MAXラブリー
うわっもうヤバい。
マヂ最高だってばよ。
テンションが……
テンションが〜!
シカマルたちに頼んでおいたアレが送られてきた。アレっていうのはある人物の写メのことで、ある人物っていうのは同じ学年のうちはサスケのこと。
「うわっ。やっぱめちゃめちゃ格好いいってばよ〜」
俺は携帯のスクリーンに写ったポーカーフェイスなサスケ画像を見て言った。サスケと話したことはないけれど、ずっと片想いで愛しの人。
「大好き…だってばよ」
俺に勇気はない。
告白する勇気は。
でも、愛はある。
「だぁー、サスケってばモテるし…ん?」
サスケのことでいっぱいだった俺は、メールにもうひとつ添付があるのに気付いた。慌てて受信ボックスを見直す。そこにはシカマルらしくないデコ文字があった。
[こんなヤツより俺らにしとけッ]
すぐに俺は、キバが隣にいるんだなって、笑った。笑いながら返事をする。
[ヤダ(*^m^*)俺ってばサスケのもの→笑]
そう。
俺のハートは
彼のもの。
end