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闇を跳ねる白兎。色香伴う夜色の眼は見る者全てを魅了して、無垢故の白肌は闇を受けても未だ尚白い。
其れは恰も彼の人の不可侵のようで、初見にして歪んだ歓喜に唇が震えた。




だからこそ、奴を前にした兎の不自然さに腹が騒ぐ。
奴を呼ぶ声も奴を映す瞳も、桃に染まる白磁も縋り付く様な小さな掌だって余りにらしくない。御前に似合うのは、もっと深くて暗い色の筈。
誇り高き狂気の種族に女の其の意は釣り合わねえ。理解出来ぬと言うのであれば教えようか、手前の住家は闇の中。光に白じゃあ目が眩むだろう?
闇に染まるな、光に埋まるな。風雅を悟らぬ此の世界に喰らい尽くされて仕舞う前に、速く速く。




(御前も俺の手に余るんだ。だからもう、欲しくない。)












080104



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