友軍を装ってジオン公国軍の物資集積所を襲撃する戦術を基本としていた。
その際、ツァリアーノ中佐が自機の120mmザク・マシンガンを指して「こいつの120mm、あるか?」と聞いて油断を誘う。
宇宙世紀0079年5月9日の第67物資集積所襲撃の折、性能評価試験中だったジオン公国軍試作モビルタンクYMT-05ヒルドルブと遭遇し、激戦の末に相討ちという形で全滅した。
部隊名のセモベンテ(Semovente)とは、イタリア語で自走砲を意味する単語である。
[BACK]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[グループ][ナビ]
[HPリング]

無料HPエムペ!